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私が作りたい空間

孤児院をやりたい理由。

私、機能不全家庭に育ち、家庭に居場所がなかったんです。だから、自分みたいな子どもたちに対して、安心できて希望が見出せる場を提供したい。

自分が苦しかったことは、次世代に引き継がない。それに向けてやれることをやる。それだけなんだと思います。

それなりの覚悟。

ただそうは言っても、「孤児院をやりたい」なんて、気軽に言ってはいけないことだと思います。自己実現欲求で始めてはいけない、と思います。

子どもの人生を預かる仕事だから。

「可愛そう」「不憫だ」「私が救ってあげよう」そういう想いも素敵ですが、それだけでは自分本位なので、難しい局面・大きな壁が目の前に立ちはだかった時に、続けることは出来ないと思います。

孤児院を始めてしまったら、簡単に辞めることはできません。だから、自分に相当な覚悟がないと、やってはいけないことだと思っています。

これまでは自分が批判する立場だったから、分かります。「自分の空虚感を埋めたい」「良いことやってる私、という看板の為」という自分の取り分だけで、相手の人生を簡単に巻き込んでしまう。それは搾取ですよね。テイカーのすること。

与える姿勢。相手を理解しようとする姿勢。共に助け合い作っていく姿勢。自分も楽しむこと。共に希望を見出していくこと。それをベースに活動を続けていけたら、と思います。

説教臭くなり、スミマセン(汗)自分への戒めとして、書かせてもらいました。

家族が加害者。

私にとって家庭は、安全な場所ではありませんでした。両親や兄たちから、心ない言葉を浴びせられたこと、何度もあります。頑張って成し遂げた事も、喜んでもらえない。

「女だったら産まれてこなかった方が良かった」

「あんたは可愛くないから、テレビの世界に憧れてもムダだよ」

「修士号取ったからって、威張るな」

家族だけでなく、学校でも職場でもイジメは経験していて、自分が嫌いでしょうがなかった。

愛されるために、犠牲したりいい子になろうと努力してきました。愛されないから、自分の人生、上手くいかないんだと思ってました。

被害者にならない。

でも、「彼らのことを責めることで、自ら被害者になっている」ということに気づけてからは、被害者でいるのは止めにしました。

自分が被害者でい続ける間は、別の誰か・何かに責任を押し付け、自分は何もしなくてよくなります。つまり、自分で自分の力を信じることが出来なくなる。自らの手で自らの力を放棄することになる。

「自分が苦しいのは相手のせい」と、自分を依存の側に回してしまう。相手に依存してるから、自分が幸せになるのも、相手次第。

また、相手を責めることで生まれる罪悪感で、自分も苦しむことになる。被害者マインドがその罪悪感を麻痺させてしまうけど、自分を否定する癖は抜けない。

自分を否定してる間は、自分自身に向き合うことが不可能になる。自分弱さ(短所)から背を向けることで、自分の価値(長所)をも受け取れなくなる。

でも、弱さは嫌うものではなく、そのまま個性として受け入れて、その代わり、長所を伸ばす。自分の短所は誰かの長所で補う。自分の長所で誰かの短所を補う。

そんな世界の方が、生きやすいと思いませんか?私はそんな世界の方が好きです。

犠牲になる子ども。

ミャンマーでも、家族のために自分を犠牲にする人は多く存在します。弟のために進学を諦めて働くお姉さんとか、家族のためにミャンマーを離れて出稼ぎに出るなど。

でも、「犠牲」という概念ではなく、家族のために自分がやれることをやる、という価値観です。家族を思いやって、本当に素敵。

ただ、その「家族の為」という想いが、うまく利用されることもあります。親元を離れて出稼ぎをさせられる子どもがいる。親に少額を握らせ子どもを買うブローカーがいる。子どもを売り買いする需要と供給が一致している。子どもは商材ではないのに。

そもそも、紛争で親を亡くしてしまい、行き場がない子どもも少なくありません。

私の考える孤児院。

ここで親やブローカー、貧困や紛争を責めないことが大事だと思います。それらを責めて、相手に変わることを要求する為に自分たちの労力を使うよりは、未来の可能性の方に尽力する方が私は意味があると思います。

もちろん、暴力は受け入れがたい。でも、それらが発生するにはそれなりの理由がある。それを理解し、阻止したり被害を補う装置を足していきましょう、ということですね。

私が作りたい孤児院には、上記した事態を阻止する機能があると思います。ざっくりとした言い方をすると、皆が希望を見出すことが出来るようになる機能を孤児院に装置する、ということです。

もちろん、お金の流れもそれに合わせてデザインします。

まだまだ考えがざっくりなので、もっと具体化させていく必要がありますね!

頑張ります!!





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