見出し画像

【歯並び日記⑲春にかけての調整日】

2022年1月に思い立ってスタートした私の歯列矯正ライフ。さあ、過去最長のストップ期間を経て、満を持しての歯並び日記。継続を阻む何かと多忙な年度替わりはやはり手強かった。と、言い訳はここまでにして、忘れないようにメモ。前回の日記はこちら。

春の空気が大好き。新緑が目に気持ちよく、今まさに庭の小手鞠が最盛期。小さな花弁が身を寄せ合ってその名の通り鞠のように並んでいて、風にゆれる真っ白な花枝は最高に可愛い。

さて、2月(8回目)、3月(9回目)、4月(10回目)の調整日を終え、時はすでに5月。
記録が滞っているので、いよいよズボラリアンの本領を発揮している自負がもりもり!しかし、忘れず記しておかねばと、花たちのエネルギーをもらって(ようやく連休に突入して少々ゆとりができたとも言う)、重い腰を上げることとした。よっこらせ。

【8回目の調整日 2月初旬】
左上のワイヤーがチクチク奥歯の向こうの粘膜を刺激していたので、ワイヤーをカットしてもらった。気になっているのは右下の3番と5番(上下左右ともに4番を抜歯済み)の間の隙間。
まずは左下3番と右上1番のブラケットを交換。
左下3番のブラケットは、すき間がないくらいに歯列がガタガタだった時につけたもので、少しずれた位置に留まっていたもの。
歯列がきれいに整列してきて、十分なすき間ができ、ブラケットを歯の真ん中(水平垂直が保てる位置)につけられるようになったとのこと。
右上1番は一度さつまいも天ぷらで破損して付け直して以来の変更となった。右上1番はもともと少し角度が内向きになっていて、左上1番と同じ自然な傾斜の角度に揃えるために今回つけ直したとの説明を受けた。サクサク作業は進み、10分程度で終了。
微調整とはいえ、歯が動いているのか午後から痛みあり。耐えるのみ。

【9回目の調整日 3月初旬】
上下の歯列ともにガタガタが収まってきて、まあるいカーブできちんと整列してきたのを実感。
ただし、前回に引き続き3番と5番の隙間が大きく、依然すきっ歯状態なのが気になっているところ。このすき間本当にいつか埋まるのかしら?
前回ブラケットをつけ直した右上1番の角度は左上1番の角度に見事にそろってきた。
この日はクリーニングもあり、リンガルアーチを外し、入念な口腔内清掃作業が始まった。いつものように、水で洗い流し、機械(2種類)で磨き、最後はブラシで磨き上げていく。
唇側のブラケットとワイヤーはついたままなので、口を大きく開けたり、ゆるく閉じたりするたびに、歯科衛生士さんの指先の力が(あのミニ掃除機みたいな機械の先端も)唇や歯茎にダイレクトに痛い。
涙目になっている私に気がついて、「ごめんなさいね、ぐいぐい力を込めてしまって」と。
以前、ブラケットにワイヤーをパチッと綴じ込む際に、唇が巻き込まれて流血したことがあったので、私も力に敏感になっているのかもしれないけれど。ぐすん。力なくわずかにほほ笑むことしかできなかった。
そのほかクリーニングが完了した後の歯科医師(院長)の診察の際、右上の親知らずが「怪しいです」と。どうも虫歯になりかけているらしい。お隣の歯に影響が出ると判断したら抜きましょうと予告された。はい。わかりました。
調整では、ワイヤーが上下共に一段と太くなった。さらに、上はステップという折り曲げ(カタカナのユみたいな形)が施された。これによって、歯を自在な方向に動かすことができ、その分痛みが強く出るそう。すきっ歯になっていた3番と5番の間にステップが施されすき間を埋めていくのかな。ステップが当たってもごもごと唇側に違和感。
パワーチェーンも付け替え、下のリンガルアーチは外したままで、上は口蓋上部に沿うものだけに!これは開放感!
先生からはステップで上の歯を後ろに下げていきますよ。痛いですよ~と。
先生の予告通り、午後から痛みが強烈に。かぼちゃと栗のクリーミースープ(おなじみクノール)に入っている小さな柔らかいかぼちゃのフリーズドライを噛むだけ走る激痛。これまでの痛みよりも格段に痛くて。情けなくて泣いた。家族が心配する中、ゼリーしか取れなくなり、2日で1キロ落ちてしまった。
翌週、職場の新年会(コロナで延期につぐ延期の憂き目に遭い、3月に開催となった)が催されることになっていた。美味しいお料理を噛むことができるのか不安に包まれていた私に同僚が「鎮痛剤は飲んだ?」と。その手があったか!ロキソニンを流し込み、いざ会食。サラダのレタス、いける。お刺身、いける。サバの味噌煮込み、いける。メインのお肉、いける・・・いけるぞ~!込み上げる噛める喜び。
やせ我慢して液状のものばかり摂るのではなく、もっと早めにロキソニンのお世話になっておくべきだった。新年会で平らげた久々の固形物に胃がビックリしていたのは言うまでもない。

【10回目の調整日 4月初旬】
下の歯列の4番~4番の6本が少し山型(正面から見た時)になっているのでここをまっすぐにしますと。ブラケットに通されたワイヤーのすぐ下に少し広めにカーブしたワイヤーを沿わせ、針金で固定。そう、ダブルワイヤーになった。いかにも食べ物が詰まりそうだ。
上の歯は引き続きステップありの太ワイヤーで後ろに下げていく。
今回はすかさず食事のタイミングを見計らってロキソニン服用。OK、噛める。
しかし、大変なのは上側両奥のワイヤーがチクチクすること!
食事の際に特に内側の頬に刺さって痛い!耐えられず、電話して事情を報告。すぐに予約。
ワイヤーをパチンと切ってもらったが、まだチクチクする。ペンチみたいな道具が奥に入りきらず、角度的にこれで限界ですとのこと。
うーん仕方ない。次の調整日まで、チクチクと共存するしかない。

ざっと2月~4月の調整記録完了。
特に3月の調整以降、ワイヤーが太くなったこととステップの導入により痛みのギアが一段とアップした感が否めない。
歯列矯正で感じる痛みのあれやこれやに精神を削られつつ、年度始めの荒波に飲み込まれていく私なのであった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?