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別居婚のリアル

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出張の多い夫とは付き合った時からずっと遠距離で、結婚してからも別居中。同居の目処なし。 ここでは別居婚のリアルがわかる記事を集めていきたいと思います。
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新婚夫婦が「別居婚」をする理由

私は夫と別居している。約5か月前に結婚してから現在までずっと。何なら、付き合った時から遠距離恋愛(海外⇔横浜)だったので、もはや同じ地域に住んでいたことの方が少ない。笑 遠距離恋愛⇒別居婚、同居予定なし新婚から別居状態のわたしたちに対し、よく「離れているのに、何で結婚しようと思ったの?」「(夫に)ついていかないの?」「さみしくないの?」と聞かれる。たしかに、離ればなれだからこそ普通の夫婦のようなコミュニケーションができないときもある。 それでも「別居婚」という生き方が大好

別居婚の思わぬデメリット

わたしは別居婚という暮らし方が、ものすごく気に入っている。 夫が出張の多い仕事をしているので、結婚してからずっと1人で住んでいる。付き合っているときから遠距離だったので、ずっと離れっぱなしだ。 当然、周りから「さみしいでしょ」とよく言われる。でも正直まったく平気。むしろ最高に幸せだ。2人で住むはずの広い家に1人で悠々過ごせる、こんな贅沢があるだろうか? ずっと1人なら孤独かもしれない。でも現代文明のおかげで、離れていてもテレビ電話が簡単にできるし。まさに「1人だけど独りじ

温度差のある新婚夫婦

結婚2年目、夫との間に温度差ある。 もう1ヶ月以上顔を合わせていないし、直接会話もしていない。寝る時間も起きる時間もバラバラで、食事も別々。休日も一緒に過ごさない。お互いがいま何をしているのか、全然知らない。 夫は海外に出張しているからだ。仕事の関係でインドネシアに滞在している。一方でわたしは、結婚後に買った夫婦の新居のある横浜に、1人でのびのびと生活中だ。コロナ禍で気軽に海外旅行ができないので、おそらく1年近くは横浜とインドネシアで分断された生活となるだろう。当然直接顔

肌寒い季節は別居婚がいい

10月下旬、いまだに夏用布団を使っている。 布団を替えるのって、どうしてあんなに面倒なんだろう。ものの数分で替えられるし、当然替えた方があたたかい。わかってる。でもベッドに行くと、布団の交換なんてしたくなくなる。夜更かししがちな私は、なおさらすぐに眠りたいから。なので「今日はこのままでいいや」と思って、夏用布団を使い続けてしまうのだ。 とはいえ、夏用の布団ではもう寒い。ベッド横の窓から、冷気がひんやり漂ってくる。寒い、でも面倒。。どうしたものか。。 そこで私は思いついた

濃い茶38Lとともに夫の帰りを待つ #別居婚

夫は「おーいお茶 濃い茶」が大好きだ。 もうメチャクチャ好きだ。 濃い茶とは、「おーいお茶」ブランドの中で苦み・渋みが特に強いお茶だ。苦みの理由はカテキンの量にある。カテキンが一般的な緑茶の2倍(400mg/500ml)含まれているらしい。2004年に販売開始し、2019年には「実は体脂肪を減らす」お茶として打ち出したところ、前年比35%増を記録するヒット商品に。今ではスタンダードの「おーいお茶」に次ぐ人気商品となっている。 人気のお茶だから飲んでいる人は

亭主元気で留守でもいい #別居婚

「亭主元気で留守がいい」という言葉がある。 夫は家族のためにお金を稼ぎながら、家にいないほうが妻にとっては都合がいい――そんな意味の言葉だ。調べてみたら、もともとは殺虫剤のCMのコピーらしい。この言葉が生まれたのは1986年。ちょうど男女雇用機会均等法が施工された年だ。きっと男女格差は残り、家庭内で男女の役割がキッチリ分かれていたはずだ。だからこそ、この言葉は流行語に選ばれるほどウケたんだろう。今であれば「夫をATM扱いするなんてひどい」と炎上する、いわゆる「死語」ってやつ

"別居婚"の始まりにワクワクが止まらない

週末婚が終わり、私たち夫婦はほとんど会えなくなる。 結婚して新居に住み始めてから、私たちは週末だけ一緒に過ごす「週末婚」をしていた。夫は福島に長期出張しているので、週末になると特急ひたちに乗って帰ってくる。土日を横浜の家で一緒に過ごし、日曜の夕方には福島へ戻っていく。この週末婚が、私たちのニューノーマルになっていた。 ただコロナ前は、週末どころか月に1回会えればいい方だった。もともと夫は海外への長期出張する仕事をしており、台湾やクエート、カナダ、シンガポールなどと縦横無尽

