大学生、就活生に送る。新時代を生きるために必要な力。第四章 現代を生き抜くために。

第四章 現代を生き抜くために

1. 情報に価値は無い

 大変残念なお知らせだが、この手記を読んでも、どれだけ知識を得ても、あなたの人生は何も変わらない。行動しなければ何も変わらない。インターネットの普及によって、情報の価値は地の底に落ちている。無くてはならないものだが、水と同じである。蛇口をひねるより簡単に情報は手に入れることができる。


2. アイデアにも価値は無い

 ビジネスのことを勉強すると、「こんなビジネスをやれば儲かるんじゃないか」と、色々アイデアが浮かんで、自分はセンスがあるんじゃないかと思うかもしれない。でも残念ながら、あなたは凡人である。たぶん同じアイデアを100万人くらいの人が思いついている。思いついてもやっていないだけだ。逆に、誰でも思いつくということは、実行さえすれば、おおかた成功するし、上手くいかないときは蛇口をひねって必要な情報を仕入れれば良い。

 実際に、僕が思いついたアイデアと同じことをホリエモンが提案していたことが三回くらいある。それは僕が天才なわけでも、ホリエモン並みの知識があるわけでも、決してない。ただ単純に、時代のニーズ、SNSやYouTubeでのマーケティング、サブスクリプションによる収益化という勝ちやすいポイントを抑えると、同じような答えにたどり着くのである。

 ついでにもう一つ残念なお知らせだが、行動しても、辞めたら意味がない、続けなければ意味がない。生きている限り挑戦し続けなければならない。嫌なことや、やりたくないことはさっさと辞めていい。しかし、自分が本当にやりたいことは、失敗しても再挑戦し、結果が出るまでやらなければ、最初から何も始めてないのと同じである。


3.時代のニーズを把握しろ

 第二章でも述べたが、まず誰の役にも立たないことをしても、何の意味もない。そしてあえて難しいことをする必要もない。例えば倒産寸前の会社を死ぬほど努力してギリギリ存続させたって大して価値は無い、それより、現代のニーズに合う事業で圧倒的な成果を出すことに大きな価値がある。

 では、現代のニーズとは何だろう。それを知るには、過去のニーズから考える必要がある。まず、戦時中や戦後間もないころに人々が求めていたものは、当然生きていくこと、つまり食べ物である。そこから、段々と国が豊かになり人々は生活の豊かさ、そして便利さを求めるようになっていく。すなわちものである。そして、現代は、安くておいしい食べ物が溢れかえり、生活に必要な高性能な家電なども安く買える。松下幸之助さんの「生産者の使命は、貧困をなくすために、生活物資を、水道の水のごとく無尽蔵たらしめることだ」という言葉は有名だが、第二章のアルバイトの話からも分かる通り、松下さんの野望はおおかた達成されている。第1~3次の産業革命は、特定の不便を解消するものだったが、第四次産業革命では、テクノロジー先行で、どんな不便が解消されるかは、未知数らしい。それほどに、すでに現代は便利で豊かなのである。

 こんなにも平和で不自由もなく便利なものが溢れかえっている社会なのに、日本の幸福度は他の先進国に比べて低いのはなぜだろうか。人々は何を求めているのだろうか。

 それは、『心の豊かさ』である。

 心の豊かさとは、元気や感動、そして自分の存在価値である。それらを生むのは、体験である。例えば、スターバックスのビジネスモデルは、コーヒーを売るものではない。スター
バックスエクスペリエンス、つまりスターバックスを通しての体験を売るモデルである。他にもディズニーランドは日本が縮小マーケット(人口減少)であるにも関わらず、毎年売り上げを伸ばし続け、リピート率は驚異の98%を誇る(ここまでくるとマーケティングにほとんど力を入れなくてよいため、ブランディングが無双状態になる)。

 また、スターバックスとディズニーランドに関して述べると、熱狂的なファンからアルバイトスタッフが生まれるため、スタッフのモチベーションが高く、賃金の平衡により安く雇うことができる。これは、現代の若者が、働くことの価値を、お金ではなく自分の好きな会社に貢献しているという、体験に見い出しているからである。

