犬との散歩は貴重な瞑想タイム
あけましておめでとうございます。
犬がいると、元旦でも休日でも、毎日、朝晩のお散歩を欠かすことができません。
というわけで、今朝もいつものお散歩コースを回ってきました。
いつも挨拶する近所のワンちゃんたちとはあまり会えなかったけど、黙々と歩き続けるトイプードルのオリバー。
私の体調が悪い日や大雨の日などは、お散歩が面倒だと思うこともあるのですが、最近この散歩がとても貴重な瞑想の時間になっていることに気づきました。
瞑想は必ずしも床の上で結跏趺坐しなければできないわけではありません。
呼吸や身体感覚に集中し、あらゆる判断を手放して、「今この瞬間」に意識を向けることは、歩きながらでも皿洗いをしながらでもできることです。
むしろ座った状態で集中しなければと頑張るよりは、規則的に歩きながら自分の動作や呼吸に意識を向ける方が、集中しやすいとも言えます。
これは以前の記事でお伝えした紐ヨーガにも通じるものがあります。
オリバーと散歩しながら一定の速度で歩いている時、私は自分の呼吸と歩調を意識的に合わせて、自分を観察します。
それから、マインドフルネスを広めたティク・ナット・ハン禅僧が著書の「幸せの瞑想」の中で提唱する色々な言葉を、その時の気持ちに合わせて選んで、心の中で唱えます。
息を吸いながら 青空に気づく
息を吐きながら 青空にほほえむ
息を吸いながら 体に気づく
息を吐きながら 体をゆるめる
身体が緩んでくると、自分の心の奥深くにあった感情に気づくこともあります。その時には、
息を吸いながら 自分の中の辛さに気づく
息を吐きながら その辛さにほほえむ
そのように、自分の感情に気づき、それを客観的に見ることで、感情と同一化することなく、自然にその感情を手放していくことができます。
オリバーと一緒に、公園や近所の道で、朝の爽やかな空気を吸いながら散歩し、その上で色々な気づきを得られるのは、とても嬉しいことです。
ただし、オリバーの都合で、私の瞑想が中断されることもあるのですが、散歩の後半は、規則的なスピードで歩いてくれます(笑)
瞑想によって、自分の本質とつながり、魂の領域から届くメッセージを受け取れるようになるためには、座っている時だけではなく、日常生活の中で常に意識的に自分の心を統御して、瞑想の意識になる必要があります。
冬の寒い日には、少し面倒だと思っていたオリバーとの散歩ですが、今や私にとって、とても貴重な瞑想タイムになっています。
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