Yuko Miura

主にインド、チェンナイでの暮らしをまとめます。 宣伝会議 第44期 編集・ライター養…

Yuko Miura

主にインド、チェンナイでの暮らしをまとめます。 宣伝会議 第44期 編集・ライター養成講座修了 https://www.instagram.com/tiamaria198x/

マガジン

  • エジプト旅行

    2022/10月下旬にチェンナイからエジプトに行った旅行記。カイロ→アスワン→ルクソール→白砂漠キャンプ

  • 南インド観光

    チェンナイはじめ、南インドの各地を訪れた記録とその時に感じたこと。

  • 南インドの食生活

    インドっぽいもの、インドっぽくないもの、自炊のことなど。チェンナイで暮らす上で最も大事な「食」に関してまとめていきます。

  • インドヨガ日記

    インドで始めたヨガの記録です。なるべくその時に感じたままを書いてます。

  • ラダック旅行

    2022/8月、4泊5日のラダック旅行記です。 レー周辺、上下ラダック、ヌブラ渓谷、パンゴン・ツォ

最近の記事

  • 固定された記事

カプセルの記憶

中銀カプセルタワービル 中央区銀座8丁目の高速道路沿いに、ブロックを積み重ねたようなユニークな外観の建物があったのをご存知だろうか。ブロックひとつひとつが住居であり、ふたつのコアとなる茶色い塔に、木の枝のようにブロックが取り付けられている。 建築家・黒川紀章氏の代表作・中銀(なかぎん)カプセルタワービルである。 メタボリズム建築の代表である中銀カプセルタワービルは、今年で竣工 50 周年を迎えた。独特の構造と宇宙船内のようなカプセル部屋は他に類を見ない建築で、熱烈なファン

    • スリランカ旅行① l 整備されたクリーンな島国。どうしてもインドと比べてしまう。

      エジプト旅行のあと、シンガポールとジャイプールとスリランカに行った。 順番が前後するが先にスリランカの思い出を書こうと思う。 スリランカ旅行はインド移住時からずっと憧れだったが、経済が不安定な時期だったので昨年は様子を見ていた。 最近は日本人の旅行客も戻り始めたようで、今回2泊3日で行くことにした。 スリランカは、想像していたよりずっとずっと整備されていて、綺麗だった。 もっと未開の島感のイメージだった。 道路はまるで日本のようだった。 そして観光地の入場料がとっても

      • エジプト旅行⑧ l ゆったり動物岩を見て砂漠の温泉に入ってエジプト飯を食べて、さようなら。また来るよ。

        夜はぐっすり眠った。野生のキツネが現れると聞いていたが、まあ気づかなかった。 日の出の時間はとっくにすぎて、朝ごはんの準備が整った時間に起きた。 砂漠キャンプイベントは今までと違って次の予定や時間に追われることもないので、好きな時間に起きて好きな時間に移動できる。 朝食後は周囲をうろうろして、ひさしぶりにゆっくりした朝を過ごした。 白砂漠をドライブテント道具やゴミ類を車に積んでもらって、出発。 白砂漠周辺をドライブして、珍しい形に変形した岩を探索。 オアシスで休憩・民

        • エジプト旅行⑦ | オアシスの民家でごはん、夜は静かで真っ暗な白砂漠でキャンプ

          エジプト旅行の締めくくりは、白砂漠でキャンプという憧れのプラン。 いわゆる砂漠はカイロから南西に車で2-3時間ほど走ったあたりから広がっている。白砂漠と呼ばれる地帯へは、その辺りのオアシスを拠点にしてさらに1時間くらい南へ向かう。 朝は6時発だった。 朝は霧が晴れていて、ホテルの窓からピラミッドが見えた。 ホテルの朝食は利用できない時間だったので、朝ごはんセットをボックスでもらう(パン、お菓子、りんご、バナナ、ジュースなど) カイロ市街を抜けて、まずはオアシスへと向かう。

        • 固定された記事

        カプセルの記憶

        • スリランカ旅行① l 整備されたクリーンな島国。どうしてもインドと比べてしまう。

        • エジプト旅行⑧ l ゆったり動物岩を見て砂漠の温泉に入ってエジプト飯を食べて、さようなら。また来るよ。

        • エジプト旅行⑦ | オアシスの民家でごはん、夜は静かで真っ暗な白砂漠でキャンプ

        マガジン

        • エジプト旅行
          8本
        • 南インド観光
          17本
        • 南インドの食生活
          6本
        • インドヨガ日記
          5本
        • ラダック旅行
          7本

        記事

          エジプト旅行⑥ l ルクソール東岸観光、カルナック神殿は広大すぎて迷子になる

          午前中は西岸で王族の墓や祭殿を堪能したあと、午後は東岸を回るスケジュールになっていた。ルクソールは見どころが多いので1日で全部回るとかなりハード。でも夜にはカイロに戻る飛行機に乗らなければいけないので、好奇心を引っ張り出して頑張ってついて行くしかない。 古代には「死者の街(ネクロポリス)」と呼ばれた西岸に対して、東岸は「生者の都」と呼ばれ、西岸と比べて現在も生活の中心として華やかなところである。ホテルやレストランも多い。中でもカルナック神殿とルクソール神殿が見どころだ。 ガ

