10月12日がん発覚時と今の血液検査を比較
貧血の原因は?【胃ガン発覚時と現在】 2つの血液検査結果を比較
こんにちは。胃癌ブログの管理人Mです。今日は胃全摘手術後2381日目。6年6ヶ月7日目になります。今日の所感。前回の記事の続きになってしまうのですが、どうも貧血の状態についてその原因が気になってしまって…。
胃全摘患者に考えられる「貧血」の原因は2つ
胃がんの術後であることも含め、ボクなりに思い当たるフシを考えると次の2つ。
① 鉄欠乏性貧血
食事中の鉄結合物質は、通常、胃酸、ペプシン等により消化され、十二指腸および小腸上部で還元され水溶性のイオン化2価鉄となり小腸粘膜から吸収される。
胃切除後は胃酸やペプシンの分泌が低下し、鉄の吸収率が低下する。
肝臓、脾臓、骨髄の貯蔵鉄は術後数年で枯渇し、鉄欠乏性貧血が起こる。
② 巨赤芽球性貧血
食物中の蛋白結合型ビタミンB12は、胃酸等により胃内で分解され遊離型となり、胃体部および胃底部の壁細胞から分泌されるCastle内因子と結合し、回腸末端部で吸収される。
胃全摘後は、胃酸の消失に加えCastle内因子の欠如によりビタミンB12の吸収障害を起こす。
肝臓に貯蔵されたビタミンB12は術後4~5年で枯渇し、巨赤芽球性貧血が起こる。
①は、「胃切除後症候群」のひとつとして紹介されているのを目にすることが多い。ボク自身、今まであまり気に留めたことはなかったけれど、胃がんの術後も6年半になるのでそろそろ起こり得ることなのかも知れない。
②についても然り。胃の全摘患者さんには常識のように知れ渡っている話しだと思う。ボクも、ビタミンB12が吸収できなくなる代わりとして半年毎の筋肉注射をしてもらっている。
結局のところ、貧血の原因は、胃の全摘患者であればこの2つのうちいずれかであって少しもおかしくはないと考えるところ。
ところが、ボクの場合は状況が状況なだけに、これだけで結論付けできない不安が残るのです。
貧血は癌を疑うべき症状のひとつ
以前、癌ニュースの中で取り上げた記事に、「がんを疑う症状」として『貧血の進行』と書かれていたのを思い出しました。
医師が「がん」を疑う症状、もしかして…?癌ニュース(2018/8/12 8:30)
記事によると、ヘモグロビン値が13mg/dlから10mg/dlに下がるなど、7~8割以上の低下が見られる場合は要注意とのこと。
必ずしも「貧血=がん」とはならないのでしょうが、ボクには過去に思い当たる経験をしているため警戒心が拭いきれません。
過去の経験とは「胃がんの発覚時」のことです。当時、自分的には体力があったせいか、それほどの自覚もなかったのですが、血液検査の数値に異常が現れていたらしいのです。
胃がん発覚当時と現在の血液検査結果を比較
そんなワケで、気になったボクは胃がん発覚当時の血液検査結果を引っ張り出してきて、先日おこなった現在の血液検査結果と見比べてみることにしました。
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