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すがりたくなる気持ちの、奥底にあるもの

パートナーと別居してからの自分の気持ちを、綴っています。

今日は子供を交えて面会交流の日でした。
短時間ですが家族で食事をして、話をしたりしました。

やはり、過去のことが自分の中ではトラウマになっていて、その場に行く直前から頭痛がして息苦しくなり、頭がぼーっとしてきて思考が鈍ります。
呼吸も苦しいです。
気持ちも鬱々として、暗い気持ちになります。
私自身の心と身体は、明確に拒絶をしています。

別居先での気持ちと身体の感覚(リラックス状態)とは全く違い、警戒状態になっていることがハッキリと感じ取れました。前は24時間この状態だったかと思うと、本当に離れて良かったと思います。

面会交流中は、当たり障りのない会話をしました。以前は私から積極的に話題を振って話しかけていましたが、それはもう止めました。

無理に作った笑顔も、ご機嫌取りの話題振りもやめたので、会話は事務的なもののみでした。
笑顔も殆どなかったです。

それでも、何かしてもらったら、ありがとうなどの日常会話はできました。
ストレスフルな状況でも平静を保て、最低限のコミュニケーションは取れたので、自分を褒めてあげようと思います。

子供も久しぶりにパートナーとゆっくり会えて、嬉しそうでした。敏感に空気を感じ取れる子なので、途中途中や帰る時は少し戸惑った顔をしていました。前後にきちんと説明はしました。

パートナーはまだ、自分が精神的DVをしていることは自覚していません。私の今の行動や、今の状況に怒りがあると以前言われました。

しかし、今回はその怒りをぶつけてきたり、
怒りのオーラを感じることはありませんでした。

ただ、私の行動により子供が犠牲になっている趣旨のメールが来ました。私の行動(別居)は、自分と子供の心の安全を守るためのものですが、そこには気がついていないようでした。
また、私がこれまでのように会話を振らないことや、笑顔を見せないことに居心地の悪さを感じたようです。

別居というと離婚を前提とするケースが多いですが、私はまだその決断をできずにいます。

それについて、何故だろうと考えてみることにします。

まず、住む場所や経済的なことは、クリアしています。別居先の生活環境にも慣れてきました。

子供から親を奪うことになることについては
「もちろん両親揃っていたほうが良いが、それが加害をする人ならいない方が良い」
「大事なのは、加害をしない信頼できる養育者がそばにいること」
だと考えています。
これについては、パートナーは子供に対しては優しいので悩みどころですが、
子供の前でも私を恫喝したり叱責しているので、
面前DVにあたり「子供に対して加害をしている」と考えています。

では、それでも何故離婚を決断できないのか…?

それは、
・ハネムーン期のパートナーの姿が私の理想像に近く、本当のパートナーはハネムーン期の優しいパートナーだと思いたい
・怒りの爆発(DV)さえなければ優しいパートナーと理想の家族を築けると妄想している
・理想の家族像(穏やかで優しいお父さん、お母さんのいる温かい家庭)への憧れ、執着が強くある
という理由からだと思います。

私は機能不全家族で育っており、
温かい家庭に強い憧れや執着がありました。

小さい頃は「私の本当の両親は別にいて、その両親はとても優しくて穏やかで私を心から愛している」と妄想していました。
「優しいお父さんお母さんがいる温かい家庭」「それをパートナーと実現できるかもしれない可能性」への執着やこだわりが捨てられないんだと思います。

結婚前、パートナーは人への不信感と不安感でいっぱいだった私に根気強く付き合い、私はパートナーに対して絶大な信頼と期待を寄せていたのです。
「この人となら、温かい家庭を築けるに違いない」と考えて結婚しました。

パートナーに救われたかった。
不幸な家庭で育った自分を救ってほしかった。
そんな甘えと依存があったのだと思います。

私の理想像を押し付けられ、
私が思い描く理想の家庭を演じさせられていたパートナーはさぞかし窮屈で苦しかったことでしょう。

既に家庭は崩壊していて身体も拒絶反応を出しているのに、もう元の関係には戻れないとわかっているのに、パートナーとは穏やかな家庭を作ることはできないという現実があるのに、
こうしてダラダラと面会交流を続けているのも、
全て私の執着なのだと思います。

今はまだ決断はできませんが、
自分のためにも、パートナーのためにも、子供のためにも、それぞれにとって何が一番良い形なのか、じっくり考えて行きたいと思います。

その結果が同じでも、その過程で納得したり受け入れる過程があるのとないのとでは、この先の生き方が変わってくると思うので…。

離婚するのは簡単だけど、
もう少しあがきたいと思うのは、
私の執念なのでしょうか…。

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