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”事故”に関するシャレにならない映画  二作

「事故物件 怖い間取り」

ホラー映画でした。映画館にホラー映画を見に行ったことはなく、テレビの金曜ロードショーの番組などでも、ホラー映画を見ようとしたことはほぼありません。子どもの頃、とても有名な殺戮映画が流行ったのですが、それを見にいって周りに話を合わせようとは思いませんでした。

amazon Prime Video会員登録をしている必要がありますが、ネットさえ繋がっていれば定額サービスで映画が見られるなんて良い時代になりました。

これまで興味のなかったような映画を見るようになったのも、便利な時代の功罪です。

【あらすじ】

亀梨和也さん演じるヤマノヤマメさんは、お笑い芸人です。二人でコンビを組んでいましたが、相方(瀬戸康史さん)が構成作家になるというので、コンビの解消をすることになりました。しかし、ヤマノはこれまで自分でネタを書いたこともなく、途方に暮れてしまいます。
そこで持ち上がったのがかつて殺人事件のあった「事故物件」住みます芸人としてのテレビ出演でした。彼自身霊感がなく当初は大したことには考えていませんでしたが、テレビ局に何か画になる映像を撮ってきてくれと言われ、霊感のある知り合いのスタッフの女の子や元相方を巻き込んで、何とか心霊現象の画を撮ろうと奮闘します。しかし、その女性は霊感が強すぎて心霊現象に耐えられず、元相方は父親が倒れて実家の工場を継ぐことになり、業界を離れ、ヤマノはその物件に取り残され、最悪の心霊現象を経験するのです。

【感想】

怖いものが苦手な私でも筋立てがそれなりにしっかりしていたので、最後まで見られないことはありませんでした。息もつかせず心霊現象が巻き起こるということはありません。ただ、静まりかえった部屋に突如現れる心霊現象や悲しく醜い殺人事件の話を聞くと、二度見る勇気はないです。

「ボン・ボヤージュ ~家族旅行は大暴走~(吹替版)」

痛快なコメディー映画といってよいのでしょうか。現実感のなりあまりのありえなさに一種清々しいものを感じます。欧米式のジョークもあるので、そういうのがどうしても許せないという方には向かないかもしれません。

【あらすじ】

外科医の夫、精神科医の妻、夫の父(おじいちゃん、医師)、子ども、妹?親戚?で車で夏休みにドライブ旅行に出かけることになりました。夫の自慢の新車の車です。しかし、ドライブに出かけてすぐに車が故障してブレーキが利かなくなります。それからずっと時速160Kmでドライブです。その中で妊婦の妻はイライラと舅や夫に対する不満を爆発させます。夫は車が故障した中運転に気を取られ、おまけに、車の販売会社に連絡しても話が通じず、さらに患者家族から緊急の電話までかかってきて、てんやわんやです。
そして、一人の運転も限界がきて、父親になんとか運転を代わってくれるよう説得します。
そのおじいちゃんが運転を代わってからがさらに大パニックで、警察の先導バイクは車の故障を信じてくれず、暴走の常習犯とみなそうとします。妊婦も作り物といって拳銃まで向けてきて、妻がキレて車のドアを全開にして腹を丸出しにして撃てるものなら撃ってみろと怒鳴ります。そして、警察はようやく信じ、その中でおじいちゃんはもう死ぬかもしれないとこれまでの自分の不始末を白状します。新車の車を持ち出して190Kmで走行したこと、トイレがつまらせたことを言えず、水漏れさせてしまったこと、命の危険の際にみなそんなことは構っていられないのですが、あまりの話にちょっと聞き入ってしまいます。

【感想】
最後はなんとか無事に命が助かりますが、時速160Kmで走行しながらそんな悠長な話ができるのがありえませんよね。車のブレーキが故障するなんてこと本当にありそうで怖いですよね。昔はサイドブレーキなど二重にブレーキをかけられたそうなのですが、今のAT車はどうなのでしょう。
旅行に出かける際に、家族で喧嘩になってしまうなんてことも結構ありませんか。うちは、みんな気が強かったので、子供の頃は買い物に行くにも車の中でしょっちゅう喧嘩になっていました。だから、余計に留守番すると意地をはっていたせいか、家の中で何もしないで過ごすのに慣れています。
とても親近感を覚える映画でしたが、それにしてもやっぱりありえないよなという映画でした。

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