心と身体をゆるめたら本当の自分に会える
私たちは小さいときから、頑張れ!頑張れ!と言われて続けてきたけれど、あまりに力が入り過ぎている人と会うと、何だかこちらまで疲れてしまうことはありませんか。
一生懸命に真面目に生きている人が、深呼吸をすることさえ上手にできず、呼吸が浅いなと感じることがあります。呼吸がうまくできないと、脳に酸素が回らず、思考も硬くなってしまいます。
私たちは大人になるまで知らず知らずのうちに、「こうしなければならない」とか「こうであるべきだ」という思い込みで、心も身体もがんじがらめになっています。
頑張って努力して何か成し遂げた人はすごいと思うし、尊敬もするけれど、一緒にいたいと思う人は、肩に力が入っていなくて、ふんわりしていて安心感を与えてくれる人ではありませんか。
私のヨーガの先生は、いつも「眉間にしわを寄せるのではなく、微笑みながら身体を動かしてください」とおっしゃいます。
「特に私たちのような年代になったら、繊細に深い部分の筋肉を動かして、しなやかな身体を作っていくべきなのですよ」と。
そして、「安心感は何よりも大切です」と言って、休むときにはまるで胎児のように丸くなって、安心感に包まれるのです。
「微笑みを生きる」の著者でもあるティク・ナット・ハン禅僧は、顔面の筋肉を緩めて微笑むことの大切さを説いています。
喜びの表情を作ると、身体の中の筋肉も緩み、内面的な深い喜びにつながっていくことが、研究でも明らかになっているそうです。
深い喜びを感じながら何かをやっていると、それだけで上手くいくし、周りの人も、みんな平和で幸せな気持ちになります。
そういえば、お習字で小筆を持つときも力をいれない方が綺麗な字が書けるし、歌を歌うときでも喉を力ませないで、口腔内を大きく開けた方がのびやかに歌えますよね。
緊張から自分を解放するためには、まずは自分の呼吸に意識を向けることから始めてください。そして、吐く息と一緒に、自分に必要ない思い込みや感情を全て手放すと決めるのです。
私の誘導瞑想でも、ゆったりとした呼吸をしながら、不安や恐れや悩みなど、自分の中にある不必要なものをすべて吐く息と共に出していくようにお声がけします。
さあ、余分な力を手放してリラックスし、キラキラした笑顔で、自分らしく軽やかに生きていきましょう!(^^)!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?