1252プロジェクト-スポーツとジェンダーの関わり-
皆さんは、12/52という数字から何を想像されますでしょうか。
今回は、スポーツ界においてプロジェクトとして公式テキストブックが発売され、検定も実施され始めている1252プロジェクトについて、プロジェクトリーダーの方から直接お話を伺える機会があり、自分自身も今一度学ばないなといけないと感じたことについて簡潔にまとめていければと思います。
スポーツを行う方はもちろん、指導者の方々、ないしはスポーツには関わらないという方々においても非常に重要になることだと思いますので、よろしければ最後までご一読いただければと思います。
12/52とは?
それでは、12/52とは何なのでしょうか。
これは
自分自身も男性であることから、中々自分自身の私生活からはイメージを持ちにくいことでしたが、スポーツに関わっていく、また社会と関わり、ネットワークの中で、生きていくということを考えた上で、知らなくて良いということは全くないことを痛感することができました。
スポーツとジェンダーに関する統計
また、スポーツという部分に目を向けてみると
オリオンピック参加選手の男女比率というのはほぼ1:1になりつつあるそうです。
女子学生に対するスポーツを行う中での課題に関する調査においては
「学業との両立」
「チームでの人間関係」に次ぎ、
「月経や身体状態について」という項目が課題として挙げられています。
しかし、「月経や身体状態について」どのような対策を行っているのかという質問に対しては約7割の学生が「何も対策をしていない」と回答しているということが調査によって明らかになっています。
指導者としてできること
先述している通り、私自身も男性であり
中々、月経について具体的なイメージを持つことが難しいのが現状です。
しかし、このことに関しては、別に女性であるからこそ格段に詳しいということではなく、むしろ女性であるからこそ自分自身の経験則に頼ってしまい、適切なコーチングにつなげることが難しい可能性があるということもお話の中では伺うことができました。
これらの知見を踏まえ、女性であっても自分自身のことはどこまでいっても自分のことであり、自分がそれで対処できたからといって指導する選手がその対処で十分に対処できるとは限らないということを念頭におきつつ
性差に関わらず、すべての指導者が今一度このことについて学びなおす必要があるということを感じました。
実際に検定も開始され、昨日1/30よりテキストも発売され、自分自身も学習をスタートさせています。
テキストを読んでいく中では、まったく知らなかったことや確かにそのような指導も心掛けなければならないなと気づかされることばかりでとても自分自身の学びになっています。
また、SNSなどを中心にまずは女性自身がこのようなことをオープンにしてもいいんだ。ということを気づける。相談できる構築のためにも様々なアプローチが実施されています。
もちろん、指導者が知識をつけることも重要ですが、ハラスメントなどとも絡む部分もあり、難しい側面もあることは事実だと思います。
そのような際に、指導者自身も相談できる環境があるということを知ることも非常に重要になるということを学びの中で感じています。
おわりに
自分自身も、女性アスリートに対してそこまでしっかりとコーチングを実施した経験はありませんでしたが、学び直さなければいけないなと強く感じることばかりです。
また、これらの学びからコーチングに関しても指導者が学び続けることはもはや前提で、それらを踏まえて、指導者自身も相談できる。協力できるといったネットワークを持ち、より良いコーチングにしていくといったことも今後のコーチには大きく求められる能力なのかなと感じています。
自分自身も自身が学ぶことはもちろん、色々な人とコミュニケーションをとりながら連携していけるような取り組みを意識していきたいなと思います。
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