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最近、感じたこと〜多様性に寛容な社会に〜

最近感じたこと〜

自分が年齢を重ねてきたせいか、
色々な場面でご高齢の方々と、その方々への接し方を気にしてみている自分がいます。

先日は白内障の経過観察のための眼科受診の日でした。私は数ヶ月に一回、診察をしてもらい、点眼薬ピレノキシン、3か月分を処方してもらっています。




その眼科受診で、たまたま、視力検査の声が聞こえてきました。

どうやら、患者さんはご高齢のようです。

例の切れ目のあるマル、ランドルト環を見て、

ナナメ

と、いうお返事がありました。

ご本人の視覚の曖昧さからの見え方かもしれませんが、検査者の方は繰り返し、

ナナメは、ありません

と言っていました。


ご高齢でも、このオーソドックスな視力検査は、何度かされているでしょうから、ご理解できないはずはないのですが、


検査の正確さを求めるとすると、
ご高齢の方はきこえも充分でない場合もあるので、

もしかして、
口頭での音声だけの情報より、
視覚的な文字提示があった方がいいのかなと、思いました。


例えば、

ランドルド環の拡大図

右、左、上、下
右上、右下、左上、左下、のいずれか
お応えください。


と、いう拡大された文字提示
があったらどうかなと。



と、以前、子ども達、特に聴覚や記憶に課題のある子どもたちに、検査をする際に気をつけていたことを思い出してみました。


口頭の指示だけでは、充分な理解が難しいと思われた場合は、動作や文字で伝えて、確認することが必要でした。


子どもたちが理解できたと確認できたところで、検査に進みました。



今、自分が年齢を重ねて、健診などでちょっと聞こえが心配で再検査を受けることがしばしばある私です。

今後、色々な状況の中、生きにくさを持っている方々に合わせて、環境を整えていけるといいと思います。

そして、それは、駅のエレベーターが障害を持った人のために作られたとしても、長時間勤務で疲れた人たちが必要としているように、実は全ての人の生きやすさにもつながるのではないかという考え方をしたいです。

時には、ちょっと背伸びして、日々の暮らしの中でも、自分にできることを探していきたいな、と思っています。




◎今日も最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。

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