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The 10 Best Albums of the 2010s by yukinoise

いつもお世話になっております。yukinoiseです。

最近、Pitchforkにアップされていたこちらの記事を読みました。

2010年代にリリースされたアルバムのベスト200についての記事です。

2010年代は、インターネット・SNSの発展やCDからサブスクへの移行など、音楽はもちろん世界中のカルチャーコンテンツシーンにいろんな影響・変化があった時代でした。詳しいことはもっと賢い人が雑誌やウェブメディアで語ってると思うので私からは特に何も言えませんが、こんな1リスナーですらすごいことがあったんだなあと感じてるくらいなので、もっと近くで関わっている人たちはもっとそのヤバさを感じてると思います。

そんないいも悪いもヤバい時代の中、多くの素晴らしい作品がリリースされ続けたのは本当にすごい。一方、アーティストの悲しい知らせも最後まで後を絶たなかった。と語るには若干早すぎる気もしますが、もう2020年が始まってから半月も過ぎてしまったので、個人的に2010年代の名作を思い出と共に振り返ってみることにしました。2010年代という括りではあまりにも母数が多すぎるので、今回は〈The 200 Best Albums of the 2010s - Pitchfork〉からyukinoise的ベスト10をチョイスします。


10位 Mica Levi : Under the Skin OST (2014)

映画〈アンダー・ザ・スキン 種の捕食 (2013) 〉のサウンドトラック。
ただただ不穏で人を不快にさせるような、神経を逆撫でしてくる音だけが詰まった最高のアルバムです。Pitchforkの記事には挙がっていませんでしたが、映画〈聖なる鹿殺し (2017) 〉のサウンドトラックもおすすめ。不気味かつしっとりとした映画にしっかりとマッチした上品な一作となっています。サウンドトラックもチェックして欲しいけど、まずは映画から観るべき。

9位 Yves Tumor : Safe in the Hands of Love (2018)

ベルリンのレーベル〈PAN〉から〈warp〉への電撃移籍後、突如リリースされた第3作目となるアルバム。本作がリリースされた2018年、急遽年末に来日公演あると聞き職場から猛ダッシュで渋谷に向かったのはいい思い出。溢れんばかりの刹那的なサウンドを生で聴いたら美しすぎて泣いちゃったね。急すぎてむかついたけどまじでいいライブでした。一度生で聴いた音はより心に残りやすいと思う。この前の来日公演には行けませんでしたが…。

8位 Tame Impala : Currents(2015)

言わずと知れたTame Impalaの名作。初めてこのアルバムを聴いたとき、あまりにもセクシーすぎて悶えてしまったのを覚えています。セクシーってあまりいい褒め言葉じゃないのかもしれないけど(某環境大臣の発言とか)、あの衝撃を自分なりに表現するとしたら「セクシー」の一言に尽きます。色っぽいって言えばいいのかな。余裕があるのに無駄がなくて美しいというか、耳に音が溶け込んでくみたいな、なんかもうとんでもなくセクシー。


7位 King Krule : The OOZ (2017)

ホラー映画〈来る (2018)〉のオープニングで〈Dum Surfer〉が流れた際、「えっKing Krule(来る)ってこと…?」とつまらないギャグを思いついてしまったのが申し訳ないレベルに良すぎるKing Kruleのセカンドアルバム。シリアスかつ繊細なダークさが最初から最後までしっかりと伝わってくる一作です。シャッフルで聴くより通して聴きたいアルバムってあるじゃないですか、多分これがそう。


6位 Death Grips : The Money Store (2012)

2010年代で一番パワフルなアルバムはこれだと思います。まだノイズにハマる前の高校生くらいのとき、なんかかっこいいヒップホップないかな〜と探して辿り着いたのがDeath Gripsのファーストアルバムでした。16歳でこんなかっこいい音を見つけた自分を抱きしめてあげたい。サブスク以前はどうやって音楽を探してたのかも教えてもらいたい、あのときの自分に。


5位 Vampire Weekend:Modern Vampires of the City(2013)

ちょうどこのアルバムを知ったのも高校生の頃。大学受験を控えていた夏、河川敷を自転車でかっ飛ばしながら聴いていました。音楽に文学性を見出したのもこのアルバムがきっかけです。本記事の元となったPitchforkのランキングで2回もランクインしているVampire Weekendはまじで強い。昨年リリースされたアルバム〈Father of the Bride〉も鬼リピしてます。


4位 SOPHIE : Oil of Every Pearl's Un-Insides (2018)

2010年代の音楽シーンはSOPHIE抜きに語れないと思います。アノニマスなプロデューサーとして活躍する中、初めて彼女が姿を露わにしたMV〈It's Okay To Cry〉の楽曲もこちらのアルバムに収録されています。赦しにも祈りにも近いこの曲を聴くと未だに自然と涙が溢れてしまいます。そこから激しく彼女の世界に誘い込むような楽曲〈Pony Boy〉への流れも完璧。2020年で一番活躍が楽しみなアーティストを挙げるとしたら彼女ですね。


3位 Jamie xx : In Colour (2015)

The xx のメンバー、Jamie xxの初ソロアルバム。前述のSOPHIEとアプローチは違えど、赦しや祈りを彷彿させるような印象を受けました。2010年代は祝祭のような作品にたくさん出会えた気がする。曲を聴くうちにアーティストのパーソナル性が気になったのはこのアルバムが初めてかも。日本語だとこの記事が読みやすく面白かったです。

でもなんでPitchforkのランキングにThe xxのアルバムがひとつもランクインしていないんだろう…。


2位 Grimes : Art Angels (2015) 

Grimesが宅録アーティストから一人のミューズとして確立されたのは、多分このアルバムからだと思います。自分はフランスに行くときは飛行機でフランソワーズ・サガンを読んじゃうような人間なので、カリフォルニアに留学してたとき〈California〉を通学中に鬼リピしてました。リリースから約5年経った今でも色褪せることない名作です。イーロンマスクのパートナーとして話題にもなってますが、まずはミューズとしての彼女に注目して欲しい。


1位 Frank Ocean : Blonde (2016)

Pitchforkのランキングでも堂々1位にランクインしたこちらのアルバムは、誰もが2010年代の名作として挙げるのではないでしょうか。リリース当時、カリフォルニアで中学の時好きだった先輩に再会し、このアルバムを聴きながらLAの街をドライブしたのは良い思い出。そんな思い出バイアスを抜きしても2010年代ベストを挙げるなら〈Blonde〉一択です。今回はPitchforkのランキングからのチョイスなので納得の1位になりましたが、完全なる個人的ベスト10をチョイスしたとしてもこの作品は絶対にランクインすると思います。


あとがき

こうやって振り返ると、普段何気なく聴いていた曲に何かしらの思い出があるんだなあと改めて気づかされます。移ろいゆくわたしたちの日常を彩る音楽たちは、いつのまにか自分の人生のサウンドトラックにもなっているよう。死ぬ前に走馬灯を見るのなら、人生のサウンドトラック・プレイリストも自動生成されてほしいですね。

あと、Pitchforkのベストにはランクインしていませんでしたが、yukinoise的2010年代ベストアルバムは〈Tycho : Awake (2014)〉です。

2020年もよろしくお願いいたします。


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