カウンセリングサロン≪ミモザの庭≫ 吉澤由紀

公認心理士。ヒプノセラピスト。NLPプロコーチ。自由に軽やかに生きたいと願っている女性…

カウンセリングサロン≪ミモザの庭≫ 吉澤由紀

公認心理士。ヒプノセラピスト。NLPプロコーチ。自由に軽やかに生きたいと願っている女性が、本来の能力と魅力を最大限に発揮できるようサポートしています。私自身、日々ヨーガと瞑想を学びながら感じたことを書いています。 https://www.mimoza-no-niwa.jp

最近の記事

「思考→感情→行動」の自動操縦を止めて人生のパターンを変える

「自分の人生はいつも同じパターンの繰り返しだ」と気づき、それを変えたいと思ったことはありませんか。 例えば、ある人が何度も転職を繰り返している理由が、上司と上手くやることができないという場合、まず「この上司はワンマンで苦手だ」と考え、「これ以上一緒に働くのは嫌だ」と思い、「会社を辞める」というような「思考→感情→行動」の流れがあるのがよくあるパターンです。 もし、本当は同じ職場でもっと長く勤めたいと思っているのであれば、今起こっている現実は、自らの行動の結果であることに気

    • 最初の? そして最後の飛翔~鳥にとって飛ぶことの意味

      先日、鳥にまつわる面白い体験をしました。その日帰宅すると、自宅の玄関ドアの前に、小さな鳥が微動だにせず、近づいてもじっと立ったままでいました。 私はどうしていいのか分からず、そっと別のドアから家に入り、後から帰る夫にその旨をメールで伝え、とにかくその鳥が無事に飛び立つことを家の中で祈っていました。(それしかできなかったので、苦笑) というのも、毎年春になると、玄関の上方にある換気扇の排気口の中にツバメと思われる鳥が巣を作って、ヒナが育つと飛び立っていたので、きっと上手に飛

      • 盗みを全くしなくなったとき、欲するものはやってくる

        「人のモノを盗んではいけません」というのは、皆が小さい時から言われていることだし、どんな宗教においても戒められていることです。 多くの人は「自分は人のモノも人も盗っていないし、盗みとは関係ない」と思っているかもしれません。 でも盗んではならないのは、決して目に見える物質的なものだけではなく、情緒的にもメンタル的にも盗みをしないことなのです。 人間は生きているだけで、人から認めてもらいたいとか、好きになって欲しいという自然な感情から、色々な盗みを働いています。 また、会

        • 愛がある者が勝利する

          ヘルマン・ヘッセの「人生の言葉」という本を読んでいたら、「愛がある者が勝利する」というタイトルのもと、次のような言葉と出会いました。 これを読んで、1990年代にKANというシンガーソングライターが作った「愛は勝つ」という曲が流行ったとき、スキー場のリフト乗り場で、スピーカーから「必ず最後に愛は勝つ~」という歌詞が繰り返し大音量で流れていたことを何故か思い出してしまったのですが,,,,(笑)。 この曲が大ヒットしたのは、「愛は勝つ」というシンプルで力強いメッセージが多くの

        「思考→感情→行動」の自動操縦を止めて人生のパターンを変える

          50代になったら執着を捨てよう

          先週一週間、声帯が潰れて殆ど声が出なかったので、色々な予定をキャンセルして家にいることになってしまいました。 あんなに楽しみにしていたリッカルド・ムーティ指揮のオペラ≪アイーダ≫も何とか上野まで行って、第2幕までは聴けたものの、喉が張り付いてきて咳が止まらなくなるのではと心配で、最後まで聴くことを諦めました。 誰かのブログで「この先、今日のような凄みのある≪アイーダ≫を聴く機会はあるのだろうか」などというコメントを読むと残念に思うものの、最近執着心を少しずつ手放している私

          コントロールできると思うだけで悩みは解消される

          精神科医の樺沢紫苑氏は、同じ負荷のかかる状況の中でも、「コントロール感」の有無によって、心身に与えるストレスの影響は大きく違うことを指摘しています。 そういえば、前職の上司が、イベント前などにいつも電話で開口一番 "Is everything under control?" (すべて順調ですか) と言っていましたが、もし何か問題が起こっていても、自分のコントロール下にあると思えば、何とか解決できますよね。 どんなに厳しい状況に置かれていても、何とかなると思えて、自分がする

          コントロールできると思うだけで悩みは解消される

          心と身体をゆるめたら本当の自分に会える

          私たちは小さいときから、頑張れ!頑張れ!と言われて続けてきたけれど、あまりに力が入り過ぎている人と会うと、何だかこちらまで疲れてしまうことはありませんか。 一生懸命に真面目に生きている人が、深呼吸をすることさえ上手にできず、呼吸が浅いなと感じることがあります。呼吸がうまくできないと、脳に酸素が回らず、思考も硬くなってしまいます。 私たちは大人になるまで知らず知らずのうちに、「こうしなければならない」とか「こうであるべきだ」という思い込みで、心も身体もがんじがらめになってい

          心と身体をゆるめたら本当の自分に会える

          「ごきげんよう」は魔法の言葉

          今日の日経新聞の人生相談のコラム「なやみのとびら」のタイトルに「ごきげんよう」という言葉を見つけて目が留まりました。 今回の人生相談の回答者である中園ミホ氏は、NHK連続テレビ小説「花子とアン」の脚本を書いていますが、このドラマは毎回「ごきげんよう、さようなら」という言葉で終わっていたそうです。 確かに、何かつらいことが起こったときに、眉間にしわを寄せて悩むのではなく、その出来事も自分の感情も俯瞰して、少し口角をあげて微笑むことができたら、それだけで状況は変わります。