 他にも、最近の車のCMを思い出してみてほしい。昔のように、車の性能の良さをうたうCMは少なく、家族でキャンプなど遊んでいるところを演出したものが多くなっている。これも、心の豊かさを売っていると言える。

4. 大衆は常に間違える

 第三章で集合の誤謬に関して説明した通り、人間は目先の利益のために、結果的に互いの足を引っ張り、全体として損をするというマヌケな生き物である。

 性悪説という言葉をご存じだろうか。これは実は、「人は生まれつき悪である」という意味ではない。本来は、「人は生まれつき弱いが、学問によって善を獲得できる」という考えである。つまり、わかりやすく言うと「人は生まれつきバカだけど、ちゃんと正しい知識を身に着ければそれを踏まえて合理的に行動できる」ということだ。


5. 他人の真似をするな

 ビジネスにおいて成功しているモデルを真似(ベンチマーク)するのは鉄板だから、成功者の真似はどんどんしたほうが良い。しかし、何となく周りがこうだから、とかみんなやっているから、という理由で同じ行動をとるのはバカの極みであり、思考停止が生む破滅の入り口である。なぜなら、大衆は常に間違えるからである。

 ちなみに、なぜ大衆は常に間違えるかというと、99%の人は自ら学ぼうとせず、思考停止しているが、その人たちが時代を先行くリーダーたちのやっていることを理解するのは、完全に先行者利益が無くなった後、だからである。

 例えばビットコインがいい例だ。バカな一般人はビットコインが儲かると聞くと、何の考えもなしに宝くじ感覚でビットコインを買ったりする。当然、何の知識もない人にそんな話が伝わるのは、先駆者たちが先行者利益を吸い取った後で、そんなときに買ってもほとんど利益は出ない。ビットコインは、その90%を、全体の1%の人が所有しているそうだ。つまり、この1%の人が一斉にビットコインを売却してしまったら、ビットコイン所有者のうち99%の人の持つビットコインの価値が、十分の一になってしまうということだ。それを、ラストデイと呼ぶらしい(なんかかっちょいい)。しかも、バカな一般市民が、儲かるという情報につられてビットコインを購入してくれれば、価値が上がり、1%人たちにとって得になるわけだ。

 そして、就活にも同じことが言える。そもそも就活に関しては、大学の力を借りず、みな自分でエントリーシートを提出し、スケジュールを組み、説明会や面接に行くというかなり面倒なことを数十社こなして内定を勝ち取っていく。それはかなり行動力のいることだと思うが、なぜ、就活はやるのに発信や起業を恐れるのだろうか。その答えは、みんなもやっているから自分もやるのが当たり前、と思っているからである。つまり、自分の人生の選択を他人にゆだねているのだ。自らの意思で起業や発信をした場合、それが失敗した時に笑われるのを恐れている。そして、それを恐れて、大衆に従った愚か者は、自ら行動した人の成功を妬み、失敗を笑う。それは、おのれの未熟さのために自分の人生を生きることができない哀れさを、正当化し、道連れにしようとする。

 何度も言うが、就職が悪いと言っているわけではない。自分の人生は自分で決めろと言いたいのだ。そして、それができる時代なのである。


6. 間違いにしか価値は無い

 何が言いたいかというと、つまり、正解を出すのは機械がやってくれるから、人間はたくさん間違えていこうということだ。多分電卓より暗算が早い人はいないし、AIよりはやく大量の情報から最適解を導き出せる人もいない。つまり、人間が他の動物より優れており、その特徴の最たるものである知能でさえ、価値を無くしてしまったのである。

 しかし、幸いなことに、人間は不完全な生き物である。電卓が計算を間違うことはないが、人間はいつも簡単なミスをする。そんな、人間の不完全さこそが、人間の価値である。人間味という言葉が適切だろう。

 人はなぜ絵を描くのだろうか、そしてなぜ絵画に心を奪われるのだろう。写真よりも現実に近い絵など存在しない。つまり、人間の生み出す不完全さこそが、人の心を動かすのである。

 そして、これから、あなたは様々なことに挑戦していくことになるかもしれないが、その時に直面する壁はあなたに人間としての価値があることを証明してくれる。ただ、壁を超えるまでその先の世界は見えてこない。


