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水。水。。水。。。!


約2週間ぶりにシャワーを浴びた。
うわぁ。。
かんんどぉおおおおうううううう。。。

ホースから水が出てくる。。。

そしてあったかいお湯ぅぅぅう。


こちらに来る前は、別府にいて、毎日温泉で、100円とかで入浴できるので、一日2回ほど入ってたこともあり、とにかく「お湯に浸かる」ということの恩恵を受けて、日常生活が成り立っていた。

そこからフランスのアパートに移り、「シャワー」生活になり、「お湯に浸かりたーい」欲が高まっていたところだったが、この2週間は、「お湯」すらない。
いや、「水」すら、川に行かなければ手にはいられない。



水が飲みたければ、綺麗な水が湧き出ている場所がある川のふもとまで行かなければならない。

夜になると、真っ暗の中、森のでこぼこ道を進むことになり、そこまで行くのがアドベンチャーすぎるので、できるだけ、昼間に水筒に組んで、その水を飲んだり、歯磨きに使っていたりした。
でも、歯磨きの後の「グチュグチュペー」に水を使ったら、一気に水がなくなるので、それ以上は、夜中に水を飲みたくなった時のために、それ以外はあまり使わないようにしていた。

本当は、寝る前にあったかいハーブティーを飲んだりしたかったけど、そのために火を使ったり、またそのやかんを洗うのに水を汲んできたり、大変すぎるので、水出しハーブティーにしたりした日もあった。


話を元に戻そう。

自然の中でのシャワーは、川の水。

森の中に流れてる川って、チョロチョロと雨が降ったらできる川のようなところから、いつも水が溜まっているような場所まであるけど、大抵の場合、水が豊富にある場所というのは、木が重なってる木陰で、暗めなところ。

つまり、太陽の光が当たらず、蒸発しないようなところなので、本当に水が冷たい。
その水で身体を洗ったり、洗濯するんだけど、それは、冷蔵庫にいれてた水を浴びるようなもん。バケツに水を汲んで、手洗いするんだけど、もう手がキンキンになる。。。

どれほど暑い日でも、この川の水だけは、キンキンに冷たくて、できるだけ、皮膚に水があたる時間を少なく、工夫して身体を洗っていた。

もちろん、化学物質の入ってないシャンプーや、手作りの固形石鹸を使わないと、川の水が汚れてしまうし、使うと、流すのに冷たい水に長いこと当たらないといけないので、予洗いをメインにしていた。

髪がまぁまぁ長いので、毎日大変でした。。。

さらに、追い討ちをかけて大変なことは、「夏の川」であるということ。

想像してみて〜〜〜。

夏の川にいったら、どうなる???

そう、蚊に刺されまくるのです。

何にもしてなくても、10匹ぐらいはそこにいて、さらに、人間の匂いによってくるから、毎回、裸の自分の身体の周りに蚊が大量にいるのを見ながら、必死に身体を洗うの。

すごいカオスだよ。
蚊を、捕まえるの、わりと得意なんですが、毎回3匹潰したところで、どうせ噛まれるし、手に負えないので、もう、蚊の生贄になること覚悟で、身体と服を洗いに行くのです。。

私、強くなってる。。。笑(なでなで☺︎☺︎☺︎)


全然「恐怖」ではないのに、一番「勇気」が必要だったのが、この「水時間」でした。
自分を律して、自分にとって必要不可欠な水を汲みに、水を使いにいく時間。

最低限、「水時間」を過ごせたら、もうその日は、はなまる💮なぐらい。

川の水をタンクに入れて、シャワーにもできるけど、冷たすぎて浴びるのが辛いから、汲んで使ってました。
木のタオル掛けもちゃんとある!



それ以外に、私たちが共同で生活に使っていた水は、3種類に分けられる。

1. プールに溜めた雨水
2. 綺麗な川の水
3. 綺麗な川の水を濾過した飲み水

1の雨水は、皿洗いなどに使われていた。使っていた。
本当は、細菌、ばい菌が気になるけど、目をつむりました。

お皿たちは、洗われた後に、太陽の紫外線をたっぷり浴びていたので、菌は死んでくれたのかな。

2の綺麗な川の水は、コーヒーにとか、お米たくのとかに使っていた。
濁りのない、本当に綺麗な水なので、通常そのまま使えるけど、葉っぱや木のカスがはいっていることがあるので、濾過して、そのまま飲める飲み水にしていた。
それが、3の水。

上記の3つは、それぞれに、人が持ち運び可能なタンクに溜められて、それを6人で2日で使い切るぐらいな感じ。
川のある場所まで歩いて10分もかからないけど、登り下り、重いの持って何往復もするのはつらすぎるので、みんなで節約していた。


日本は、水道をひねれば、綺麗な水が出てきて、スイッチ一つで、あったかい水が出てくるけど、1人でそれを得ようとすると、そのために本当はすごいエネルギーが必要で、毎日のことなので本当に大変なことを大体感。

もう川生活はしなくていい(笑)

私たちは、誰かの技術や、誰かの手入れや、誰かがつくってくれたライフラインにいっぱい助けられて生きてるんだなぁ、と、感覚を持ってわかりました。


読んでくれてありがとうございます。
「水ってなに??」編でした。


次は、現地での食べ物について書こうかな。

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