          言葉は「救い」になる

          前回の記事で、催眠療法(ヒプノセラピー)によって、幼少期の記憶や認識を書き換えられるという話をしましたが、催眠状態に入っていなくても、人に言われた言葉によって救われた経験をした方は多いのではないでしょうか。 何年か前に大学の集まりに参加した際、後輩と話していて何の話の流れだったか、「Yukiさんのことを嫌いになる人なんて居ませんよ」と言われたことがありました。 本当に軽い会話だったし、それを言った本人は深い意味もなくサラッと言った言葉だったと思います。でも、その時の私には

          インナーチャイルドは何故傷ついているのか

          村井啓一先生に久しぶりにお会いして、お話を伺う機会がありました。 村井先生は、日本における催眠療法の第一人者で、私が催眠療法(ヒプノセラピー)のベーシックからプロコースまで学ばせて頂いた日本ホリスティックアカデミーの代表をされています。 今回は、年齢退行療法(インナーチャイルドセラピー)についてお話を伺ったのですが、幼少期の思い出が大人になった自分にどれだけ大きな影響を及ぼしているのか、改めて考えさせられる機会となりました。 私は小学校一年生の時に、母親から叱られたとき

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          カウンセリングサロンのHPを公開いたしました

          私のカウンセリングサロンの名前は、≪ミモザの庭≫といいます。 サロンの名前は、ずいぶん前からあった方がいいとは考えていたのですが、なかなかピンとくるものが思い浮かばずにいました。 いつも相談にのってくださるヨーガの先生が、「まずはテーマカラーを決めるといいかもしれませんね」とアドバイスして下さったので、自分の好きなミントブルーやサーモンピンクを思い浮かべながら、ずっと迷っていました。 そんな時、「意外と黄色も大人っぽい色なんですよ」という先生の言葉を思い出し、黄色は難し

          カウンセリングサロンのHPを公開いたしました

          100パーセント相手を受け入れられたら大丈夫

          トンレン瞑想を教えてくださったチベット仏教の僧侶に聞きました。 「人の苦しみや痛みを現す黒い煙を吸い込んでも大丈夫なのでしょうか」と。 整体やエステなど、人の身体に触れる仕事をしている方たちと話していると、よく「相手のエネルギーをもらって具合が悪くなった」というような話を聞きます。 また、エネルギーで人を癒す、気功のようなヒーリングを教えてくれたアメリカ人セラピストは、「自分の周りに光の結界を作って、相手のエネルギーを受けないようにしなさい」と言っていました。 ですか

          100パーセント相手を受け入れられたら大丈夫

          「幸せ思考のできる身体」をつくる

          「女性は家族の太陽なのですから、家族を癒せる存在になってください。歯を食いしばるのではなく、美しい気持ちで筋肉を動かしていきましょう。」 ヨーガの先生は、女性だけのグループレッスンの時に、こうおっしゃいました。先生のヨーガ専門教室では、大きな動きをするのではなく、ゆっくりとした静かな動きで、深呼吸でしか動かせない身体の深いところの筋肉を動かしていきます。 私は20代後半から40代の頃まで、ずっと歯を食いしばって生きてきたような気がします。実際、20代後半で大学に学士入学し

          出来事に良いも悪いもない~あるのは自分の判断だけ

          昨晩、NHK・Eテレで放映された「スイッチインタビュー」という番組に、精神腫瘍医の清水研先生とジャニーズの関ジャニのメンバーである安田章大さんが出演されていました。 癌患者とその家族の心のケアをされている清水先生のご著書は、友人から聞いて読んでいたので、またそのことをお話しする機会もあるかと思いますが、今回は安田章大さんの言葉で心に残ったことがあったのでご紹介したいと思います。 安田さんは、2017年に脳腫瘍の大手術を受け、その後も術後てんかんでお風呂の浴槽内で倒れて溺死

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          前世って本当にあるのですか?

          ヒプノセラピストとして前世療法も行っていると言うと、「前世って本当にあるのですか?」と聞かれることがあります。 前世療法では、催眠状態になることで前世の記憶を思い出し、その人生の重大な出来事や死の瞬間を追体験することで、その人生の生き方や人間関係、課題などを探っていきます。 そして、今の人生における悩みや問題の原因を知り、今の人生を生きる目的に気づくこともできるようになります。 勿論、特に悩みがなくても、自分は前世で一体どんな人だったのだろうという興味から、前世を知りた

          立つ お辞儀する 歩く~自分の姿を客観視してより美しく

          先日読んだ松浦弥太郎さんのエッセイ集の中で、彼のお気に入りの老舗バーのオーナーの言葉に胸を打たれました。 いつもヨーガを実践しながら、姿勢を正すことが深く意識とつながっていることを感じているのですが、このオーナーの言葉は、基本的な動作を美しく行うことがいかに大切であるかを分かりやすく教えてくれます。 そのバーはおいしいカクテルだけでなく、その柔らかな雰囲気が自分を癒してくれる、大好きなお店とのことなのですが、バーテンダーの方々の所作がいつも素敵なので、松浦さんはオーナーに

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