7. AIと戦うな

 もっとAIが普及していくと、ベーシックインカムが導入される。これは、AIによって生産性が爆発的に向上した社会で、国民の全員に一定額のお金が支給されるという制度だ。金額は大体月7万円程度になると予想されている。つまり、働かなくていい人は働かないでください。ということだ。そうなった社会では人間としての価値のある人にしか働くことはできない。ベーシックインカムが導入されるのはそう遠い未来ではない。テクノロジーの進化はだれにも止められない。人間は変化を恐れる生物だが、変化を恐れてはいけない。正しい知識があれば何も恐れる必要はない。そして、インターネットの普及により正しい知識が得られるようになり、洗脳教育から解き放たれる人は少しずつ増えている。あなたはどちらになるか、選択することができる。しかしいつの時代も、思考停止し、変化を恐れる大多数が、新しい時代を作り出すごく少数のリーダーたちの足を引っ張ってきたことを肝に銘じておかなければならない。

 逆に、AIに代替されない職業の代表がサービス業である。食べ物にも価値が無くなっているので、スナックのような店の需要が高まるだろう。例えドラえもんの様なロボットと会話できるようになっても、ロボットと話しているという感覚は無くならないだろう。人は人とのつながりを求めている。そして、Amazon goの様なテクノロジーにより単純作業は必要なくなって、態度の悪いコンビニ店員と顔を合わせる必要は無くなり、本当に素晴らしいサービスによって人に愛されるサービスパーソンのみが求められる。


8. 辛い仕事はするな

 冒頭でも述べたが、人間は仕事をするために生きているのではない。仕事は生きていくための手段に過ぎない。日本には仕事は辛くて当然、そして辛いことから逃げてはいけないという謎の風習がある。これは、古くから国を統治するために儒教思想が用いられてきたことなどに由来する。また、バブルの時代、多くの人々の求める価値はお金を稼ぐことであり、働いたらその分高い給料がもらえた。そのため、上司のいびりなどは大した問題にならなかった。しかし、経済が停滞した現代では、上司にいびられても働いた分だけ給料が上がるというわけではないので、相当ストレスがたまる。

 前に現在人々の求めているものは心の豊かさであると述べたが、仕事にも自分の存在意義や、やりがいを求めているのである。それなのに、バブルを生きその時代に取り残された古い人間たちが若者に自分たちの間違った思想を押し付けるのである。

 そして、仕事は辞めてはいけない、働かなくてはいけない、さらには正社員にならないといけないという考えはすべて間違っている。他人が人の生き方に指図する権限はない。フリーターやニートに否定的な考えを持つ人は多いが、それも余計なお世話である。その人たちはその貧しい眼鏡を通してしか世界を見られないのだ。例えば、大金持ちの子供で一生働かないで暮らす人もいるのだ。親のすねをかじって何が悪い。親が死んだらどうするなど、死ぬ前から考えても意味がない。正社員でも、病気や事故で職を失ったり、リストラや会社の倒産で職を失ったりする可能性は十分にあるのだ。それぞれが自分なりに楽しく生きて行ければそれでいいのだ。

 そして、辛い仕事、嫌な仕事をしてはいけない最大の理由は、賃金が最適化されないからである。例えば、介護士は人手不足な上に賃金が低いと嘆かれることが多いが、それを嘆くのはおかしい。辛いなら辞めればいい。辞めないから賃金が上がらないのだ。辛い辛いと言いながらも働く人が多いから、賃金が低いままなのである、そして、人手不足というのは、給料のわりに働かされていると思うからそう感じるのである。そして辛いと感じる人が全員辞めて人が少なくなったら介護用ロボットの導入が進み、そうなると人が減った分だけ人件費が下がるだけでなく、ロボットの開発も進んでどんどん優れた設備が導入される。これを最適化という、当然、残る介護士は優秀で、さらに賃金も上がるだろう。


