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コーチングを受ける前に知っておきたいこと

こんにちは。認知科学コーチの斉藤祐希です。
私は現在、Mindset Coaching Schoolの8期生として、認知科学に基づくコーチングについて学習しながら、実際にコーチングの提供も行なっております。

今回は「コーチングを受ける前に知っておきたいこと」について、記事にしていきたいと思います。


認知科学に基づくコーチングとは?

コーチングという言葉が、最近は身近になってきたように感じます。
ただ「そもそも何をするんだろう?」「なんだか怪しくないかな?」
そう思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

まず、「コーチング」には、大きく2つの種類があります。

①現在抱えている悩みや、モヤモヤ、不安に対して、「共感/傾聴」を徹底的に行っていく方法

②「共感/傾聴」は行わずに、やりたいことに基づいて、未来の「ゴール」を設定していく方法

誤解を恐れずにざっくりと説明すると、いま巷で流行っているコーチングの大半は、①の「共感/傾聴」を基本としたものになっています。

それは、何か壁にぶつかって悩んでいたり、過去のトラウマがあったり、不安に苛まれていたりする状況において、思いや考えをすべて吐露し、コーチがそれに共感/傾聴することで、前向きになれるというものです。

実は、これは正確には「コーチング」ではなく「カウンセリング」と呼ばれる領域に近いものです。

そして、今から説明する認知科学に基づくコーチングは、これとは真逆の②の立場を取ります。

つまり、現状への「共感/傾聴」は殆ど行わず、時にはコーチが介入しながら、やりたいことベース、かつ徹底的に未来志向で、「ゴール」を設定することを、認知科学コーチングでは進めていきます。

コーチングの目的

コーチングは、クライアントがやりたいことで、仕事、趣味など、様々な分野でのゴールまで導くことが目的になります。

コーチングの方程式は自体は簡単です。
現状の外側のゴールを設定し、そこに素直に向かうことで、いつの間にか現状維持バイアスが排除されていき、挑戦し続ける人生に変わっていくということです。

ただ、人間には現状に戻る力がどうしても働いてしまうため、理論のみでの実現は非常に難しく、認知科学の理論なしに自分でその状態を作り出すのはほぼ不可能だと思います。
だからこそ、認知科学の仕組みを理解したコーチが必要なのです。

ゴール設定の条件

ゴール設定の条件は、以下の3つになります。

1. 現状の外であること
2. have toではなくwant toであること
3. バランスホイールで設定すること

それぞれ説明していきます。

1. 現状の外であること

現状の外側とは、以下のようなイメージです。
・現時点ではやり方やプロセスが見えないもの
・設定するとワクワクと同時に、怖さも感じるもの

一方で、現状から既にプロセスが見える未来や、今から時間が経過していった先に十分実現可能性のある未来は「現状の内側」となります。

2. have toではなくwant toであること

have toは文字通り「しなければならない」ことで、want toは「本音でしたい」ことになります。
このhave toは「自分が得意で好きだと思っていたけど、実はまわりからの期待に応えるためにやっていること」や「社会的にこうあるべきだと思い込んでいること」などもhave toに該当します。

一方、want toは「人に求められなくてもどうしてもやってしまう行動」「理由はわからないけど、ずっとやってしまっている行動」などとなります。
want toは「本音でやりたいこと」ではあるのですが、「繰り返し行なっている行動」であることも理解のポイントです。

やりたいことが簡単にわかったら苦労しないと思う方もいる方もいるかもしれませんが、「過去繰り返している行動」なので、人生のどこかにwant toは潜んでいます。
コーチングセッションでは、ゴール設定にあたり、このwant toを抽出していきます。
want toは、過去のエピソードから事実ベースで見つけていくので、ここも共感傾聴に重きをおいたコーチングとは異なります。

