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【第3章】インスパイヤ⑤:完璧よりもフレキシブル

さて、海外の人達から見た日本人女性のイメージリストを、もう一度おさらいしてみましょう。

 従順で相手に尽くす
 気遣いができる
 控え目
 おしとやか
 穏やか
 黒い髪に白い肌のミステリアスな容姿
 おしゃれ
 シャイで恥ずかしがり
 真面目
 清潔感がある
 おとなしく相手の言うことを聞く

ざっと見てみると、「従順」とか「真面目」といったワードがありますね。

(もっと詳細を知りたい人は、前章の記事をどうぞ↓↓)


「真面目」な私たち

そう、良くも悪くも、日本人はとても真面目な方が多いのです。

日本人に限らずとも、在米アジア人は基本的に真面目な人が多いようで、大学での成績優秀者リストなどを見ると、アジア系の名前がずらっとトップに並んでいることも珍しくありません。

在米アジア人学生の間で、

私達は「Asia(アジア)」人だ。
「C-sia」人でも「B-sia」人でもなく、「A-sia」人なんだろう?
なら学校の成績は、オールAで当たり前だ!

と言うジョークまであるほどです。

アメリカで毎年行われる、英語のスペルの知識を協議する「Spelling Bee」でも、1999年~2024年に実施された34回の大会のうち、なんと28回がアジア人(厳密にはインド系)だったそう。

アジア人って、やはり真面目にコツコツ勉強するタイプの人が多いんでしょうかね。

Spelling Bee 2023年6月大会の優勝者、Dev Shah君(14歳)
出典:https://www.csmonitor.com/USA/2024/0528/Scripps-Spelling-Bee-Indian-American-champions#:~:text=Since%201999%2C%2028%20of%20the,on%20student%20or%20work%20visas.


真面目な気質ゆえか、海外生活に溶け込むためのマニュアル本などを必死に勉強してから渡航してくる日本人を、私はたくさん見てきました。

もちろん準備万端で来るのはとてもいいと思いますが、海外では自分の常識を覆すようなサプライズに出会うのも日常茶飯事です。全てのイベントに対応する教科書があるわけではないので、一つ一つ自分で切り開いて解を見つけていかなければいけません。

そう、完璧さよりも、何があってもフレキシブルに対応できることが、海外では求められるのです。

全部自分で解決しようとしない

そこで大事なのが、人に助けをお願いする力をつけるということです。

何それ?と思われる方も多いかもしれません。でも、しっかり者な方ほど自分で何とかしようと頑張りすぎてしまい、結局最後にパンクしてしまうケースが非常に多いのです。

海外で生活していると、自分だけでは対応できないことが山のように発生してきます。その時に自分で全てを解決しようとせず、周囲の人に「手伝って下さい」と素直に言えるくらいの心構えでいましょう。

助けを求めるのは、弱みを見せることではありません。
相手に迷惑をかけることでもありませんし、甘えでもありません。

そして、「黙っていても、誰かが察して助けてくれるだろう」なんてこともありません

そう、自分で発信していかなければならないのです。  

現地の人にヘルプを乞うもよし、海外に住んでいる日本人にお願いするもよし。特に後者は、大なり小なり、皆さまざまな苦労を経験して、海外で困難を乗り越えてきた人達ばかりです。

どうしたらいいのかわからない、自分ではどうにもできないという境遇に陥った時は、ためらわずにヘルプをお願いしてみましょう!そして、助けて頂いた暁には、心からのサンキューの一言を忘れずに。

日本人らしさは武器になる


大丈夫、ドメ女!後ろ向きにならないで。
グイグイ前に出ていくだけが、海外での勝者ではありません。

むしろ日本女性特有のきめ細やかさや協調性、優しさや配慮の気持ちが、
世界では素晴らしい武器になります。

海外の大学や企業などでは、積極的に発言する人の方が注目されがちですが、その人達の方が仕事ができるか、優秀かというと、それはまた全く別の話です。

例えば、社内での会議一つをとっても、会議で発言するだけが全てではありません。

会議室の予約手配をしたり、
部屋のAV機器がスムーズに機能するかを事前に確認したり、
打ち合わせ資料を人数分印刷しておいたり、
会議後に内容をフォローして議事録を配信したり、

などなど、大切な仕事は山のようにあります。

そういったきめ細かなサポートは、見ていないようで、実はたくさんの人が見ています。かゆいところに手が届くサービスを提供するのは、日本人の十八番です。そして、それができていない人達が一体どれだけいることか!

自分はグイグイ行くタイプではないと言うあなた、全く問題ありません。

むしろそれを逆手に取って、日本人らしいきめ細やかな配慮を提供することで、セルフブランディングを進めていきましょう。

「〇〇さん(あなた)がいてくれないと困る」と思わせたらしめたもの。
他の人達をインスパイヤするチャンスです!


世界で活躍するグロ女となるための心がけとは?次のページを見てみよう↓↓


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