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猫の映画を見ました。

最新作のレビューでもなんでもありません。最近AmazonPrimeで映画づいています。

せっかくなら猫侍以外も見ようと探しました。

「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」

タイトルは以前から知っていました。実話であり、この映画に出演した猫のボブが亡くなったニュースも以前にネットで読みました。

丸くて堂々とした風格の茶トラ猫でした。思っていたより活発で可愛かったですね。虹の橋を渡ったのは、2020年の6月。少なくとも14歳以上だったということなので、それなりに往生したのでしょうが、思い出すとなんだか泣きそうになってしまいます。よその子なのに、変ですね。

映画は2作出ています。日本ではまだ1作目しか公開されていないのかな?よくわかりませんが、とりあえず、1作目だけ見ました。

イギリスで人気のハイタッチする猫ということは知っていたので、ほのぼのとした話を想像していました。しかし、内容は社会派のドラマでした。

まずボブの飼い主が薬物依存症。たまたま猫に懐かれて励まされてそこから抜け出すことができたのです。

薬物治療については小説でいくつか読んだことがあります。どれも壮絶で生々しいものでした。この映画ではそんなに長く薬物の描写があるわけではありません。しかし、友達が薬物で倒れて死んだり、部屋の中で苦しむ飼い主を猫がじっと見ていたりと描写がとてもリアルに感じました。

ボブのために生きようとしているのか、ボブが死なせなかったのか。いわゆるタレント猫でないボブがネズミを追いかけたり、台所のシンクの上にちょこんと座っているのも本物の猫と人の暮らしを感じました。実話だから当然と言えば当然です。

1作目は幸せのハイタッチというタイトルですが、ハイタッチするシーンは覚えていません。ただ、人間の肩にはよく乗っていた印象です。原作を書いた飼い主のジェイムズ・ボウエンさんはカメオ出演されたそうなのですが、そのシーンもわかりませんでした。ボウエンさんの手を使えば、ハイタッチのシーンはたくさん撮れたのではないかと思うのですが、無理に撮影した感じがなく、素のままのボブを撮られていた(と感じた)ところが良かったです。撮影はボブの負担にならなかったと信じたいです。

淡々と青年の人生が流れていく感じの映画です。一番印象深かったのは、ストリート・ミュージシャンの彼が貴重なライブが終わった後に、ボブの姿が見えないことばかり気にしていたところです。探したけれどどうしてもボブが見つからず、日にちが経ってからボブが帰ってくるんです。心細くて生きた心地がしなかっただろうなと身につまされました。

うちも平屋の一軒家なので、飼っている三毛のセミ猫がたまに姿を隠して呼んでも来ないことがあります。寒い思いをしてないかなと不安になりますが、そんな人間の心配も知らぬげにお腹が空いたらひょっこり姿を現すんですよね。ただ、必ずいつものご飯の時間に現れるというわけではないので、それが不安を煽るのです。ごはんの時間なのにどうして出てこないの?って。

1人の青年の人生が垣間見える素敵な映画でした。特に奇抜な演出もなく、とある青年のとある人生、その隣に猫が、いやその肩に猫がいつもどっかり乗っかっていたという映画でした。

「ねことじいちゃん」

ねことごはんが出てくる映画でした。私のブログのタイトルはこの映画から発想したわけじゃないですよ。知らなかったので。

2年前に妻に先立たれた高齢男性(立川志の輔さん)が、近所の若い女の人(柴咲コウさん)に料理を習ったりして、猫を飼って日々幸せに暮らすという映画です。

たくさんの種類の猫と立川志の輔さんの演技が見られるというのが楽しみな映画です。落ち着いて見られます。

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