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ゆっきーの孫子兵法の紹介と注釈に挑戦!


まえがきのまえがき

 先にとらねこさんの共同マガジンである~トランスミッション~への初投稿の機会を頂くことを厚く御礼申し上げますm(__)m。とらねこさんのこのマガジンの規約はキチンと拝読しましたので、ルールを守りこちらの創作活動の機会を楽しく投稿しますのでよろしくお願いしますm(__)m

まえがき

 みなさんは「孫子兵法」はご存じでしょうか?現代にもビジネス本として多数の執筆本があるので「キングダムで聞いたことがある」「武田信玄の『風林火山』で有名だよね」などの見聞がある方はおられると思います。
 著者は中国の春秋戦国時代に呉に仕えた「孫武」と、斉に仕えた孫武の子孫である「孫臏(そんびん)」と2人おり、孫臏のほうは祖先の孫武と区別をつけるために「孫臏兵法」「斉孫子」と呼ばれるそうです。
 
 それぞれ2人とも有名なエピソードはありますが、今回は孫子兵法の1つを列挙してそれを注釈することに挑戦することがメインなので割愛します。
 それではよろしくおねがいします!OK! my friend!

迂(う)をもって直(ちょく)となす「孫子兵法Ⅷ『軍争編』」

 これの兵法の意味は「軍事作戦上最短・直線的が利するのが常識でも、意図して遠回り・迂回をして、敵に利すると見せて油断させ、結果敵よりも最短・最速に軍事作戦上の目的を優位に変える」ことです。
 兵学は常に敵に優位にするため「拙速で最短の作戦行動」が常套手段ですが「状況に応じて迂(う)回して結果優位にして直(ちょく)になる」方法ですね。これは現代社会にも多く言えることがあります。
 
 例えば自動車運転で同じ目的地に到着するのに2通りのルートの道路があるとします。A道路は2km。B道路は3km。同条件のまま速く目的地に着くのはもちろん距離の短いA道路です。しかしここでA道路がたまたま渋滞してて、B道路が渋滞がなしだと、距離の長いB道路がA道路よりも最速で着くことはありますよね。
 この時ドライバーは渋滞なしだとA道路を利用しますが、「道路情報」や「経験」などでA道路が渋滞だと知っていれば、意図して「B道路使ったほうがいいかも」と機転を利かせて意図して遠回りのB道路でも速く目的地に到着ができます。
 ざっくり単純に言えばそうなのですが、その「意図して行動できる判断材料」を知っていれば、迂回したほうが速いことがわかりますね。
 この知った上で意図して迂(う)回したほうが速く直(ちょく)とするですね。
 この「迂をもって直となす」の応用が注釈でできないか挑戦します。

「迂をもって直となす」を応用して注釈してみる

遅をもって速となす

 また似た例えで自動車運転でですが、前の車が右折か左折する時、追従している車が「少しでも速く行きたいからハンドル切ってでも前を少し抜かして通る」そういう光景がよく見かけます。しかしそうしたハンドルを切って無理に速く通る運転は心理的に「速く通れるかも」とありますが、最悪事故のリスクもあって速く通る意図が仇になることがあります。
 前の車が右折か左折するのを待って止まるか遅くそのまま追従して通過したほうが事故のリスクがなく「遅いほうが安全で速いかも」ですね。

 もう1つ。自動車以外の「車両運搬具」全般に言えますが、直線のほうが最も速く通行できますよね。道路などでカーブや曲線などいわゆる「直線以外の進路」では減速を余儀なくされることは常識です。
 では仮にその曲線を通るのに「直線と同じ速度で通過する」のと「減速して通過する」のでは当然後者の「遅くする」したほうがいいのはわかりますよね。
 しかし、人間の心理的やクセなどの複合要因で「曲線でも速く通りたい」ついやってしまう運転手がいて、それが原因で事故になることは枚挙に暇がありません。いくら兵法で「巧緻より拙速がイイ」といっても常識やセオリーなどを無視して雑でも速くすることは、返って不利かつ危うくすることになります。

 ここで唐突ですが、徳川家康と息子秀忠のエピソードで、秀忠は「関ケ原の戦いで遅参して間に合わなかった」ことを猛烈に意識して「大阪の陣で誰よりも速く急いで着陣した」時、家康から「兵馬がヘトヘトになって戦いにならないぐらい急いで着陣するとは何事か!」と叱られたそうです。

 まあ実際「兵は神速を貴ぶ」なのですが、常識を度外視した進軍速度で不利になることがNGなことも、このエピソードでお分かりですよね。
 凡そ兵法はケースバイケースで「遅くすることも速くすることも将兵が上手くコントロールする」ことが肝要で、基本原理から応用を利かせてイニシアティブ(主導権)を取ることを最上としますので、迂(う)や遅(ち)をすることも状況に応じて上手く使うことも大事になりますね。例は列挙しませんが私が思いついたことで応用しますと…

 鈍をもって鋭となす
 愚をもって智となす
 虚をもって実となす(虚実戦でありますが)
 無をもって有となす
 弱をもって強となす

 などなど、対義語としていずれも初動が不利そう見えていても、それが結果として利するケースはいくらでもあると言えるでしょう。
 まあ応用といっても詭弁や嘘くさいところもありますが「兵は詭道(だましあい)なり」ですし、嘘などもあるかのように見せるのも兵法のテクニックとも言えるので、大いに応用ができる分野であるでしょう。

おわりに

 いかがだったでしょうか?なにか注釈してみるとしながらペテンっぽく感じる方も少なからずいるでしょうが「変に応じるものが勝つ」(Ⅷ九篇編)があるので強ち間違いではないと思います。孫子兵法が現代においても通用して「基本原理からの応用ができる」有用性はたくさんあると思います。
 三国志だと私が最も尊敬する曹操が孫子兵法の注釈をされたとあるのでどんなものか知りたいですね。最後までお目通し頂きありがとうございました!それではまたです!OK! my friend!

余談

 初めての共同マガジンの投稿で少しでも理にかなったのを記事にできればいいかいろいろ考えました。また機会があれば「とらねこさんの共同マガジン」に寄稿させてくださいm(__)mありがとうございました

 私の投稿記事でよければよろしくお願いします!m(__)m  私次第ではありますがお礼のサポートするかもなので。  世界中に平和と多幸あれ!OK! my friend!