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≪Sound Travel LOG≫ in 高知 (2021.7.14)~高知旅行初心者の心得&しなね様訪問~

お久しぶりです。
前回の記事から少し間があいてしまいましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?いつの間にかお外は秋模様。今日は夏に初めて訪れた高知での旅記録。

この旅で録音した音を使った音源もリリースしました。30分のアンビエントライブ音源ですので、記事を読みながら楽しんでいただけると嬉しいです!


Go Proで水中撮影したときに入っていた音が面白く録れたので主に使用しています。空間によってもフィールドレコーディングの音は変わるのでこれまた奥が深いです。

ということでいってみましょう~~!!

関西から高知までのアクセス方法

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今回は高速バスを使って移動しました。だいたい5時間くらいです。

列車だと、新大阪から岡山まで新幹線→高知まで特急南風に乗り換えが必要です。(約2時間半くらい)

飛行機で高知龍馬空港までいくという方法もあります。最速で伊丹空港から45分くらいのフライト。

あと、お車をお持ちの方は断然車がおすすめです!!後ほど記載しますが、高知県内の移動はとにかく車が便利ですよ。

【体験談】交通機関を使った移動について

まず、初めて高知を訪れて移動の際に知っておいたほうが良かったなと思ったことを書きます。

①交通機関では現金を用意しておく
まず、高知市内でのバス、電車はSuicaなどの高知県外のICカードは利用できません。使えるICカードは「ICカードですか」のみです。なので現金を用意しておくのがおすすめ。

②路線バスのおつりがでないのでぴったりの額を払う
路線バスの運賃箱からはおつりがでないので、あらかじめ現金は両替を済ませておくのがおすすめです。

私は初めて乗ったときに、降りる際運賃箱にお金を入れて待ってたら(額があってるか確認するため)「バス乗るの初めてなの?」って聞かれ、「ぴったり入れたらすぐ降りたらいいよ」って言われました(笑)
運転手さんや、町はとてもやさしい方ばかりだったのでで、とてもたすかりました。感謝。

③交通機関の本数は少ないので移動のタイム管理を
先ほど「高知県内の移動はとにかく車が便利」と記述しましたが、これは電車やバスの本数が限られているため。
交通機関での観光をお考えの場合は時計を持って余裕のある行動がおすすめです。

もし車でない場合は、レンタカーやタクシーのチャーターという手もあるのでこちらも検討してみてください。


お得な乗車券

高知市内や、近隣の市外へも行けるお得チケットを3つ紹介します。全て沿線にある施設や体験プログラムなどの割引特典付ですので、いろいろ回るならお得かも◎

・電車一日乗車券
高知では「路面電車は電車」「電車(JRとか)は汽車」と言うそうです。
そう、こちらは交通路面電車が1日乗り放題になります。
市内均一区間乗り放題(500円)と全線乗り放題(1,000円)があります。

・バス・路面電車一日乗車券
こちらはバスと路面電車が乗り放題になります。
価格は大人2,000円、小児1,000円。

・MY遊バス
朝からがっつり高知市内を回るならこちらがおすすめ。

牧野植物園、桂浜など高知市内の観光スポットを回る周遊バスです。

五台山1日券(600円)、桂浜1日券(1000円)、桂浜2日券(1600円)があります。路面電車(200円区間内)運賃無料特典もついています。

私もこのMY遊バスを使って、2日目は高知市内を周遊したので次回の記事で詳しく紹介します!

土佐神社(しなね様)

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前置きが長くなりましたが、まず初めに訪れた土佐神社をご紹介。
高知駅からのアクセスは、バスで約30分の一宮神社前バス停で下車。大河ドラマ「龍馬伝」の撮影地でもあります。

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御祭神は、”産業復興”、”国土開拓”の神である味鋤高彦根神(あじすきたかひこねのかみ)。そして一言主神(ひとことぬしのかみ)という和合協調の神様。”一言で物事が解決されるという”特殊な信仰のある神様です。

・輪抜け祓い所

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この杉の切り株は、本殿西北方にあった樹齢800年ほどのご神木の根元です。杉の倒木の恐れがあり伐採され、その杉の本霊を忍び切り株となって奉斎されています。この大木をくぐることで、心身が清められ、長寿やたくましさを授かるというお神徳があります。

・厳島神社

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放生池の中央の島にある末社。祭神は市寸嶋姫命・多紀理比賣命・多岐都比賣命。縁結びや美人祈願にご利益があるそうです。
「水」は女性の象徴とも聞きますね。水に纏わるところにはよく女性の神様がおられます。

