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ハッピーのハードルが低い

おごらず 比べず 面白がって 平気で生きればいい

樹木希林

おごらず:度をこえて贅沢をしない、謙虚な心
比べず:周りと比較して、自分は劣っていると卑下しない
面白がって:どんな状況でも楽しむ
平気で生きればいい:健康でおいしいものをおいしく食べられれば幸せ

最後は、普通に淡々と生きるというような意味だと思うが、自分勝手に解釈をしている。

そうか、そうやって生きればいいのかと心にグサっときたと言いたいわけではなく、は!樹木希林とちょっと似ている、わたし。と思ったのだ。

先日、友人と飲みに行く約束をして待ち合わせをしていたとき。毎日家で黙々と仕事をし、電車にも乗らない日々を過ごしていると外にでて電車に乗るだけでもルンルンだし、気の合う友人と、人様が作ったご飯を食べるこのシチュエーションだけで気分上々。

というのがやっぱり顔に出てしまっていたのか、会った瞬間

「あんたって、なんでそんなにいつもニタニタしているの?ハッピーのハードルが低くてうらやましいわ。楽しそうで何より」

と言われた。

昔から、思っていることが顔に出てしまうのがいいときもあるし、悪い時もある。

高校時代、所属していたソフトボール部のときもやらかした。3年生の最後の試合の前日、次の対戦相手は全国大会に毎度でる強豪校。練習試合でも一度も勝ったことがない。
1年生でベンチ入りもしていないし、自分がレギュラーになれるかもしれない秋季大会に目が向いてしまっていたというのもあり

「あ~次の試合できっと終わりだな」

とつい思ってしまったのが思いっきり顔に出てしまったらしく、円陣組み終わったと、キャプテンに裏に呼び出され

「もう負けると思っているの?みんなの気合が下がるから、そんな顔するなら明日は来ないで」

とこっぴどく叱られた。自分でそのときの顔を見てないから、そこまで言うか?と思ったが、友人に
「またやらかしたね。思いっきりうつむいてたよ」
と若干笑いながら指摘された。

というくらい、自分ではなんともコントロールができず困っている次第。
さすがに、この事件以来、ネガティブなことを考えてしまったときは、
は!まずいぞ!と思い、なるべくビシッとした顔を作るように心がけるようになったのだが、今度は目を見開いて、口を真一文字にしている表情がふざけているように見えるらしく、2年生のときも怒られた。

あれから20年。経験を積んだことにより、ネガティブ系は顔には出さないように頑張れるようになったが、楽しいことはどうにもこうにもコントロール不能。

でもまあ、いらっとした顔は人に不快な気分を与えるが、ニタニタはちょっと気持ち悪いとは思われるかもしれないが、ネガティブ感情ではないから許されるんじゃなかろうかと思っている。

日々なにかしらニタニタしている=ハッピーのハードルが低いと自分でも思う。

たとえば、今日ニタニタしたことを思い出してみる

・朝4時半に起きたら久しぶりに寒いと感じてニタニタ。
・本を1冊読み終えた満足感でニタニタ。
・日経新聞「ウォーレン・バフェット氏来日前の4月の水準に逆戻り。日本株下げが止まらない」→攻め時。今日はチェックせねばとニヤリ。
・歯医者で「いつもきれいに磨いてますね」でにんまり。
・低脂肪牛乳を108円でゲットし喜びのニタリ。
・スーパーに並んでいた時に、前にいたおばちゃんに「しいたけは198円だから買いよ」とおススメされて購入。昼はキノコ三昧でニタニタ

ということで、普通日常にありふれていることでも気づけばニタニタしている。日本株じゃないが、人としゃべる機会の下げが止まらないから、人に話しかけられるとうれしくてついニタニタしてしまう。

ただこのニタニタも問題が一つ。

ニタニタしすぎて、目じりの笑いじわが深くなってきた。
まあ、これもご愛敬。

今日も読んでくれてスパシーバ(ロシア語)
ロシアのエルミタージュ美術館に行きたい



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