トキメク商品開発企画部 講義2回目!

 今回は、商品開発について1回目の講義です。まずは企業が行っているマーケティングの流れを紹介します。企業は、以下の6つの流れでマーケティングを行っています。
①市場分析
②ターゲット設定
③商品コンセプトの設定
④マーケティング(PR)施策の決定
⑤テストマーケティング
⑥販売
この中でも①から③までと④から⑥までで分類することができます。そして、これらはひとつづつ順番に行われるというよりも、3つずつで行ったり来たりをするイメージです。

 ここからは【①市場分析】についてを詳しく見ていきます。市場分析で必要なことは【市場マクロ・ミクロで分析し、どう戦えるかを考える】ことです。マクロな分析としてPEST分析(Politics / Economy / Social / Technology)が挙げられます。自動車業界を例にすると以下のようになります。
・Politics(政治)電気自動車に対する助成金がある
・Economy(経済) 日本経済は低迷期にある
・Social(社会)環境問題への関心が高い
・Technology(技術)AⅠが搭載された自動車の開発も進んでいる

次に、ミクロな分析として3C分析(Customer / Competitor / Company)が挙げられます。3C分析で成果をだした「かつや」の例を挙げると以下のようになります。
・Customer(顧客)女性客、ファミリー層が増えている。男性客のニーズは       変わらない。
・Competitor(競合)女性客を取り込み中
・Company(会社)売り上げ低迷中
かつやはこのような分析から競合他社に対抗するため、変わらない男性客からのニーズにこたえることに全振りし、経営を立て直しました。

  続いては、【②ターゲット設定】について話します。ターゲットはできる限り細かく設定しなければなりません。細かく設定するターゲットの一種として「ペルソナ」というものがあります。ペルソナとは売りたい商品やサービスを、具体的にどのような人向けにつくるかの顧客像のことです。架空の人物を設定し、名前、性別、年齢、家族構成、趣味、職業などを決めていきます。この人なら確実に買ってくれるであろうというペルソナを定め、その人に合わせた広告の出し方などを考えます。

 最後に【③商品コンセプトの決定】についてです。ここで、ターゲットの金銭状況や市場の相場などから価格の設定も行います。重要となるのが、ニーズを満たすこと、そして競合他社にはないもの=ウォンツを生み出すことです。
 
今回の講義では更にディスカッション形式でペルソナの設定に取り組みました。私はこのディスカッションを通して、ペルソナの設定には主観や偏見が大きく関わってくることに気づき、第三者の視点というものが重要となるのでは無いだろうかと考えました。



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