          エジプト旅行⑥ l ルクソール東岸観光、カルナック神殿は広大すぎて迷子になる

          エジプト旅行⑤ l ルクソール西岸観光、いろんなファラオの人生に触れる

          エジプト旅行4日目。 この日の朝は7時出発予定だったので、ホテルの朝食ブッフェが楽しめた。 (とはいってもぎりぎりだったので食べる時間は10分もなかったが、、) ルクソールのホテル Steigenberger Resort Achti リバービューでゆったり朝の時間を過ごせるので、ホテルで過ごす時間の余裕があればかなりおすすめのホテルである。 ルクソールは、エジプト新王国時代、太陽神アメン・ラー(Amon-Ra)の都市テーベだった。多くの建築物が遺されているため見どころ

          エジプト旅行⑤ l ルクソール西岸観光、いろんなファラオの人生に触れる

          エジプト旅行④ l 巨大岩窟アブシンベル神殿。これを移築したとは。。砂漠の蜃気楼もすごかった。

           4日目はこの旅で一番早起き。4時過ぎに起きて、5時にはチェックアウトしてホテルを出る。 5時に出発というのは遅い方らしい。ヨーロッパ人は3時に出てるとか。 出発時、砂漠で日の出が見えるよーと言われて一瞬楽しみにしていた。 しかしミニバンで体を伸ばして休めたため、ありがたいことに道中爆睡だった。 起きたときには休憩場所のカフェに着いていた。 砂漠の途中のカフェテリア Tourist cafeteriaアスワンからアブシンベルに行く道沿いにある休憩場所。トイレは有料だが、コ

          エジプト旅行④ l 巨大岩窟アブシンベル神殿。これを移築したとは。。砂漠の蜃気楼もすごかった。

          エジプト旅行③ l アスワンへ。広大なダム湖は氾濫の凄まじさを物語っていた。ギリシャ風の神殿は紀元前でも新しく感じる。

          この日は6時出発。 ホテルで朝食が取れなかったのでお弁当をもらってチェックアウトした。 お弁当は、パン(たくさん)、りんご、ジュース、ゆで卵、など、だいたいどこのホテルでも同じ感じ。 本日は空路でカイロからアスワンへ移動する。 朝のカイロ空港はすごい人だった。 国際線で到着したときはとてもスムーズでよかったが、国内線はたくさんのエジプト人でごったがえしていた。 空港に入る時、チェックイン後、ゲート直前、の計3箇所で手荷物検査がある。靴も脱ぐ。 おそらく観光業命のエジプ

          エジプト旅行③ l アスワンへ。広大なダム湖は氾濫の凄まじさを物語っていた。ギリシャ風の神殿は紀元前でも新しく感じる。

          エジプト旅行② l みんながよく行くピラミッド。スフィンクスの向かいのピザハット街はなくなるらしい。シタデル、超絶綺麗なモスク、考古学博物館など。

          2日目は朝6時過ぎに起床。ホテルの朝食は6時からやっていて、朝ホテルのブッフェで食べることができた。 たぶんホテル中の観光客がみな7時に出発するのだろう、かなり広いブッフェ会場だったが満員で、スタッフに席を作ってもらうまでに時間がかかった。 メニューも多かったのでゆっくり食べたかったが10分しか時間がなかった。 翌日は6時出発なのでホテルの朝食は食べられない。残念だ。 7時に三大ピラミッドに向けて出発。3世代のファラオが作ったこのピラミッドは「ギザのピラミッド」と呼ばれて

          エジプト旅行② l みんながよく行くピラミッド。スフィンクスの向かいのピザハット街はなくなるらしい。シタデル、超絶綺麗なモスク、考古学博物館など。

          エジプト旅行① l チェンナイからエジプトへ、バーレーン空港経由

          インドが Diwali で盛り上がりまくっている10月の後半、チェンナイに来てから初の海外旅行に行ってきた。 もともと中東に行きたくて、特にイスラエルに行きたかったのだが、いろいろな理由で今回は見送った。 近場のエジプトだと日本から行くより若干お安くなりそうだったので、古代エジプトの遺跡と砂漠キャンプを楽しむ旅に変更。 いろいろな方のエジプト旅行記を読んでいると、移動手段(交渉)を現地で整えるのが大変面倒そうだし騙されそうだし気力が削がれそう。限られた時間しかないので、最大

