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小説『ZEROISM』第二部

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主人公の外川が、大人になった純菜と結婚し、警視庁公安一課の元警察官、杉浦とその新妻南美と四人で、巨悪組織ZEROISMと戦う第二部。
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2021年8月の記事一覧

『ZEROISM』11

『ZEROISM』11

「言葉狩り 魔女狩り」



【登場人物】(外川数史)警視庁外事4課の天才警部補。中学の時に両親を飛行機事故で亡くし、心を閉ざしたが、カフェ『菜の花』で出会った少女、純菜に救われる。人を助けるためには違法行為も厭わないが、それが当たり前だと思っていて破滅願望が強い。
(外川純菜)数史の妻。引きこもりだった小学生の時に『菜の花』に来て読書をしていた外川と同じ本を読み、次第に恋をするようになる。18

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『ZEROISM』10

『ZEROISM』10

「動物愛護と人命」



【ここまでのあらすじ】警視庁外事警察官の外川数史は、中学生の頃に両親を飛行機事故で亡くして以来、家族の温もりが欲しくて、夫婦が営むカフェ『菜の花』で休日を過ごしていた。その夫婦の娘、純菜が読書家の外川に惚れてしまう。当時純菜は中学一年生で、外川は相手にしない。しかし、外川に夫婦の危機と純菜にかけられた発達障害の疑惑を解決してもらい、棚橋夫妻は外川を気に入って、娘を応援す

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