南インドの食生活 l パン
朝食はパン派だ。
インドに来る前は一時期トレーニングにはまっていたので、高タンパク低糖質生活をしており、朝食はもっぱら Base Bread だった。
正直味はいまいち。しかし、筋肉を追求している私は摂取するもの（特にパン）に最高級の味を求めてはいなかったので、十分な食事だった。
常温で１ヶ月もつので１ヶ月分日本から持ってきた。
ホテルにいた時はこの Base Bread を朝か昼に食べて、なるべく夜はチキンを食べて、主食少なめで、、と頑張っていたのだ。しかし、米と粉物が主食でベジタリアンが多いインドで高タンパクを維持するのは大変だった。
頼みの Base Bread が切れてからはもう南インド料理三昧で、あっという間に低タンパク高糖質の食生活に逆転し早一ヶ月が過ぎた。炭水化物と油はうまい！
結論。インド料理を食べている限りチェンナイで食事制限は無理。
ということで、低糖質生活は潔くあきらめて、現在は西洋風のパンを買って朝や昼に摂取している。
チェンナイってパン屋あるの？そもそもインド人、パン食べるの？と思っていたのだが、いざ探してみると意外とあった。
今回は最近私がパンを買っているお店をご紹介する。
まだ我が家（チェンナイの南端）に近いエリアしかわからないので、都会方面は今後発掘予定である。
ちなみに今書いている時点で １ルピー＝ 1.8 円。
円安つら。。
① Brod bakery
今のところ一番頻回に通っているのがこちら。
大通り (ECR) 沿いの北欧風パン屋さん。レジとカフェスペースとパン製造スペースが繋がっていて店内は解放感がある。8時から開いている。
目を凝らしてないと完全に通り過ぎる。
円安の今、サンドイッチは相当高い。
ここではサンドイッチとバスクチーズケーキが特におすすめ。
日本で食べたとしても普通に美味しいと思う。
カプチーノもまろやかで美味しい。
左に写ってるエクレアも美味しいのでたまに買う。
サンドイッチは、硬めで歯応えがありナチュラルなチャバッタに、野菜やハムチーズベーコン、モッツァレラなど挟んである。ヨーロッパのサンドイッチという感じ。
そしてチーズケーキはチェンナイいち美味しい。
パンは、今までにサワードゥーとブリオッシュを購入した。
サワードゥーは噛みごたえがあり、硬めパンが好みの人は好きだと思う。
私のお気に入りはブリオッシュ。トーストして食べると外がカリッとして、甘めで美味しい。
チーズとハムを乗せて食べると塩みが混ざってちょうどいい。
パンはお店にスライサーがないので、自宅でスライスしなければならないのがちょっと面倒。
※追記
火曜と金曜はデリバリーサービスもやっている。
Zomato でも出てくるが我が家は圏外だったので、Whatsappで直接連絡をとって注文した。遠いから火曜は無理、金曜ならOKとの返事。シフトの問題？
商品を受け取ったら、その金額を Paytm（google pay) で送金。銀行振り込みも選べるようだ。
② Bread & Chocolate Chennai
カフェの記事でも紹介したこちらの有名カフェ。おしゃれ界隈にある。
ここもインド風味が一切ない。
チョコがくっついたクロワッサンも美味しいがすごく甘かった。菓子パンが超好きって方にはおすすめ。
ここのクロワッサンは塩みと甘味のバランスがよく、表面がパリッと中はふわっとで大変美味しい。150ルピー。トーストして朝食に是非。
③ Ambrosia
カフェ併設のパン屋。Korean-Japanese Bakery & Cafe と書いてある。
店内は明るくてきれい。カフェスペースはそこそこ広く、静かなので読書や作業もできる。
ここではなんとあんパンが食べれる。あまり期待していなかったのだが、甘すぎずちゃんとあんパンの味がした。
チョココロネも甘さはちょうどよくてなかなか美味しいが、牛乳やバターの違いなのか、中のチョコクリームの味が少し日本のものと違うかもしれない。
Korean パンがどういうものか知らないのだが、並んでいるパンは日本と似たような感じがした。Korean のお客さんも買いに来ていたので、きっと他も美味しいんだと思う。
とりあえずあんパンは日本人の口に合うと思うのでおすすめできる。
食パンも購入した。6つ切りか8つ切りにカットをお願いしたつもりだったが、12枚に切られてしまったのが残念だった。どうやら厚みは調整できないらしい。
