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紙にこだわった短歌zineを作ってみた。

短歌をはじめてもうすぐ一年。
ナナロク社さんの「岡野短歌教室(0期生)」や「あの風短歌レッスン」で短歌を基礎から教わり、仲間と切磋琢磨しながらマイペースに詠んできました。だいぶ作品がたまってきたので、最近では連作を考えるのがとても楽しい!一首では地味な作品も、いくつか並べてストーリー性を含ませることで、連作ならではの重層的な表現ができることに気づきました。
明度の違う短歌を組み合わせて感情のうねりを表現しても良いし、キーワードが重なる短歌を近くに並べて時間の流れを表現しても良いし、連作は奥深いなぁと最近感じています。

楽しみながら作ったそんな連作たちを、ぜひ公の場で発表したい!と思い参加したのが「オンライン短歌市 2/21」です(o´罒`o) 短歌のイベント参加ははじめてなので勇気が入りましたが、短歌仲間との共同出店という形で楽しく準備を進めることができました✨

歌集作りははじめてだったので、既にオリジナル歌集を何冊もハンドメイドしたことのあるタマチャイさんに製本の様子を教えていただき、しまとゆきさんひびの祈りさんとアイデアを出し合いながら、それぞれオリジナルの短歌zineを完成させました♪

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こんな感じで、
私は紙が好きなので紙質やデザインにこだわった歌集にしてみました✨

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表紙には、細かな凹凸があり手触りがとても良いミ・タントを使い、トレーシングペーパーやクラフトペーパーを使って見た目にも楽しめるデザインにしました✨

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さらに普通はホチキスで綴じるのどの部分を、飾り糸で手縫いしてみました。糸のふさふさ感と相まって、柔らかい雰囲気の1冊に仕上がったかなと思います。

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そして、せっかくなのでフォントデザインにも挑戦してみましたよ。
短歌の雰囲気に合わせ、ちょっと遊びを加えた短歌が数首紛れているので手にされた方はぜひ探してみてください♪
個人的には上↑の風に煽られてバラバラになった感じがお気に入りです☺️
短歌だけでなく、イラストを入れたり、連作のタイトル部分を手書き風にアレンジしたりとこだわりが詰まっています。

掲載した短歌の中からいくつか紹介させていただきます。


荷ほどきをしてない箱が3つあり 殴り書かれている承・転・結

ゆっくりと酸化してゆくスプーンで昨夜残したケーキをつつく

8センチヒール履いても届かずに 入道雲が引き受けた青

百均で売れ残ってるがじゅまるが裸婦の角度でくつろいでいた

今夜から雪の予報で窓のある居間に家族がゆるり集まる

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そして今回は「ネプリ頒布」も行うことにしました♪
ネプリとは、セブンイレブンなどコンビニのネットプリントサービスを使って、印刷代のみで歌集を(わかりやすく言えばデータのみを)提供する仕組みのことです。同人誌などの二次元界隈では割とメジャーな方法とのことです。
セブンイレブンで予約番号を入力し(番号はイベント会場当日にショップで公開します)印刷設定をすればその場で簡単に印刷できます。ちなみにネプリ版は28ページの白黒構成で280円の印刷代となります。
ネプリ版は印刷代しかかからないので私には1円も入らないのですが、一人でも多くの方に私を知っていただくきっかけになれば本望です(*˙˘˙*)ஐ 

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ちなみに、ネプリ版でもイラストやフォントデザインは楽しんでいただけるのでぜひ細部まで読んでいただけたら幸いです☺️

今週末は、オンライン短歌市のショップ「#nikka」でお待ちしています!
イベント詳細はこちらの記事を参考になさってください(*˙˘˙*)ஐ 


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