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望まれるものと望まれないもの


先週の記事


オリーブ畑にいた野うさぎの話をしたら、
「いいですねぇ。」と言われた。
私としても、見かけると嬉しくなる。
子鹿やリスなんかも、その類。

地球上には、いろんな動物や虫が住んでいるが、
なぜか、望まれる者と望まれない者達が居る。

オリーブ畑の住人たちもまた、同じ。

今年はなぜか、蜘蛛が大量発生。
一生懸命、掃除をしたりするのに、
オリーブ畑に戻ってくるたびに、舞い戻っていて、
数々の蜘蛛と格闘している。
何もないようなところに、ピタっと蜘蛛の糸に触れれば
一瞬、ビビったりもする。
コワいというより、キモい。
殺す気などは全くない。
だけど、ちょっと遠くにいて欲しい。

夏の訪問者は、蜘蛛だけではない。
イタリアで、 vespa と呼ばれるスズメバチもまた同じ。
昨年も、外階段の下に小さいのを作りかけていたのを
スズメバチが戻って来ないうちに、そっと落として退治した。
今年はなんと、ブンブンと勢いよく
入り口ドアの雨戸に作ろうとしていた。
そんなところに作られたら、雨戸も開けられなくなる。
調べたら、スズメバチ用のスプレーがあったので、
スーパーで購入してみた。

不思議なもので、スプレーを購入した途端、
姿が見えなくなったので、
スズメバチにもスピリチュアルな能力があって、
波動を感じたのか?と思ってしまった。が、実際は違った。
しっかり、雨戸の隙間から入り込み、普段使わぬ部屋の窓と雨戸の間に
手のひら大の巣を築き上げていたのである。
恐る恐る、窓を盾がわりにスプレーをしてみる。
イチコロだった。
それでも、次から次へと、ブンブンやってくる。
申し訳ない気持ちになりながらも、シューッと撃退し、
なんとか巣を落とすことが出来た。

自然に生きているものは、迎合したいと思うものの、
それはただの、綺麗事なのかもしれない。

招かれざる客もいるということ

自然を受け入れる…というよりは、
自然と折り合っていく…という方が
しっくりくるような気がした、2024年の夏。

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