9. 好きなことを極めろ

 当たり前の話かもしれないが、僕は好きなことをやっている時が最も楽しいと感じるし、充実していると感じる。つまり僕にとっての生きる意味は、好きなことを極めることなのである。これは、ほかの人にも当てはまるのではないか。そして、ぼくはそのために無駄なことはあまりやらないことにしている。例えば、テレビドラマや映画を観ること、スマホでゲームや他人の投稿を見ることだ。もちろん、それらは僕に必要ないだけで、これらが好きな人はそれをやればよい。テレビドラマに関しては、中学の時くらいまでは観ていたが、観ても一年もたてば内容は忘れているし、無駄に時間を消費している感じがしたのでやめた。スマホゲームよりもテレビゲームやDSとかの方が面白いと思うのでスマホゲームはやらない。漫画やアニメも元々は好きだが、時間がもったいないと思うようになってからはほとんど観なくなった。ビジネスのことを勉強し始めてからは、暇なときはキングコング西野さんのオンラインサロン記事を見たり、ホリエモンの有料メルマガを読んだり、YouTubeや本で情報収集することが多くなった。もちろんそれが楽しいからやっているわけだが、ずっと勉強していると疲れるので、普通にそれいがいのYouTubeやアニメを観ることもあるが。

 そしてこれは仕事でも同じである。ぼくは大学一年の時、アルバイトを始めることにしたのだが、時給800円とかで働くのが馬鹿らしいと思っていたので、中学の時からやってみたいと思っていたレストランのホールをやることにした。自分のやりたいことを仕事にすれば、仕事をしている時間にも価値が生まれる。やりたいことがないという人は見つけ方を第七章に書くので参考にしてほしい。あなたの人生の時間はあなたのためにある。だからあなたには好きなことだけして生きていく権利がある。ついでにそこで手に入れた能力や過程を人の役に立てることができれば、それだけで生きていくこともできる。僕は普段から普通の人よりかなり色々なことを考えているし、自分の好奇心を満たすために様々なことを調べている。くわえてよくしゃべるし、おせっかいだ。だからこの手記を書いている、誰のためでもない、自分のために書いている。誰にも書いてくれと言われていないが、この手記を読めば誰かを救うことができるのではないかと勝手に考えて書いている。結構大変な作業で、すでに数日かかっているが、自分が好きでやっているので普通に楽しい。仕事にもこういう感覚が必要なのだ。


10. 発信しろ

 人間の価値は人間であることであると述べたが、その価値は人に伝わって始めて発揮される。人は一人では生きていけないことを理解しなくてはならない。第三章でも述べたが、SNSによって誰でも簡単に発信できる社会になった。発信をしないということは、人とのつながりを放棄するということだ。社会というものは、人がお互いに助け合って成り立っている。発信を軽んじれば、当然社会の恩恵を受けることは難しくなる。

 発信するうえで踏まえておかなければならないのが、あなたの知り合いに伝えるのではなく、あなたを知らない、でもあなたと同じ価値観を持っている人に伝えるのだ。世界中か日本中か分からないが、どこかにいる同じ趣味や価値観を持った人と情報を共有するのだ。そうすると、あなたの情報に価値が生まれる。あなたのオフラインの知り合いは、あなたのことに興味はないだろう。しかし、オンラインで共通の価値観を通してであったひとは、あなたの持っている情報に興味があるのだ。その人に向けて発信しろ。そしてコミュニティを形成しろ。

 例えば例を挙げると、釣りが趣味だったとすると、簡単なのは釣れた魚を写真で投稿することだ。釣りは、その年によって釣れる時期や場所に差がある。そのため、その地域の釣り人にとって釣果情報は有益な情報と言える。最近は具体的な釣り場のSNSへの情報公開は場荒れへの警戒からタブー視される場合もあるが、逆にこれを利用して、具体的な情報を有料で販売してしまえばよい。情報に価値は無いと述べたが、この場合は、その情報によって魚を釣ることができるので、結果的に体験を販売したことになり、時代のニーズに沿ったものになる。すぐにマネタイズしなくても、単純に趣味の延長というか、自慢するだけのために投稿をつづけて、フォロワーが増えたら釣り人が集まるようなバーを開くなどすればよいのではないか。フォロワーを増やすテクニックなどはネットで調べれば簡単に出てくるのでそれを参考にすればよい。そうしてフォロワーを増やすことは、マーケティングの経験にもなるので、その後の人生にもかなり役に立つ。実際、ぼくはパスタの写真をインスタグラムに投稿して、1000人くらいフォロワーのフォロワーを獲得した。当時はビジネスやマーケティングの知識が全くなかったが、それをやってみて、やはり写真のみだと情報の価値がほとんどないので、レシピを公開したり、動画で作り方を説明したりすることが必要だと気付くことができた。いつか、パスタのインスタグラムの力を入れて実験したいと思っているので、その時はツイッターで報告すると思う。

