因島で古本屋を開くわたしが本屋さんになりたい理由
こんにちは!
瀬戸内海にある因島(いんのしま)という島で、2024年9月24日に古本屋「ゆいきの本棚」を開こうとしている、店主のゆいきです。
今回は、そもそも「なぜ田舎で本屋さんを開きたいのか」、その原点となるお話をします。
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私が「本屋さんになりたい」と思い始めたのは、大学生のときでした。
もともと小さい頃から本が好きで、図書館や本屋さんに何時間でも滞在できるような子供でした。
そんな私が大学に入り、雑誌「BRUTUS」に出会います。
▼大学1年生の頃のBRUTUS
BRUTUSを初めて読んだ私は、
「世の中にはこんなに面白くてかっこいいものが存在するのか!!」
と衝撃を受けます。
そして、
「雑誌を作る側になりたい」
と思い始めました。
そこで、編集プロダクションでバイトを始めたり、カメラ雑誌の編集部で働いたりしたのだけど、それはまた別の話。
▼転職時に書いていた記事
「雑誌を作る側になりたい」
という夢と、ほぼ同時期に抱き始めたのが、
「本屋さんになりたい」
という夢でした。
それというのも、世の中にはBRUTUS以外にも面白い雑誌が山ほどあって、本屋さんでどんなに立ち読みしても、到底全てを読み切ることはできない事実に頭を抱えていたんです。
そこで気づいた。
「待って、自分が本屋さんになれば、雑誌立ち読みし放題なのでは?(ピーン)」
そうだ、
いつか、
本屋さんを開こう。
それに、首都圏で育ってきた私は、漠然といつかは首都圏を抜け出して、
「自然たっぷりの場所で暮らしたい」
とも思っていた。
よし、じゃあ、
いつか田舎で本屋さんを開こう。
そう思い始めるのに、時間はかかりませんでした。
さらに、ちょうどその頃、大泉洋さん主演の北海道にある架空のパン屋さんを舞台にした映画『しあわせのパン』を観て、
「自分のイメージしている本屋さんはこれだ!」
と感動。
映画に出てくるパン屋さんのように、「立ち寄った人がそのまま宿泊もできたらさらに最高じゃん!」と思うように。
そんなわけで、
「いつか田舎で泊まれる本屋さんを開きたい」
という夢を持つようになったのでした。
夢を抱くのはタダでしょ、という思いのもと、SNSのプロフィールに上記の夢を書いてみたりなんかして。
そんなある日のこと、1通のDMが届きます。
今思えば、このDMが全てのきっかけでした。
次回はそのお話をします。
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