見出し画像

【News! AIRS-Lab #077】GPT-4の躍進、明日4/10(月)のライブ講義など

皆様こんにちは、我妻です。
以下は、先月僕がAIで描画したアートです。

目線や背景に不自然な箇所もありますが、まるでアニメ映画のワンシーンのようです。
AIアートの制作、筆をとる必要は無いのですが、プロンプトの様々な工夫が必要でした。

今回は、明日4/10(月)のライブ講義、今週のAIトピック、Udemyコースの一部無料公開などについてお知らせします。
この配信のバックナンバーは、noteの方で公開しています。

AIコミュニティ「自由研究室 AIRS-Lab」、メンバー募集中です。

https://www.airs-lab.jp/



【Section4: 様々なチャットボットの構築】

明日4/10(月)の21時から、新しいライブ講義「ChatGPT APIを使ってチャットボットを作ろう!【GPT-3.5/GPT-4】」 Section4が始まります。
ChatGPT APIを使ってチャットボットを作ろう!【GPT-3.5/GPT-4】 Section4【Live!人工知能 120】
https://youtube.com/live/JAFGow1aA3E

Section4では、様々な性格や機能を持つチャットボットを構築します。
「ChatGPT APIを使ってチャットボットを作ろう!」は、ChatGPTのAPIを使ってチャットボットを構築する方法を学ぶ講座です。
様々な性格や機能を持つチャットボットを構築し、公開する方法を学びます。



【今週のAIトピック】

直近のAI関連の話題に、我妻がコメントします。
Twitter(@yuky_az https://twitter.com/yuky_az)、およびコミュニティ内での発言をまとめたコンテンツになります。

GPT-4が発表されてわずか3週間ですが、既に様々な分野での活躍が始まっているようです。

ゲーム開発、財務分析、司法、3Dアニメーション、動画編集、論文要約、アプリ開発、ブラウザの自動操作など、GPT-4のAPIは無限の可能性を持っているように見えます。
中には、必要なプログラミング言語Swiftを知らないのにiOSアプリを開発してリリースした猛者も。
論文の要旨や司法など、対話型のインターフェイスで要点を聞き出せるので使い勝手が良さそうです。
ブラウザの操作については、やがてAIが自律的にWeb上で活動を始めるきっかけになるのかもしれません。

画像生成AIは著作権侵害なのか、それとも新たなアートの形なのか、という問題。

この辺りまだ明確なルールは無く、しばしば訓練データに作品を使われたアーティストの不満を招いているようです。
作品の画像データに特殊な加工を加え、訓練データに使いにくくするなどの対策が行われているとのこと。
個人的な意見ですが、ネットでの公開を渋るぐらいしかもう対策は無いのかと思います。
ネットで公開すればあっというまに作品はAIに学習されていまい、画風が陳腐化してしまいます。
希少性を保つ意味で、その場に物理的にいないと会えない存在である必要があるのでは。

ChatGPT、WhisperやRaspberry Piなどを使い、会話が可能なファービーが誕生したとのこと。

人類の完全支配をもくろんでるそうです(笑)
目や口が動くせいで、かなりコミュニケーションが取れてる感が強いです。
個人的にコロ助が欲しいところですが、もう既に作った人はいるのでしょうか。
その辺りノウハウをまとめて、令和版の「キテレツ大百科」が作れそうです。

東京大学の、ChatGPTなどの生成系AIに対する声明が発表されました。

> 人類はこの数ヶ月でもうすでにルビコン川を渡ってしまったのかもしれないのです。
まさにその通りで、おそらくもう引き返すことはできないのでしょう。
既存の教育システムは、ChatGPTを前提としたものに根本から変わる必要があるかと。
この機会に、旧態依然とした日本の様々なシステムを変革していくことは果たして可能なのでしょうか。
投資した膨大なコストを惜しみ止められない、いわゆる「コンコルド効果」との壮絶な戦いが予想されます。

絵を生業にしている人は生成AIへの拒否感がかなり強いようですが、音楽や文章の人は抵抗感がかなり小さいようです。

絵の領域は、それだけ参入障壁が高いということなのでしょうか。
もしくは、AIの創作物のレベルがプロを脅かすレベルに達したということなのかもしれません。
個人的なイメージですが、文章の場合はむしろ積極的に創作に活用している印象で、音楽はそもそも人が鑑賞できるレベルに達していない印象です。
我々は既にルビコン川を渡ってしまったので、絵師の方々はその審美眼を生かしてAIと共生する道を歩めればいいのですが。

「ハルシネーション」という言葉が流行りつつあるようです。

元々「幻覚」という意味なのですが、最近はAIが生成する虚偽情報のことを指すことが多いようです。
GPT-4はGPT-3.5よりもハルシネーションが抑制されているのですが、それでも架空のエピソードや間違った数値を出力してしまうことはよくあります。
人間に例えたら、博識だけど息を吐くように嘘をつくので、「扱いが難しい人」といったイメージでしょうか。
有能でなければ距離を置くだけなのですが、有能なので試行錯誤して付き合い方を模索せざるを得ない感じかと。
ChatGPTの場合、検索機能と統合するPluginを利用することでこの辺りは改善するようなので、テクノロジーの使い方の問題なのかもしれません。
ただ、結局のところAIの出力の善し悪しを判断する人間の知性が問われているようで、人間側が知性を磨き続けることは、今後ますます重要になるのではないかと。

NASAが開発したAIモデル「DAGGER」が、大規模な太陽フレアの予測に役立っているようです。

30分前に予測可能なようで、これにより電力網や通信、その他の重要なインフラへの深刻な影響を防げるとのこと。
AIは既に、人類を守るための重要なインフラになっているようです。
今後、大規模な火山爆発や氷河期の到来、隕石の衝突など人類の存続に関わる危機を、AIは人間よりも高い精度で予測できるようになるのでは。
おそらく今後AIは人類の存続に不可欠な存在になっていくので、人類の脅威になる可能性も含めて議論を深め、着実に実装を進めてていく必要があるかと。


【Udemy動画の一部無料公開】

Udemyコースの動画の一部は、YouTube上で無料公開されています。
ChatGPT APIを使ってチャットボットを作ろう!【GPT-3.5/GPT-4】 Section2 -Udemyコースを一部無料公開-:


【AI関連動画】

AI関連の情報を動画で配信しています。
「過学習」はなぜ起きるのか?コンピュータの世界、および自然界の過学習について #質問箱 【AIと遊ぼう! AIRS-Lab #014】: https://youtu.be/cMhuZ2BUcMU

「創発」とAI。アリ塚、銀河からディープラーニングまで。【AIと遊ぼう! AIRS-Lab #015】:



【書籍】

Udemyの講座がきっかけになって執筆した著書「あたらしい人工知能技術の教科書」が好評を得ています。


今後も、皆様にとって有益なコンテンツを提供していけたらと思います。
ご意見、ご感想、コースのご要望などがありましたら、ぜひお聞かせください。

よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!