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旅行が好きな人、旅行という価値を伝えたい人。 対話が好きな人、対話という価値を伝えたい人。


わたしは、仕事をする上で考えるようにしているのは「それは、自分が伝えたいことか?」ということ。自分がただ体験することが好きなことを=伝えたいことだと勘違いしている人もいるように思います。


新卒で就職活動をしていた時に、わたしは旅行業界に入りたかったのでいろんな会社説明会やセミナーに行っていました。でも、旅行業界は憧れているけれど、途中で旅行業界への就職活動を辞める人は多かったですね。



旅行は好きだけど、それを仕事にするのは違うかも・・・



となる人がとにかく多い。当たり前ですけれど、旅行会社に入ったら販売するのはツアーとか航空券になるので、売るのは「旅行という体験」であり、旅行に行ける回数が増えるとかではありません。(もちろん、旅行に行くことは推奨されるので行きやすい環境ではありますが) 


わたしは人の価値観を変える、揺らす、形づくる、広げる仕事がしたいと思っていて、その手段として旅行という体験を売る、その価値を伝えるということを仕事にしたいなと思ったから旅行会社に就職をしたのです。


もちろん、旅行自体も好きなのですが、旅行に行くだけではなく、旅行という価値そのものを伝えることも好きだと自覚していたので、就職活動で迷うことはありませんでした。


でも、この時の経験から、好きなことを仕事にしたいと考える時に「それは伝えることも含めて好きなのか? その『好き』は体験したいだけ、じゃないだろうか?」を自分に問いかけるようにしています。




今は、ファシリテーターとしてわたしが販売しているものは「対話」です。もちろん、対話は定義そのものも曖昧ですし(定義の話はまた今度)、体験したことがない人にその価値を伝えるのは簡単なことではありません。


わたしの周りはファシリテーターは多いですが、ファシリテーターだけで食べている人は本当に少ない。それは、対話をすることの価値を伝える努力をしている人が少ないからだとわたしは考えています。


ファシリテーターを呼ぶことや、組織の中に対話の時間を取り入れることをお金を払う価値があるものとして伝えたい。皆、そこまで思っていないんだと思ってます。


繰り返しになりますけど、対話をすることが好き、は対話をすることの価値を伝えることも含めて好き、とは限らないです。 わたしは、「伝えることも含めて好き」なので、ブログやnoteの発信もそうですし、自分で仕事を作り出せるよう、講座を主催したり、提案書作って営業したりをしています。


なので、そういう行動をせずに「対話って伝えづらいよね」とか言ってる人に出会うと本当、なんとも言えない切ない気持ちになります…。または、「うーん。この人は伝えたい人じゃなくて、ただ対話するのが好き (=参加者) な人なんじゃないかな」と感じる場合も。


わたしは全ての人が社会の中で、どこかの分野では発信者・主催者であり、それ以外では受益者・参加者だと思っています。だから、対話をするのが好きな人が全員、伝える人になるべきなどどは全然思ってません。


でも、そこを混同してモヤモヤしている人を見るのはなんだか勿体無い気持ちがします。


あなたのその「好き」は「伝えたい」が含まれるほどの「好き」ですか?
それともあなたが「体験することが好き」なのですか?






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