オススメ映画⑩

今日は少し肌寒い日でしたね。

今日は朝から晩まで、仕事やらプライベートやらでよく喋りました。喉をたくさん使ったので、はちみつを飲んで寝ようと思います。

映画について、来週映画をシェアするイベントがある関係で、ここ1週間ほど、連日書いてきましたが、一旦今日でストップしようと思います。

今日ご紹介するオススメ映画は、こちら。

「桐島、部活やめるってよ」です。

朝井リョウさん作の小説を映画化した作品。

桐島、という、学校の人気者でバレー部の部長が、バレー部をやめるとの噂が勃発。

そんな噂に、部員だけでなく、友だち、彼女、彼女の友だち、クラスメイトなど、登場人物たちは翻弄されます。

桐島くん本人は一切登場しないのですが、彼が部活を辞めることで、何らかの影響を受ける登場人物たち、それぞれの視点で、この騒動が起こった数日間を描いたストーリーです。

まず、タイトルに出てくる桐島くんは姿、声だけでなく、桐島くんの想いすらも何も登場しないという設定がとても面白かったですね。

そして、彼の仲間であるバレー部のメンバーや、遊び友だちである帰宅部のメンバー、学年一美人との呼び声高い彼女やその友だちたちの、気持ちの揺らぎ。

桐島くんが部活辞めるらしいという噂で、慌てふためいたり、ショックを受けて気持ちが沈みこんだり、勉強が手につかなくなるくらい、気持ちの浮き沈みが激しい感じに懐かしさを覚えました。

この映画をラブストーリーと言う方もいますし、青春ストーリーと言う方もいます。

両方ともそうだと思いますし、色々な捉え方があると思いつつ、一言で言うとするなら、心を震わすものとの出逢いだと思いました。

イチオシのシーンは、2つ。

・東出昌大さん演じるモテる帰宅部(元野球部)の2年生が、ベンチ入りしなかった3年生で、甲子園が終わっても部活をやっている先輩に、「なんでまだ部活に来ているんですか?」と聞いた時の先輩の返答(応える間も含む)

・神木隆之介さん演じるクラスでひっそりとしている映画部のクラスメイトが、映画を撮影。桐島くん部活辞める騒動に右往左往する東出さんや他のクラスメイトと、色々あって揉めた後、彼が東出さんに撮影用のカメラを向けた時のシーン。

仕事にモヤモヤしていた時に観て、「あなたの情熱は何に向けられているのか?」と問われている気がして、心をギュッと掴まれた作品でした。

今日の1曲:高橋優さんで「陽はまた昇る」
エンドロールで流れた曲。ギターをかき鳴らす情熱的な音からイントロが始まり、歌詞も素晴らしくて、エンドロールでもう一度感動しました。

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