志那祢(しなね)の森

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土佐神社のまわりは自然に囲まれていて、とってもリフレッシュできます。
本殿の奥には、「しなねの森」という遊歩道のような場所があり、木々のパワーを感じられます。
ちょうど夏だったので大阪とは少し蝉の鳴き声が違ったり、鳥の鳴き声が響いたり、神聖な場所の響きってなんだか独特。

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こちらは御神木の大杉。ずっしりとその地に足をはやしておりました。

帰りは電車で。土佐一宮駅から高知駅。

知らない町を冒険したい探検心からがふつふつと湧き・・・
帰りは電車で帰ってみることに。土佐神社から15分くらいあるいて土佐一宮駅へ。

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Oh、無人駅。

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切符マシーン。上の置物がめっちゃ気になる。笑
しかも雨のせいで電車が一部の区間止まっていたようで、ちょっと心配に・・・

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プラットホームどっちや(?)
とりあえず着た電車の車掌さんに伺うと、「あっちに来るよ」と心優しく教えてくださいました。わからんことは聞くのが一番ですね。
こんな街の人との会話から人の暖かさを感じます本当に世界には優しい人が多いです。

この道を歩きながら、海外1人旅をよくしていたころを思い出しました。
知らない町、言葉もよくわからん、初めてはドキドキしたけど「経験する」ということ自体が宝物。生きがいです。もっともっと世界中駆け巡って、いろんな世界を見にいこうと思いました。

高知駅にもどって、その日はホテルにばたん・・・
今回はスーパーホテル初体験。

部屋はきれいで申し分ないビジネスホテル。ウェルカムバーなどもあり、駅近くで満足◎
朝食からやさいいっぱい、カツオカレーなどもあり、びっくりでした(笑)

薫的神社

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翌朝、いつものことながら早起きしたので、朝食前に近くにある薫的(くんてき)神社へお散歩。
勝負運、学問、スポーツの神様として多くの信仰をあつめています。

・薫的さんのストーリー

当時、瑞應寺と真如寺という2つのお寺が力を持っていました。
瑞應寺は長宗我部の菩提寺であり、当時の土佐藩一の大寺でした。真如寺は山内の菩提寺として山内家入府後造営されました。
長宗我部と山内の対立が宗門にも反映されるようになり、2代藩主山内忠義公の戒名について対立します。

薫的さんは瑞應寺脇寺の芳心院敬山に訴状を渡し、宗門支配の周防の国長源寺に行く様託しますが、芳心院は真如寺に内通してしまいます。裏切られてしまったんですね。

真如寺から内通を受けた奉行孕石頼母ら藩の重役は関所違反という無実の罪をきせ、薫的さんを監獄してしまうのです。

薫的さんは7年間もの投獄され、49日間絶食したのち自ら命を絶ちます。49歳でした。そのあと3日3晩大豪雨があったと言われています。

その後、役人である孕石頼母は、正徳4年に庭先を指して、「あの石の上に、緋の衣を着けた坊主が物凄い形相で睨み付ける。」と狂乱して狂死。その一族は皆、次々に変死をして、血脈が絶えます。

55年後、山内家重臣山内主馬のご母堂光善院の夢に薫的さんが現れ、「今を去る55年前、無実の罪に陥れられ、無念の死を遂げた。その恨みを7世まで晴らさんものとする。」というお告げをうけ、光善院は、薫的さんの祟りを大変恐れました。

光善院は家臣に命じ、薫的様のお墓を探し出し、享保12年に小高坂山から洞ケ島に改葬します。(現在の薫的神社裏の霊光塔にお祀りされている。)
薫的さんが埋葬された瑞應寺は明治3年に廃寺となり、洞ケ島神社と称されます。昭和24年に薫的神社に改称されました。

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とても強い和尚さんだったんですね。スポーツなど勝負運などの祈願に訪れるかたが多いというのも納得です。
街中にしては、静かでずっしりとした空気が感じられました。

・にらみ石

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こちらには家老孕石頼母邸にあった庭石が奉納されています。

・拝殿の巻き龍

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この拝殿の巻き龍は中山利夫さんという方が作られたそうです。県選定保存技術保持者として認定されてらっしゃいます。

「県選定保存技術保持者」・・・文化財の保存に欠くことができない伝統的な技術、技能のうち、保存の措置が必要とされる場合に、その技を持つ個人や団体を保持者として認定されます。

長さ5メートル、直径65センチ。一木造りでは西日本一の規模だそうです。

・淡島神社

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境内の神母神社。
向かって左が「あわしま様」女性の守護神。右が「おさばえ様」五穀豊穣の神様です。

高知には「水」にまつわる神社が多く存在していますね。

長くなりそうなので今日はここまで。
次回は「My遊バス」で高知市内周遊、そして伊野町や仁淀川での体験をつづっていきます。

本日もご高覧ありがとうございました。


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