別居婚が“法律違反”でよかった

私はいま、法律に背いて生きている。 なぜなら「別居婚」をしているからだ。 結婚するまで知らなかったのだけど、夫婦には同居義務がある、と民法で定められているらしい。 (民法第752条)夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない。 実はわたしは、今まで一度も夫と同居したことがない。 夫は仕事の都合で1年中出張し、住む場所を転々としている。一方わたしは東京の会社に勤め、横浜に家があるので住む場所はバラバラなのだ。いまはコロナの関係で夫が海外に行けず、国内出張中なので週

終わらない長電話とともに #別居婚

「まだ寝ないの?」 夫とテレビ電話をするとき、わたしは絶対これを言う。 遠距離恋愛をしていた頃は、早起きする彼への「気遣い」だった。何時間話してもまだ全然足りないけど、彼は朝5時起き。眠そうには見えないけれど、早く寝た方がいいに違いない。「明日早いでしょ、眠いなら無理しないでね」と、画面越しに健気な思いを伝えていたのだ。 あれから3年、ことばの意味は全然違うものになった。私たちは結婚したものの、夫の仕事の都合でバラバラに暮らす別居婚状態に。そのため週2~3日はテレビ通話を

別居婚夫婦のしあわせな食卓

別居婚では、基本的に食事はひとりで済ませる。 国内出張中の夫は週末帰ってくるけど、一緒に食事をするのは多くて週2日。残りの5日間は朝昼晩ひとりで食べている。一般的な夫婦のように、今日の出来事を報告しあいながら夕食、というわけにはいかない。 それでも私は、別居婚での食事がさみしいとは思わない。 夫はいつでも、私の料理を「おいしそう!!」と思いきり褒めてくれるからだ。 手料理にハマっている私は、料理をつくったら撮影して夫にLINEで共有している。レストランで1500円で提

特別感のない、幸せなクリスマス

「そういえば今日、クリスマスイブだね」 3年前の12月24日、思い出したように夫(当時は彼氏)が言った。夫は海外から一時帰国していて、ちょうど12月24日に出張先へ帰るところだった。彼がクリスマスの存在を思い出したのは、羽田空港のマクドナルドだ。確かポテトやドリンクをつまみながら言ってた気がする。 あれ、クリスマスイブってこんな感じだったっけ……?? 私にとってクリスマスイブは、1年の中でも特別にキラキラした1日だった。イルミネーションを見に行ったり、普段はいかない高級

こんな時期に結婚式をやって思ったこと #コロナ結婚式

#コロナ結婚式 というタグがついたつぶやきが、Twitter上で多く投稿されている。内容は二種類。結婚式を予定していた新郎新婦の悲痛な叫びと、結婚式は中止すべき派の批判だ。8割以上は中止すべきという投稿で、読むだけで気持ちが暗くなる。 私は2月末に結婚式を行った。その直前に「コロナ 結婚式」で検索し、あらゆるネガティブな意見をみてかなり気分が落ち込んだ。周りに迷惑をかけるなら、辞めたほうがいいのか…と。ただコロナ自粛が始まったばかりの時期だったので、結局中止にはせずに執り行

結婚式はやめない。最善を尽くして「コロナ自粛」に立ち向かう

結婚式まであと7日、コロナウイルスの勢いは止まらない。 披露宴に出席予定の2名から、欠席連絡をいただいた。理由はコロナウイルスの感染リスクを減らすため。私の結婚式は、横浜のみなとみらいで開催される。横浜と言えば、連日ニュースになっているダイヤモンドプリンセスが停泊している場所だ。あれだけニュースになればイメージも悪いし、東京にも近く人口も多い。コロナ感染リスクを減らすのであれば、欠席もやむをえない。 結婚式の延期や中止は全く検討してなかったけど、Yahoo!ニュースのコメ

別居するのに結婚する意味はあるのか? #別居婚

私たち夫婦は、結婚した当初から別居している。 夫の仕事が全国(コロナ前は海外)を転々と出張する仕事をしており、私は都内の編プロで働いている。会社の都合上、夫が首都圏で働くようになるには2~3年かかるらしい。つまり2~3年は一緒に住めないのだけど、私たちは入籍して結婚式もあげた。最近は2人で住むための家まえ買ったけど、週5日以上は別々の場所で生活している。2人の家は、ほとんど私の一人暮らし用になっている。 別居婚の話を人にすると、約70%くらいの確率でこう聞かれる。 「一