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中学部活動の地域移行 これも、当たり前が当たり前ではなくなるのか〜
娘が中学のバスケ部に入部して約5か月。
部内でバスケ未経験者は一人だったので、少し心配していたが、出来なくて当たり前の立ち位置で入っているので、ある意味やりやすいよう。
練習に張り合いがあるようで、筋肉痛や突き指や踵の痛みを訴えながらも、本人なりに少しずつ上達しているようだ。なんとか続けている。
私が中学部活に関わるのは、自分が中学生だった時以来だ。その後約30年間の変遷について、まるっきり知らない。
30年前の私の田舎には、野球の少年団とミニバスケと合唱団くらいしかなく、一部の子が入っている程度だった。
そのため、中学の部活に入って初めてそのスポーツをやり出すという子が多かった。ほとんどが初心者だったのだ。
現在、私は名古屋市郊外に住んでいるのだが、地域にクラブチームが存在している競技が多い。
バスケ、バレーボール、野球、テニスなど…小学生の頃から所属しながら、中学の部活も並行してやるというスタイルの子どもは多い。
小学校においては、今年度から部活自体がなくなってしまった。
スポーツをさせたいと思う親は多いと思うが、小学生のうちから早めに習い事のように始めなければ、
種目によっては、中学から始めようとするのはなかなかハードルが高く、昔のように気軽に始められる感覚ではなくなってしまったと感じるのだ。
中学からでは間口が狭くなった。
やってみたいと思った時に、やらずに諦めてしまうのはもったいない。
そんな中、更に気になる話をちらちらと見聞きするようになってきた。
部活動の地域移行という動きだ。
【部活動の地域移行】
中・高校の教員が休日に無償で担当していた部活動の指導を、地域のスポーツクラブや民間事業者などが行っていくよう移行していく取り組み。
2023年度から公立中学校での休日の部活動の地域移行をスタートさせた。
2023〜2025年度までを改革推進期間とする。と文部科学省スポーツ庁と文化庁が発表した。
〈目的〉
・経験のない競技を顧問として担当するなど、顧問を務める教員の負担の軽減
・部員数が減少した部活動を継続させること
記載の全てではありません。
少子化で生徒数は、右肩下がりに減少している。
さらに地域によっては、特定の競技を指導できる人材の確保も難しい。
この状況を改善させるために、
・複数の学校の部活を統合し、学校単位ではなく地域チームとする。
・地域クラブチームも中総体などの大会に出場できるように整備する。
・総合型地域スポーツクラブ、少年団、フィットネスジム、大学、クラブチームなど多様なものが連携できるように整備して、子どもたちの運動の場を継続させる。など…
ということらしいが、
そんな事可能なの!? 運営も全く違うのに、短期間で整備するのはかなり困難なんじゃないか。という思いと、
そんなにも学校の部活は危機的状況で、ただいま絶賛変革期だということ!? という驚きがある。
現に、今年度から地域クラブチームが中総体に出場したという県があるようだ。
部活動チームと地域クラブチームの両方に所属している子どもは、どちらから出場するのかを選択するということか。
そしたら、ますます学校の部活動チームは弱くなるよね…そして衰退し消滅していくのか。
とにかく、部活動の形が大きく変わっていくことは、もう避けられないことなのだと実感する今日このごろなのです。
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