 そして、現代において最強の発信ツールが、YouTubeである。YouTubeで発信しろと言われると、ユーチューバーになれと言われていると勘違いするかもしれないが、少し違う。ユーチューバーを、様々エンタメを発信して広告収益を得る人たちと一般的に定義すると、YouTubeを使って趣味に関することを発信することはユーチューバーとは少し違う。広告収益は目指さなくてよい。ツイッターに関して述べたように、あなたの好きなことを発信して、それによりあなたのファンを増やしてコミュニティを形成することを目的にすべきである。もしコミュニティ形成に成功したのなら、あなたはもう人生において食べ物に困ることはない。何らかの形でマネタイズできる。SNSやYouTubeを利用する利点の最たるは、ノーリスクでマーケティングが完了してしまうことだ。飲食店をやったり起業したりしたとき、最も大きな障壁となるのは、いつもマーケティングの問題である。しかし、SNSやYouTubeで顧客のコミュニティが完成していれば、商売において最も難関であるはずのマーケティングが必要ないのだ。

 しかし、YouTubeを進めると大体難色を示される。まあ、大前提として、「でも」という言葉を使う人に成長はないし、この先の人生が好転することもないので、やったほうがよさそうと思ったことは考える前にやってみることが最も大切である。しかし、僕ら20代でも周りにYouTubeをやっている人は少ないし、よくわからないものに手を出すことは怖いというのは分らんでもないので、YouTubeを進めたときによく聞かれる、「でも」にかんして回答しておこう。

① 編集問題

まず一番大変なのは編集だろう。編集ソフトは安いものもあるので大した問題ではないが、編集のやり方はどうしていいか分からないだろうし、時間もかかる。しかしこれは、外注してしまえば良い。クラウドワークス等で外注すると、カット以外のテロップやBGMを入れる作業だけなら数千円程度でやってもらえるというから驚きだ。なので、カットのみ自分でやってしまって、あとは外注というのが良いのではないだろうか。実際にぼくは外注したことはないので、詳しくは自分で調べていただきたい。また、これからはYouTubeで発信する個人や企業がどんどん増えて行くと予想されるので、動画編集者の需要が高まり、技術はあがっていき、価格は安くなっていくはずなので、動画だけを撮りためておくということもお勧めしている。また、撮りためた動画を簡単に編集して試験的にYouTubeや各種SNSに投稿してみるのもよいだろう。

② ストーカー怖い問題

 まず前提として、なんで人気出る前提なんですか。といいたいところである。正直、YouTubeの登録者が千人~数万人いる人なんて数えきれないほどいるし、個人情報をしっかり管理すればよいだけの話である。また、アイドル性で売らない、視聴者と実際に接触をしない等、対策はいくらでも取れる。すなわち、ただの被害妄想であり、普段の生活の中でストーカーを恐れて他人との接触を避けることはないのに、SNSでの発信においてそれを恐れるのは杞憂である。オフラインでもオンラインでも個人情報の管理を適切にすることは当たり前である。

③ カメラの前で喋れません問題

これは、慣れである。YouTubeで人気の人でも、初期の動画なんてみんな下手くそだ。動画編集もしかり、たくさん動画を作る過程で上達すればよいだろう。逆に、この障壁のおかげで先行者利益をえやすいとポジティブに考えるべきだ。

④ 顔出し問題

顔出しはできればしたほうが信頼を得やすいのだが、嫌なら無理にする必要はない。マスクやサングラスを着用してもよいのではないだろうか。慣れて来たら顔出ししてもよいと思う。ただ、YouTubeでは視聴者から見た印象はとても大切なので、動画の内容に対してイメージを悪くするようなビジュアルは良くないだろう。


 さて、ここまで丁寧に解説してきたが、もっと細かいやり方はネットやYouTubeで教えてくれる人がたくさんいるので、自分なりに調べてみるとよい。ぜひ、あなたも今から発信をして、時代を先取りしよう。

第五章に続く。

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