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私が理科教員になってから(2)〜指導案ノートで授業改善〜

はじめに

大学に6年間通った後、高校の理科の教員として就職はできた。
しかし、正直な話、この10何年の私の教員生活は波乱万丈の繰り返し。
情けないくらいの失敗・挫折・苦い経験をどれだけ繰り返してきたことか。
その中でも学んだこと・成長・喜びもあった。
このシリーズでは、カミングアウトできる範囲で私の遍歴を長々とダラダラと、気ままに綴っていこうと思う。
ただ、どちらかというと苦い経験を綴る方が多くなるかもしれない。
振り返るのがどうしてもしんどくて綴りたくないテーマもある。
ただ、これから教員を志す人や、教育にご関心のある方にとっては「こういう現実があるんだ〜」「こんなふうになっていけない」と思いながらご笑覧いただけるだけでもありがたいです。

「結局、何をしたかったんですか?」

これは某校に努めていて、研究授業の終了後に教科主任からいただいた一言。
いかに自分がグダグダなことをやっていたかを思い知らされた。

◆年間での授業進行の見通し

◆1コマの間で学ぶことと時間配分

◆学習活動の意味づけ

これらが全然できていなかったのである。
そのせいか、テスト前に範囲まで授業が終わらない時に、他の先生の時間をどれだけいただいたことか。
それでどれだけ生徒から文句が来たことか。
その数は計り知れない。

指導案ノート

こうしたことから、教員12年目までは「指導案ノート」を毎回の授業前に書いていた。
このノートを書くことで、授業準備にはだいぶ時間がかかってしまった。
それでもこのような効果があった。

◆次回の授業の時間配分や、その時間で学ぶことを明確にできた。

◆イメージトレーニングになった。

◆振り返りができた。

◆ストックしておくことで今後同じようなテーマで授業をするときに役立っていた

中身はこんな感じ。

某校の高1化学基礎&高3化学の指導案ノートを例にします。
中身です。汚い字ですみません。
実験用の板書案も写真を撮って添付してました

自分で言うのも何だけど、指導案ノートを書いて準備していた時はひたむきだったと我ながら思う。
教員18年目の今では書くことがなくなったが、困ったときやモチベーションを上げたいときに、このときのノートを振り返ることがある。
初心忘るべからず。

指導案ノートを書く以外にも、教員4年目からは全国地を飛び回ってセミナーに参加しまくって、授業力向上に邁進しました。
それはまた別の記事にて。

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理科教育力向上ラボ
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