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43:大学病院の精神科を受診した


自分の文章は平坦だなと思う。あまり感情のこもった文章を書けない。最近特に脳がロジカルな方向へ寄っていっている気がする(わたしには2面性があると前から感じる)。

前にnote「39:今朝おもったこと」で書いていた通り、大学病院を受診してきた。昨日は診察のみでテストはまた来月受ける。

平日の大学病院は非常に混雑していて驚いた。殆どは老人だ。高齢化社会を実感する。

本館で受付を済ませて精神科へ向かった。待合室の他の患者さんは皆静かで、中には少し個性的な方もいたのはいたが、他の科の様相と大きくは変わらない。自分の精神科のイメージが偏っていたのだなと思った。ただ、看護師の方たちの患者への接し方は雰囲気が少し違う気がして、一般より相手の心情に配慮している印象を受けた。

紹介状があったため比較的スムーズに診察室に呼ばれた。中年の男性医師がこちらの不安感を煽らないためか、妙にフランクにわたしに声を掛けて受診席へと促す。自身の名札を差しながら自己紹介をされ、次にわたしの名前を確認された。医師の後ろには研修医らしき若い男性がパソコンに向かって控えていた。彼は診察中わたしが答えた内容をひたすらタイピングしていた。

まず紹介状の内容がざっくり読み上げられ、紹介元病院での受診内容、今回受診に至った事由について認識違いがないかを確認される。

わたしは自分がASD(自閉スペクトラム症)傾向にあるのでないかと思うが、紹介状ではADHD傾向と書いており「そうです」と答えながらも自分的な困りごとは本当にそこがメインなんだろうかと考える。

ASDとADHDの境界は曖昧でどちらの特性も持つ人は多い。現在わたしはうつ的な症状、対人不安、感覚過敏、注意欠陥(ADD)と色々な要素が混ざり合って困っていて、自分の中でも整理がつかない。

しかしそこは診断のためには重要なポイントらしい。紹介状の内容確認後は面接のごとくわたしの症状や困りごとの内容について、医師からの質問が続いた。その中で度々「ちょっと待って。今のAという話とBという話は少し困り方が違うよね?」というように話を遮ってはこれらの要素を切り分けるように説明することを求められた(ちょっと怖かった)。

(例)トラブル対応業務時、苦手な人とのコミュニケーションが無ければ難なくこなすことができるのか?

まず対人不安でパニックになることが多いので、いざそう尋ねられると答えに詰まった。「恐らく難しいと思います」のような曖昧な返事しかできず、やはり自分は自分のことが分かっていないのだと思った(分からないからテストを受けたいのだけど)。

最終的には色々な症状が混ざっている様子だが、それは精神疾患に限らず他の病気でも同じで、併発というものはよくあることだよ。というような説明を受けて、じゃあ何故医師が症状を切り分けることにこだわったのか釈然としなかったが、最後の質問と関係があるかもしれない。

それは「患者さんによっては転職や異動願いのために診断を受けたい、または診断書が欲しいという方もいらっしゃいますが、あなたはその辺りはどう考えていますか?」というような内容だった。

発達の凹凸なんて極論誰にでもある。聞いたことはあるが、障害と言えるほどではない(自助努力でなんとかなる)のに安易に発達障害という診断を受けて楽をしようとする人は多いのかもしれない。

わたしもそうなんだろうか。

うーん、たしかに発達障害と言えるほどでないだろうけど、とりあえずこの数年間、周りにも自分にも振り回されてしんど過ぎた。今後の人生のために自分のことを客観的に観れる材料はやはり欲しい。診断書云々はその先の話だ。

来月のテストで自分の特性がちょっとでも分かるといいなー。


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