まあ精神障がい者の毎日はそんなもんです
毎日毎日だいたいいつも元気なふりしてる
本当はパンケーキにしみ込んでいくバターのように
しゃがみこんでそのまま地面にくっついてしまいたい
でも舞台にあがったらオーケストラの指揮者のように派手な身振りでみんなを安心させなければならない
なんで元気なふりなんかするのかって言われたら
何でだろうねって答えるだろう
なんで元気なふりなんかするのかってなんて平気で言っちゃうひとには言っても分かってもらえないし
それに残念だけど感情を適切な言葉に変換する能力も持ち合わせていない
しねとかうざいとかだるいとかで全部済ませてしまうガキと変わらないんだよね
衰弱した野良猫とおんなじで弱っているところをみられたら容赦なく駆除されちゃうんですよ精神障がい者は
いつも誰かの役に立つふりでもしておかないとだれよりも謙虚に卑屈になっていないと見知らぬ誰かに容赦なく平手打ちされるんだよね
で、こんなことを書いてしまうと深刻ぶってわたしの心の中を分析されてしまったりするんだけどそれも余計なお世話
足元をみたら爪なんか全部はがれて血まみれだし足の裏の皮もやぶれて痛くてたまらない
すねだって傷だらけでおまけにあざだらけ
生き延びるために身体も差しだしちゃったりしてわたしはすっかり汚れてしまったみたいだ
もしわたしの夫がイエスキリストならばせめて汚れたわたしはマグダラのマリアになりたい
痛いなら痛いなりになんとか歩けるようになるんだよ
でもそうしたらそうしたで何で真っすぐ歩けないんだとかみんなから遅れないように早く歩けって怒鳴られたり叩かれたり
まあ精神障がい者の毎日はそんなもんです
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