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やったった感の積み重ねこそが人生をより良い方向へ導いてくれる

noteをはじめてから自分の仕事について考える機会が増えました。
なぜ今の仕事に満足しているのだろう?かということ。


給料が高いから?生活には困らないけど、そんなに高いわけではない。もっと欲しい。
仕事が楽だから?繁忙期はめちゃくちゃしんどいし、責任はそれなりに重たい。

ではなんなのか?
それは今の仕事が
やったった感に満ち溢れているからではないか?

というのが自分の出した結論でした。

税理士事務所は全体が見渡せる仕事

税理士事務所では、小さな会社の場合、基本的に担当は一人。
自分が担当になった顧問先に関する仕事はすべて自分が担当します。

<税理士事務所での仕事内容>
お客様と連絡をとり
資料を預かり
仕訳を入力し
決算書を作成
お客様に報告
申告書を提出
毎月の給料を計算
年末調整をする
各種の届け出も必要に応じて提出
税務調査などに同行
(税理士先生と担当2人ワンセットです。)

これだけのことを自分ひとりでこなします。
何なら自分の顧問先が廃業するとしたらその手続きもやるし、生まれてから死ぬまで、会社の一生を見ることができるかもしれません。

こんな経験はなかなかすることができないでしょう。


新人だったら先輩のサポートについたりというのもありますが
仕事を覚えたら独り立ちしていきます。
自分の場合、入社当初からサポートが充実していたとはいえませんでした。

未経験から顧問先の担当に。がむしゃらにもがいていた日々

自分が入社する前後に、立て続けに2名も辞めてしまったのです。
面接時は教育して育てるだったらしいですが、入社後に状況は一変、当時は教育どころではありませんでした。
うちの税理士事務所では十数名なので、2人が抜けてしまうとその穴は残りのメンバーで埋めなければいけません。

全員の負担が増える。そんな中で自分が入社しました。

入社して、会計ソフトの使い方を教わって、簡単な会社の決算を一通りやりました。2週間後には担当を持ち、右も左もわからないまま挨拶することに。当時はお客様に税金のこと聞かれても、何それ?美味しいの?というレベルです。補助金?社会保険?そんなの知らんがな。という感じで、調べてお返事しますという回答をして帰ってくるのがやっとでした。

それからわからないことは先輩に聞きながら基本的にひとりでこなす日々。

1年目の確定申告は毎日終電近くまで残り、休みの日も一人で会社に来ていました。

ひいひい言いながら、忙しいのを乗り切ると、いつの間にか峠を越えていたように仕事が楽になっていて、余裕が出ている自分の姿に気が付きました。
あ、めっちゃ楽やん?という感じ。

そんなこんなで約3年ほどここまでやってきました。

最初はもちろんやらかしてばかりだったけど、体当たりで進む毎日は、大変ながらもとても充実していた日々だった。

これがもし、未経験で企業に経理として入社した場合だったらどうだろう?

経理の仕事では全体が見えない

未経験で経理として入社していたらどうなっていただろう?

社内に経理の人間がいて、経理チームに配属される
自分はある科目を、担当する
決算は税理士に頼む
基本的に毎日毎日同じことの繰り返し
仕訳は現金、伝票の管理など

飽きて嫌になりそうだなとしか想像がつかなかった。

企業の経理チームの一員だと、
決算書を作って会社の一部分の仕事をやっているため、全体を見ることができない。自分がそれが嫌で税理士事務所を選択した。

自分がやりたい仕事というのは、仕事の全体が見渡せるような環境で、社長との距離も近い。たぶん経理だったら続いてなかったかもしれません。

税理士の仕事にはいろんなやったった感が溢れている

自分がなぜ仕事を続けられているのか。
それはやったった感の先にある快感に取りつかれてしまったからなのだろう。

<税理士のやりがいを感じるポイント>
責任ある仕事をやり遂げた後のやったった感。
忙しさを乗り切った後のやったった感。
自分の計算で税金を安くできた時のやったった感。
お客様に感謝された時のやったった感。

税理士事務所にはいろんなやったった感が詰まっている。

自分はそんなに頑張り屋さんでもないし、たまにはなまけたい。
常時忙しいのなんてまっぴらごめんだ。
だから忙しい時期にめっちゃ頑張り、やったった感に酔いしれる。
メリハリこそが大事だ。
やったった感に酔いしれたい人にとって税理士という仕事は向いているかもしれない。

思い返してみると、昔のバイト先も続いた所はすべて自分の裁量に任せてもらえる環境だった。
自分で忙しいお店をやりくりしているときのやったった感。
飲食店居酒屋などの接客業は長く続けることができた。

逆にすぐに辞めてしまったのは分業体制の所だ。
全く仕事にやったった感を感じることができなかった。
工場なんかは1週間で辞めてしまったりもしたし、一瞬で飽きた。

給料よりも、仕事のきつさよりもやったった感。
自分はその先にある満足感に酔いしれたくて、仕事を頑張っているのかもしれない。自己満足といわれてもそれでいい。

小さい頃はいじめられていた。
学校がめちゃくちゃ嫌いだった。
何度も死のうと思った。
そんな時に救われたのがはっぱ隊だ。
はっぱ一枚で踊る姿に笑い、元気をもらえた。

成果は勿論大事だが、そんなもんはお墓に持っていけない。
やったった感の積み重ねが自分の人生を満足いくものにしてくれているのだ。
自分にやったと言える1日を。
明日からも積み重ねていきたい。


😊