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他人と比較するほど、不要なモノは増えていく

おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。

多くを求めてしまうのが、人情です。
今、あるものでは満足できずに、より大きな刺激を求める。他人が持っているからという理由で、必要のないものを増やしていく。「持っていないと恥ずかしい」と感じたり、周囲の人と同じ地位や立場でないと負けたような気持ちを抱く……。

他人には必要であっても、私には必要ではない。他人は持つべきモノであっても、私のライフスタイルには合わない。他人にとっての必要と、私の必要は違う。

倹約を始める前の私は、こんな単純なことも分かりませんでした。
ですから、足りない何かを求めて右往左往していました。

それは、品物だけではありません。地位や名誉や能力やあらゆる物事を他人と比べて、「私には○○がない」「もっとお金を稼がなくてはいけない」「○○さんよりも、いい暮らしをしたい」と。際限なく求め続ける生き方をしていました。

見栄や虚栄心で自分を追い込むのは、人を幸せにしない生き方です。

主人が遺した3億円の借金返済のために、倹約を始めた当初は、「自由になるお金は1円もない」「昔のような生活をしたい」という思いで、一流ブランドの顧客、お得意様、外商のお客様……そうしたものから、縁を切ることは惨めだとも思いました。

派手な装いや、豪華な暮らし、華美な生活をしている他人から自分を見ていたから、そう思えたのです。

しかし、人生は他人との競争ではありません。

多くを手に入れることが、私たちの生きる目的ではないのに、自慢したり見栄を張ったり……どうかしていました、当時の私は。あのまま続けていたら、どれだけ稼いでも追いつかず、私自身が借金を作っていたかもしれません。家計は破綻していたでしょう。

高級品やブランド品、羨望の眼差しを向けられるような豪華なものを数多く手に入れても、心が貧しければ満たされないままです。
何かを手に入れても、得られるのは一時の満足感だけ……。自分に必要のないものを増やしたところで、満たされることはありません。倹約生活が1年を過ぎるころ、そうはっきり理解できました。

今あるモノを大切にする。暮らしの中で「ない」を数えるのをやめ、「ある」を見つける。 すでに「あるモノ」を丁寧に見つめましょう。

身の丈にあった生活だからこそ、豊かな気持ちで生きていけるのです。

他人と比較するほど不要なモノは増えていきます。
余計なモノまで持とうとするから、あるモノに気づかない。今このときを、満足できれば私たちは豊かに生きていくことができるのです。

 ~人生は他人との競争ではない~
最後までお読み頂きありがとうございました。臼井由妃

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