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Before folkehøjskole

(2018.1.8 投稿)


はじめて更新。

スカルス手工芸学校への留学のため、現在デンマーク国内を点々と滞在しています。

学校は14日からなので、それまでコペンとオーフスに。今はお友達から教えてもらったflixbusでオーフスへ移動中。電車で行くより金銭的にだいぶ楽になってよかった。。!



バスの車窓より。

一歩街を出ると、ずっとこんな風景がつづきます。

現在、街中はお洒落で発達していて何でもあるけれど、昔のデンマークはきっと全部がこんな感じ。

そんなだったから、スカルスのようなフォルケホイスコーレができていって。

“日本語では「民衆の大学」「国民高等学校」などと訳される。
総合大学ではなく単科系のカレッジだ。全国に約80校ほどあり、すべてのフォルケンホイスコーレが寄宿制で、学期は3カ月から1年。高校を卒業後、大学に進学したり、就職する前にいろいろなことを体験する場として、あるいは社会人が一時休職して学び直す場として活用されている。学校の規模は40人~130人くらい。各校が体育、工芸などそれぞれ専門性を持っている。

150年ほど前のデンマークは農業国で、国民の8割を占める農民のほとんどが読み書きができなかった。戦争で疲弊した国を再建するには農民の教育が必要ということで、フォルケンホイスコーレが全国につくられたのだ。それはまるで民衆の心に未来への希望という灯りをともす社会運動だった。冬の農閑期に農民たちがあちこちの農村からやって来るので、寝泊りできる寄宿制の学校が生まれたのである。”

引用先: ameblo



(2022.10.23 追記)

上記のとおり、今のフォルケはもとの役割とはかなり変わっており。

生徒も 学校によっては国外からも積極的に受け入れたり、年齢はギャップイヤーをとってるティーンからリタイアしたお年寄りまで!ほんと幅広い。


わたしが訪ねたところだと、学校の科目はアグリカルチャーや、音楽、映画、アクティングコースが専門のところも。

ちなみに、専門色がつよいフォルケは授業がデンマーク語のみのところが多かったように思います。(なので外国人は基本受け入れてない)

対してデンマーク語科目があるフォルケ、つまり外国人向けの授業を行っているところには、純粋に語学を学びに来た人もいれば、命からがら国境を渡ってきた移民の若い子たちもいて。
移民の子たちの話は一部始終であってもかなり壮絶でした、、、
でも不思議なほどみんなあっけらかんとしていて、学生生活をめいいっぱい楽しんでる姿がとても印象にのこっています。


個人的に、フォルケホイスコーレはデンマークで盛んなイメージがありますが、他の北欧諸国(主にスウェーデン、ノルウェー)とドイツにもあるよう。

デンマーク国内でも学校によって雰囲気が全然ちがうので、他の国のフォルケも気になるところ〜


そろそろコロナも落ち着いてきたところで、今度は円安の影響でまだ海外に行きやすい状況とも言えませんが、、

でも例えばフォルケへ入ってしまえば学生証がもらえ、学生としての立場で公共サービスなんかをお安く利用できたりするので、暮すのにもとても安心感があります。

北欧の厚い社会福祉の恩恵にあずかれるありがたさ…!
金額は全部税込表記なので知らないあいだに税金もっていかれてますが。笑



長い忘備録になってしまいました。だれかに、そして自分でもまた活用できる機会がありますよう〜◎

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