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漫画を読んで「声を出して笑ったこと」なんてあっただろうか?「女の園の星」和山やま

電子書籍で読むようになってからは、本の置き場所を考えることなくいろんなものをランダムに読むようになれた。

とはいえ、がっかりすることもある。

この表紙はいろんなところで見かけたけれど、用心して手を出さず、まずはレビューをひとつふたつ拾い読みした。

不思議なことが書かかれていた。

「声を出してわらった」 

?  ?  ?

たしかに、面白いマンガを読んで「ふふっ」と笑みが溢れることももちろんあるが?
本を読んで「声を出して笑う?」そんなことがあるのだろうか?

そう思って、読んでみた。

ええ。声を出して、最初から最後まで爆笑の連続でした。

女子校の教師である星先生と生徒の話。

女子校出身者なので、このニュアンスはよくわかるが、若い男子教師に対して、女子生徒は残酷である。
攻撃というほどの敵意はないが。ちょうどいい感じのターゲットにしたり、ほどよく無視してみたり、からかいのネタにしたり。

まあ、そういう話であるし、ぶっとんでるわけでもない。

ただただ「あるべき日常」を上手に軽やかに、誰もが踏み外していた。

それがおかしくてたまらなかった。

休日に朝から掃除だけして、引きこもって、もうこんな時間。
ダラダラとマンガを読んだだけの休日だったけど。

後悔はしていない。


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