味は平均的。冷凍の仕方が良くないのかもしれないが、トーストするとパサパサになってしまう。
ちなみにチェンナイは日本人より韓国人の方が多く住んでいる。
カフェやお店で日本人っぽい人がいるなと思うと韓国人のことが多い。
パン関係ないが先日行った韓国料理屋 Aeseo は本格的でとても美味しかった。高いが人気店である。
④ The Old Madras Baking Company
チェーン店なのでチェンナイのそこらじゅうにある。
店内は清潔で広く、テーブル席と大通りに面したカウンター席がある。
パンの種類が豊富。チーズ、オイル、粉類も置いてある。
天ぷら粉もあった。
ナッツ入りのブラウニーは甘いけど美味しかった。だんだんインドの味に慣れて甘過ぎても食べれるようになっているのかもしれない。
ここでもパンを買って切ってもらったが、やはり厚さが変えられないようだ。
⑤ Terra The Earth Store
ECR 沿い
Alwarpet 店
オーガニックショップ。週２で食料の買い出しに行っている。
最近は自宅から近い ECR 沿いの Terra をよく使う。
野菜、ジャム、ジュース、ヨーグルト等はここで買うことが多い。粉類も豊富。
リーフレタスのような葉物は他のお店で買うとたまにぬるっとしたナメクジ（？）がいるので、なるべくTerra で買うようにしている。葉がバラバラの状態で箱に入っているので選別しやすいからだ。
頻回に行くので、最近の朝食用ストックパンは主にここで買うようになった。
一枚ずつ切れた状態で冷凍されているので、トーストしてパサパサになることもなくて気に入っている。
グルテンフリーも嬉しい。小麦粉を取りすぎるとアトピーが悪化するのだ。
ちなみに使っているトースターは日本から持ってきたバルミューダ。スチーム機能でしっとり仕上がる。
⑥ Tryst cafe
大通り (ECR) 沿いの食品店＋カフェ。
隣にも大手スーパー、Nilgiri's ニルギリス があるので便利。
ここはパン屋というよりカフェのビーフバーガーをおすすめしたい店だ。
向かって右側がカフェになっていて、食品店の奥からもつながっている。
カフェは中庭からの光で明るくて居心地がよい。中庭にはテラス席がある。店内のテーブルは一個一個が離れていて広々としており、休日に行ってもあまり混んでいないので利用しやすい。
ここのビーフバーガーはチェンナイいち美味しいと思っている。
お近くの Double Rotti もビーフバーガーが有名なようだが、私はこちらの方が好みである。パンズの表面がパリッとしていていい。
そもそも大手バーガーチェーン店などはビーフバーガーを提供していないので（入ったことないが）、ビーフという時点で貴重だ。
食事に困ったらここに来ればちゃんとしたビーフバーガーが食べられるということが保証されているので、私のチェンナイ生活は安泰なのである。
テイクアウトもできるのでよく利用する。
食品店の方もなかなか品揃えが良い。パンも売ってるし、輸入食品が豊富。米粉麺や醤油もある。おしゃれ界隈にある輸入専門店 Amma Naana まで行かなくても簡単なものは手に入る。
炭酸飲料は Amma Naana より安い。（炭酸飲料は缶・ペットボトル・スーパーによって全く値段が違うのでただいま検証中）
フォーがあるのは嬉しい。
たまにここでパンも買うが、クロワッサンの味は平均的、先の Bread and Chocolate の方が圧倒的に美味しい。 ベーグルはもっちり感が足りない。ので、あまり積極的にはリピートしにくい。
私は常食しないので買ったことはないが、バゲットも売っている。
とりあえず、今のところは以上である。
Terra の冷凍グルテンフリーパンに加え、Brod bakery や Bread and Chocolate の美味しいパンを食べられるので、今の状態であまり不満はない。
メインでパンを食べる家庭がチェンナイではまだ少ないのだろう、パン屋は多くはない。
道を走っているとたまに小さなベーカリーを見かけるので、美味しいパンを求めてまた開拓しようと思う。
思うに、インドには「もちもちした」パン、「しっとりした」パンというのがあまりないようだ。
例えば日本で食べるイギリスパンのような、トースターで焼くと外側はさっくり、中もっちりの食パン。
これがあったら朝食のクオリティが格段に上がるのだが。。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？