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雨の音がする玄米

お米を食べるのが好きです。朝は毎日米食。ハイキングや山登りに持っていくのはおにぎり。ランニング後の食事で一番うれしいのは、ご飯とみそ汁です。
食べる量も結構なものなので、ふるさと納税でお米を送ってもらいました。色々な種類がある中で選んだのは、農薬の使用回数を減らした秋田の特別栽培米。すごくしっかりした紙袋に入って届けられた玄米です。前面には、「美人を育てる秋田米」と記されていました。

ビニールでなくこんな紙袋に入っているというだけで、うれしくなります。以来おいしく食べていましたが、ちょうど使い切りました。
計量カップではすくい切れない最後の残りを、米袋を逆さにして土鍋に移します。そのとき、袋の中を滑り落ちる米粒がパラパラパラッと雨のような音を立てたのです。レインスティックのように。

紙袋のひだになっている部分などにもお米が残っていたようで、「雨の音」は思ったよりもずっと長く続きました。全部で計量カップ2杯半ぐらいあったでしょうか。
お米が育つには、たくさんの水が必要です。いい水が場所は、いい米が作れる場所でもあるでしょう。そんなことを考えさせてくれる音でした。

いただいたサポートは、ローライ35Sやローライフレックス2.8Cなどで使用するフィルムの購入や現像などに使わせていただきます。