3. バランスホイールで設定すること

コーチングをしていくに当たって、重要な概念があります。
バランスホイールというもので、コーチングでのゴール設定では、これらの8つの領域それぞれにゴール設定をしていきます。
ただし、当然全てのカテゴリーに等しく時間を割り当てるのではなく、その時々で注力する分野があって問題ないです。


バランスホイール

この中で、コーチングを始めるに当たって特に大事なものが「仕事」「ファイナンス」「趣味」の分野の定義付けになります。

やりたい仕事とそうでない仕事を切り分ける

認知科学コーチングにおける「仕事」「ファイナンス」「趣味」

皆さん、仕事というと、お金をもらうためのものというイメージがありませんか?
コーチングでは、お金は「ファイナンス」という分野でゴール設定をしていきます。
ファイナンスとは「バランスホイールで設定したゴールを達成するにあたり、必要な収入や資産額」という定義になります。
つまり、やりたいことの逆算の集合で決まっていくというイメージです。

一方、コーチングでの「仕事」は、「want toで、人の役に立つこと」という定義になります。
極論お金を払ってでもやりたいこと、お金が貰えなかったとしてもやってしまっていて、人の役に立つことになります。

認知科学コーチングが初めての方には、少し新鮮な考えではないでしょうか?
ただし、お金をもらえなくてもやりたいことだけできればいいと言ったような、夢物語を話す気はありません。

現状の外をやっていくにあたっても、ファイナンスは土台となる分野です。
ファイナンスの前提が崩れてしまう恐れがある場合は、きちんとその可能性を解消した上で、ゴール設定をしていきます。

さらに、仕事においても、want toは無意識に繰り返しており、行動そのものに報酬があるので、結果として能力に繋がっていることが多いです。
そのため、結果としては仕事の領域において、ファイナンスもカバーできてしまう場合も多いです。

さて、趣味はどうでしょうか?
趣味の定義は「好きなことで、人の役に立たないこと」です。

仕事の人の役に立たない版と理解すると、わかりやすいかもしれません。
例えば、カラオケが好きな人が、ヒトカラでいくら歌っていても、それで人の役に立ったり、報酬が発生することはありません。

「仕事」「ファイナンス」「趣味」の整理

色々な話が出てきたので、一度まとめてみると以下のとおりです。

・仕事:お金が稼げるかは関係なく、やりたくて役に立つ(=世の中へ価値提供している)こと
・趣味:やりたくて、役に立たない(=世の中へ価値提供していない)こと
・ファイナンス:やりたいかどうかに関係なく、報酬が発生し、役に立つこと

「仕事」「趣味」「ファイナンス」をまとめてみた図

最後に

ここまで読んでくださりありがとうございました。
私に限らず、コーチングセッションをこれから受けられる方については、是非「仕事」「趣味」「ファイナンス」の違いはおさえていただけるとセッション中もコーチの発言が腑に落ちやすいと思います。

最後に、現在私はより良いコーチングを提供していくため、コーチングセッションのモニターになってくださる方を募集しております。
9月上旬まで、無料で受け付けております。

以下に当てはまる方、是非お気軽にお問い合わせください。

  • 自分にしかない価値(=want to)を知って挑戦してみたい

  • 今の延長上にないゴールにチャレンジしてみたい

  • 現状を大きく変えてより社会にインパクトを与えたい

逆に、以下のような方はコーチングセッションでお時間をいただいても、効果が出にくいため、おすすめが出来ません。

  • 悩み相談や単に話をしたい方(共感傾聴がないため)

  • 一般的な転職相談をされたい方(現状の外へのチャレンジをするため)

  • 現状に満足しているので、変化する必要を感じていない方

今が満たされていている場合には、無理に埋める必要はないと思います。
もし、もっとやれるんじゃないか?と思った際には是非お声がけください。

気になった方は、是非モニター募集期間にコーチングセッションができたら嬉しいです!

お問い合わせはFacebookのMessenger、お申し込みは、以下Googleフォームからお願いいたします!

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以上、今回も最後までご覧いただきありがとうございました!

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