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SMARTな目標設定

こんにちは!

今回は、次回の目標設定の効果を踏まえたうえで
SMARTを意識した目標の立て方ということで、前回の記事を踏まえ
より効果的な目標の立て方をまとめていければと思います。

良ければ、前回の記事も一読いただければと思います。

SMARTってなんの略?

目標設定において重要だとされているSMARTは
英単語の頭文字で形成されており、内容としては、

Specific(具体的な)
Mesureable(測定可能な)
Aggressive(挑戦的)
Relevant(関連性)
Time-bound(期限)

とされています。

順にまとめた後に、自身の2023の目標をまとめていければと思います。

Specific(具体的な)

具体的な、ということに関しては言葉の通りですが
目標を立てる際には、案外難しい部分なのではないのかと感じます。

例えば

「いい指導者になりたい」

というのは、一見いい目標のように感じますが
何をもって「いい指導者」とするのかなどが
抽象的で評価をするのが、かなり難しいのではないかと思います。

個人的に、このことは
研究でも中々通じるところがあるなと感じています。

研究においても、自身が調べたいと思うこと(RQ=リサーチクエッション)が、抽象的になってしまっていて、中々どのように研究を進めていくべきかということが鮮明にならないということと非常に、似ているように感じます。

まずは、頭にポッと浮かんだ抽象的なことを具体的に変換して行く作業が、いい目標設定には重要になるのではないでしょうか。

抽象的なものを具体的に変換していくには、M(測定可能な)以降の内容を踏まえた目標設定がより重要になるように感じます。

Mesureable(測定可能な)

効率的で有効性の高い目標管理を実施するためには、測定できる目標であることが必要だとされています。

個人的には、このMがかなり苦戦する印象です。

先ほどのSで述べた抽象的な目標の例の

「いい指導者になる」

という目標を
測定できる目標に変換するためにはどのように変換すればいいのか

ということを考えると、中々難しいのではないかと思います。

もちろん、個人によって「いい指導者」の定義も異なるので、正解はないとは思いますが

「いい指導者」=選手とよく会話をする指導者という認識の場合は

選手と月一回、最低30分の個別面談を実施し、選手とコミュニケーションをとる時間を設ける

といったような目標が適切になるのではないでしょうか。

また、測定可能な目標に置き換えることができない場合は、そもそもの目標が適切ではない可能性もあるということを念頭に置いておくことも大切だと思います。

Aggressive(挑戦的)

Aに、関しては
前回の記事でもまとめているように
110%を目標にすることが好ましいのではないかと思います。

Mをしっかりと踏まえた目標を立てることができていればある程度、110%を意識した目標を設定することは容易になるのではないかと思います。
(そのためにも、Mを意識した目標を設定することは重要)

Relevant(関連性)

・目標を達成した先には何があるのか
・何のために目標を達成するのか

といったように、これまでのS・M・Aを踏まえた目標が結果的にどのようなものと関連しているのかということを意識することが大切だということでRも重要だとされています。

関連するものに関しては、ある程度抽象的なものでもいいように感じます。

「いい指導者になる」

という目標に対して
個人個人が考える様々な「いい指導者」というものはあるかとは思いますが

まずは、Mであげた例のようにコミュニケーションにフォーカスし

選手と月一回、最低30分の個別面談を実施し、選手とコミュニケーションをとる時間を設ける

といった目標をたて
その目標の関連先として「いい指導者になる」

というイメージを持つことが重要なのではないでしょうか。

Time-bound(期限)

最後は、当たり前ですが期限を決めることです。

期限なしでいつか達成できるかなという目標を立てたとしても、
それは、効果的な目標設定にはなりえないのではないでしょうか。

2023の目標を立てるのであれば
2023内で、達成する目標をまずは決め、それに対してどのような段階で(3月までに、8月までにといったような段階ごとにも期限を決める)目標を設定していくことが非常に重要になると思います。

コーチ研修会でも、SMARTは重要?

以前、JSPOのコーチ資格の共通科目のアシスタントをさせていただいたことがあります。

その中で
コーチとしての目標設定

という課題があり
SMARTをかなり意識しなければならないような課題でした。

参加者の皆さんもかなり苦戦しており、特にMに苦戦している印象を受けました。

皆様が、コーチ資格の取得を目指しているかは、わかりませんが
目標を設定する際に、SMARTを意識するトレーニングを積んでおくことは、効果的な目標を設定できるだけでなく、いろいろな場面で応用可能なのではないかと思います。

自身の目標を例に

前回と今回で、目標設定について色々とまとめてきました。

そこで、最後に
自分自身の2023の目標を前回と今回のまとめに基づいて設定していければと思います。

自身の2023に成し遂げたい目標

個人的に達成したい目標は、色々とありますが

コーチング

ということを中心に考えた場合
2023のうちに、コーチ資格1を取得したいと考えています。

修士を修了した後に、まだどのような進路を歩むのかということは確定してはいないものの、ハンドボールには関わりたいと思っています。

その際にある種の証明となるようなコーチ資格をまずは取得したい。個人的には、取得していないのであれば指導に携わるべきではないとも感じています。

コーチ資格の制度について自身の理解がまだ乏しいということもありますが、まずはコーチ1を取得し、ステップアップしていければと思っています。

そのファーストステップとしてまずは
コーチ1を2023年中に取得したいと思います。

また、コーチ資格1を取得するためには、共通科目1とハンドボール専門科目20Hが必要となります。

そこで、共通科目1を取得するために、現在受講受付が行われている冬季講座に申し込みが完了し、2/25までに受講テストを受験し、合格するということが当面の目標です。

その後
ハンドボールの専門科目を2023のうちに受講し、コーチ1の資格を取得しようと考えています。

SMARTを踏まることができているのか

コーチングを行っていく身として、しっかりとした段階を踏んで資格を取得し、そのためにまずは再初期にあたるコーチ1からということで、S(具体性)とR(関連性)は踏まえることができているのではないかと思います。

また、共通科目1は、2/25まで、ハンドボールの専門科目も2023に開催されるものに参加し、資格取得は2023年中にということで、T(期限)に関してもクリアできているのではないでしょうか。

また、現在は申し込み段階なので、具体的な書籍や講義は手元にありませんが、テキストや講義が手に入り次第、2/25までに最終課題を提出するということを前提にして、逆算し、M(測定可能性)を踏まえて、具体的にいつまでにどれくらいのところまですすめておくのかといったスケジュールを立てていきたいと思います。

Aに関しても、自分自身では挑戦的な目標であるように感じています。

普段、自分自身で学んだことを実践現場に還元するといったことはもちろん大切ですが、自己満であってはいけません。

そのような意味合いも含めて、資格を保有しているというしっかりとした裏付けを持ち、指導に当たっていきたいなと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回と前回で、目標設定についてまとめてきました。

目標を立てる際には、ここまでまとめてきたことを意識することはもちろん大事ですが

目標を立てた後には、しっかりと振り返るタイミングを設ける

ことも大切です。

色々と意識しなければならないことが多く、すぐには今回の内容を踏まえた目標を設定するのは難しいのではないかと思います。

目標設定もトレーニングと同様に、様々なことを考慮しながら試行錯誤し、継続していくことが大切になってくると思います。

自分自身も、今回の内容などをしっかりと意識したうえで、目標設定を継続的に行っていきたいと思います!

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