見出し画像

別居婚の思わぬデメリット

わたしは別居婚という暮らし方が、ものすごく気に入っている。

夫が出張の多い仕事をしているので、結婚してからずっと1人で住んでいる。付き合っているときから遠距離だったので、ずっと離れっぱなしだ。

当然、周りから「さみしいでしょ」とよく言われる。でも正直まったく平気。むしろ最高に幸せだ。2人で住むはずの広い家に1人で悠々過ごせる、こんな贅沢があるだろうか? ずっと1人なら孤独かもしれない。でも現代文明のおかげで、離れていてもテレビ電話が簡単にできるし。まさに「1人だけど独りじゃない」状態。28年間の人生で、いまが一番楽しいと思う。

ただ別居婚にもデメリットがある。別居婚によりスマホ依存度が高まってしまうのだ。

別居婚では、コミュニケーションのためにスマホが不可欠だ。基本はLINEのメッセージで、ときどき無料のテレビ通話。「会って話す」ができない以上、スマホを経由するしかない。メッセージにしろ電話にしろ、会話中はずっとスマホを見ている。その流れでSNSや漫画を見るので、気づけばずーーっとスマホを触っているときもある。

お互いの近況を伝えあうためにも、スマホが欠かせない。私の場合、別居婚してから食事の写真を撮るのが日課になった。食事報告はとっても便利な話題だ。いくら夫婦でも、毎日LINEしていれば話のネタはいずれ尽きる。でも食事は毎日するからネタ切れにならないし、ただ写真を撮って送るだけでいい。話題として低コストで素晴らしい。昔は「食事の写真を撮るなんてバカらしい」と思って、美しいスイーツも速攻でスプーンを入れていた。それがいまでは、食卓の近くにはスマホを置くようになった。

スマホの必要性が高まったので、ついスマホを触る癖がついた。食事中にYoutubeを見てしまったり、ヒマなときにSNSをスクロールし続けたり、スマホ片手にアニメを見てしまったり、、、。明確な目的もなく、スマホを見ている時間が格段に増えた。

スマホは楽しい。未知の面白い世界をたくさん見せてくれる。スマホのおかげで、自分の行動や考えも広がった。

でもスマホばかり見ていては、何だか窮屈な気がする。せっかく最高に贅沢な別居婚ライフだと言うのに、スマホに時間のシェアを奪われるのはもったいない。

これからはスマホから意識的に距離をおこうと思う。離れた場所で充電したり、必要のない時は遠くに置いたり、取り出しにくいポケットに閉まったり。。

スマホの時間を減らせば、別居婚ライフはもっと充実するはず。そう信じて脱スマホ対策に取り組みたい。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?