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【第3章】インスパイヤ①:日本人女性、どう見られている?

そもそも日本人女性って、海外の方々からどう見られているのでしょう。

大和なでしこ?
アジアンビューティー?
おしん?

最近では「Shogun」というドラマがアメリカで大流行しており、それを見た多数のアメリカ人から「日本人女性って、昔は大変だったのね~」と言われたりします。と言っても実は私、まだドラマを観ていないので、何とも返事をしがたいのですが…。どなたか、もう観たという方がいらっしゃれば、感想教えてください。



日本人女性のイメージって?

とりあえず、時代劇ドラマはいったん置いときましょう。
現代における「日本人女性のイメージ」といえば、私達一人一人の立ち居振る舞いが大きく影響します。

言い換えると、私達の行動次第で、日本人女性がどう見られるかが大きく変わってくるのです。

「さすが日本人女性は素晴らしいね」とポジティブな印象を与えて、世界をインスパイヤするか、それとも「しょせん日本人女性ってこんなものなのね」とガッカリさせてしまうか。責任重大ですね。

ある有名なジョークをご紹介しましょう。

和訳すると、天国 (理想)とは、アメリカの給料をもらい、中国人のコックを雇い、イギリスの家に住み、日本人の妻を持つこと、だそうです。

Heaven is
an American salary,
a Chinese Cook,
an English Home,
and a Japanese Wife.

あまりに有名なので、そんなの知ってるよという方も多いのでは。

では、このジョーク、続きがあったのはご存じでしょうか?
1989年1月1日発行のアメリカの新聞「The News and Observer」よると、

地獄(現実)とは、中国の給料をもらい、イギリス人のコックを雇い、日本の家に住み、アメリカ人の妻を持つこと、だそうです。

はて、真偽のほどはいかに。1989年代ではそうだったのかもしれませんね。

1989年1月1日発行のNorth Carolinaの新聞「The News and Observer」より


●日本人女性のイメージを現すワード

ジョークはさておき、日本人女性が海外から高評価を得ていた(いる)ことは間違いないようです。

それでは、海外から見た日本人女性のイメージを示すワードを並べてみましょう。

 従順で相手に尽くす
 気遣いができる
 控え目
 おしとやか
 穏やか
 黒い髪に白い肌のミステリアスな容姿
 おしゃれ
 シャイで恥ずかしがり
 真面目
 清潔感がある
 おとなしく相手の言うことを聞く

つまり、男性に対して従順で控えめな日本人女性は、妻として最高と思われていることです。従順?控えめ?うんうん、まさに私のこと!と頷く方もいるかもしれませんが、全ての日本人女性がこのようなイメージに合致するわけではないでしょう。

少なくとも私はこの部類に入りませんし、夫にこのリストを見せても「何言ってんの?」と一蹴されて終わりです。

ここでお伝えしたいのは、実際のあなたの性格がどうこういうのではなく、あなたが海外に行くと、日本人女性としてこのように見られる可能性が高いということです。少なくともネガティブなイメージでないのはありがたいとは思いますが、実際のあなたとギャップがあるのであれば、最初は相手も戸惑うかもしれません。

確かに、今までとは全く新しい世界に足を踏み込んで、これから自分をどう表現していけばいいの?と思い悩むドメ女も多いかもしれません。事実、私のところにも同様の質問をしてくる女性が多々います。

そのような質問が来た時、私はこうお伝えしています。
「アサーティブに、自分らしく振舞ってみてはどうでしょう?」

● アサーティブとは

アサーティブとは、直訳すると「自己主張をする」という意味です。ただしここでの自己主張とは、単に一方的に自分の主張を述べるのではなく、相手を尊重しながら自己表現を行うことを指します。

アメリカに来て間もない日本人女性を見ると、相手にNOとうまく言えない人が多いことに気づかされます。女性だけでなく、ときどき日本人男性でも見受けられます。

きっぱり断ったら失礼ではないか、相手の気持ちを害してしまうのではないか、NOとはっきり言ったら攻撃的に思われないか…。この姿勢が、海外から見た日本人女性のイメージにもある「従順」とか「おとなしく相手の言うことを聞く」という点と繋がっているのかもしれません。

相手のことを考えるがあまりに、自己主張をするのを躊躇してしまう気持ちもよくわかります。でも大丈夫、ご心配には及びません。嫌だと思ったら、はっきりNOと言って大丈夫!そして、自分の思いや意思をきちんと相手に伝えましょう。

自分の思いを伝えないと、相手は「この日本人女性はどう思っているんだろう?」と混乱してしまったり、「断ってこないなら、YESってことだよね」と勘違いしたりして、あとで面倒なことになってしまいます。特にアメリカのような訴訟社会では、白黒はっきりつけておかないと、後で揉めた時に、自分側にとって不利な状況にもなりかねません

日本では「行間を読む」とか「空気を読む」などと言った表現も存在する通り、「言わないけどわかるよね」といった文化がありますよね。過去には「KY(=空気が読めない)」などといった流行語まで誕生したほどです。しかし海外では、自分の意見をしっかりと発言しないと相手に伝わりません。

引っ込み思案な方は少々ハードルが高いかもしれませんが、日頃から自分の思いを発言できるよう(できれば現地の言語で)練習しておきましょう。

それが世界で活躍するグロ女への第一歩です。

●アサーティブの第一歩

確かに、ドメ女のその気持ちもよくわかる。では具体的に、どうアサーティブを実践すればいいのでしょうか?

それでは次の章で、具体的なアクションをひも解いてみましょう!


アサーティブなアプローチって?次のページを見てみよう↓↓


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