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「思考→感情→行動」の自動操縦を止めて人生のパターンを変える

「自分の人生はいつも同じパターンの繰り返しだ」と気づき、それを変えたいと思ったことはありませんか。

例えば、ある人が何度も転職を繰り返している理由が、上司と上手くやることができないという場合、まず「この上司はワンマンで苦手だ」と考え、「これ以上一緒に働くのは嫌だ」と思い、「会社を辞める」というような「思考→感情→行動」の流れがあるのがよくあるパターンです。

もし、本当は同じ職場でもっと長く勤めたいと思っているのであれば、今起こっている現実は、自らの行動の結果であることに気づいてください。

決して、上司が悪いのでもなく、あなたの運が悪いのでもない、「辞める」と決断したあなたの行動の結果です。

そして、その行動に導いたのは自分のマインドだということをしっかり認識し、過去の記憶や習慣に引きずられるマインドに振り回されない行動をとることができたら、人生は大きく変わります

もしかしたら、上司は厳しいかもしれないけれど、公平で部下の能力を引き出してくれる人かもしれないのに、自分の父親と似たタイプだというだけで苦手だと感じてしまっていたのかもしれません。

また、辞めるのではなく、部署異動を願い出るという選択肢もあったかもしれませんし、同じ職場で働き続けることで、その働きが認められて、別の会社からヘッドハントされることもあったかもしれません。


このように「会社を辞める」という大きな決断ではなくても、私たちは日常生活において、常に「好き」「嫌い」とか、「快」「不快」というマインドの判断で、瞬時に反応し行動しています。

ですから、自分のマインドをしっかりと見張って、過去の記憶に反応して誤った判断をしないようにすることは大切です。

過去ではなくて、今この瞬間に集中すると、反応するのではなく、ゆったりと現状を受け入れることができるようになります。すると、色々な選択肢があるのだという新たな気づきも生まれます。

ただ、マインドは、自分の心でありながら、コントロールすることはとても難しく厄介なものです。

だからこそ、自分の感情や思考と一体化しないように、常に自分を俯瞰して客観的に観察しなければならないのです。

最初は難しいかもしれませんが、感情的になって怒ってしまったときでも、「私は相手のあんな言葉に反応して怒っているんだな」とか、「今回の怒りは、前回怒ったときを10とすれば、6くらいだから大丈夫かな」というように、自分の心を客観的に観察してみてください。

そして、その怒りが本当に事実に基づいているのか、自分の過去の記憶に基づく判断だったり妄想だったりしないのか、冷静に考えてみる必要があります。

自分のマインドをきちんと統御することで、今までのパターンから抜け出し、後悔のない選択をして、自由で幸せな人生を歩んでいきましょう。



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