          エジプト旅行① l チェンナイからエジプトへ、バーレーン空港経由

          ティルチラパッリ観光 l ロックフォート、南のガンジス川、寺院都市という不思議な街。

          ラメシュワラム、タンジャーヴール、ティルチラパッリ旅行記。前回はこちらです↓ タンジャーヴールからティルチラパッリへは車で移動した。だいたい1時間くらいでついた。 旧市街の南から入り、賑わっている界隈へと向かう。 旧市街の南端にはガンジー・マーケットという卸売市場がある。がやがやと賑わう地元のマーケットという感じだ。 そして食事をしたいレストランはもうちょっと中心部にある。 近づくにつれて交通量が多くなり、車は全然進まなくなったので歩くことにした。 ケララ料理レストラン

          ティルチラパッリ観光 l ロックフォート、南のガンジス川、寺院都市という不思議な街。

          タンジャーヴール観光 l いま超話題の映画 PS1 の舞台

          ラメシュワラム、タンジャーヴール、ティルチラパッリ旅行記。前回はこちらです↓ ラメシュワラムを堪能したあと、車でタンジャーヴールに向かった。 この街の発音、日本人はタンジャヴールと呼んでる人が多いと思うが、正しくは「タンジャーヴル」なんだそうだ。 でも wikipedia がタンジャーヴールになっているので、ここではタンジャーヴールで記載する。 タンジャーヴールはイギリス統治下においてタンジョール(Tanjore)と呼ばれていた。 伝説によると、タンジャーヴールは「タン

          タンジャーヴール観光 l いま超話題の映画 PS1 の舞台

          ラメシュワラム観光 l 思ったよりラーマーヤナだった。

          ラメシュワラム、タンジャーヴール、ティルチラパッリ旅行記。前回はこちらです↓ 無事パンバン橋を堪能し、ラメシュワラム(ラーメシュワラム)に到着した。 ラメシュワラムは、古代インドの叙事詩「ラーマーヤナ」の舞台で、ラーマ王子が魔王ラーヴァナにさらわれた妻シーターを助けにランカー島(スリランカ)へ渡る際に橋をかけた場所、とされている。 ちなみにこのラーマ王子はヴィシュヌ神の化身である。 ラーマーヤナは簡単に言うとマリオみたいな話。奥さんを魔王にさらわれた王子が、弟と協力して

          ラメシュワラム観光 l 思ったよりラーマーヤナだった。

          インドの寝台列車 l 憧れのパンバン橋で動画を撮り、インドの南東端ラメシュワラムへ。

          先週末、夜行列車移動プラス1泊2日でラメシュワラム、タンジャヴール、ティルチラパッリへ旅行した。 チェンナイより気温も湿度もかなり高かったのでどっと疲れ、帰宅翌日は全身筋肉痛で1日中使い物にならなかった。 今回の旅の一番の目的は、ラメシュワラム直前の橋を通過するときに、電車のドアから身を乗り出し海と電車を動画で収めるというもの。海の上に真っ直ぐ線路が走っており、そこそこ高さがあるのですごく綺麗なのだ。もちろん晴れていないと映えない。 ということで、行きはチェンナイ夜初の寝

          インドの寝台列車 l 憧れのパンバン橋で動画を撮り、インドの南東端ラメシュワラムへ。

          マイソール観光② l 2日目・デヴァラジマーケット、嘘つきのリキシャ、昼のマイソールパレス、おしゃれカフェ、ぎりぎりプロペラ機でチェンナイへ帰る。

          3日目、マイソールのホテル The Quorum Hotel の朝食はインドの Tiffin のちょっと豪華版。チェンナイで日常のドーサ、サンバル、チャトネと野菜炒め、スイカジュース、あと好きなポンガルがあったので取ってみた。 ドーサはだいたいどこで食べても味はあんまりかわらないが(サクサク具合は違うけど)、ポンガルはかなりあたりハズレが激しいと思う。 チェンナイに来てしばらくはホテルに滞在していて、そのホテルの朝ブッフェでたまに出てきたポンガルが、硬さと塩味がちょうどよくて

          マイソール観光② l 2日目・デヴァラジマーケット、嘘つきのリキシャ、昼のマイソールパレス、おしゃれカフェ、ぎりぎりプロペラ機でチェンナイへ帰る。

          マイソール観光① l 1日目・ダシェラ祭で湧く夜のマイソールパレス、入り口でつぶされる。

          インド人はお祭り好きだ。 中でもインド三大祭りと言われているのが、「ホーリー(Holi)」「ダシェラ(Dussehra)」「ディワリ(Diwali)」である。 我々がバンガロールとマイソールを訪ねた10月初旬は、ダシェラ祭(ダサラ祭)の時期だった。 今年は 10/5 (水) がクライマックスで、その日に一番の出し物が行われるそうだ。 ダシェラの由来は地域によっても異なるが、 ・ラーマ王子が魔王ラーヴァナを倒した日(叙事詩「ラーマーヤナ」より) または、 ・ドゥルガー女神が悪

          マイソール観光① l 1日目・ダシェラ祭で湧く夜のマイソールパレス、入り口でつぶされる。