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もなかの中にサブレ、味はいぶりがっこにきりたんぽ!秋田のおもしろ美味しいお菓子

秋田なんとかすっぺ委員会委員長のゆきんこ(←会員一人)。

なにすっぺって秋田のあれやこれやをみんなに吹聴しているだけなのだが、一番頑張っているのは秋田お土産配布。

どんなに味がよくても、CM頑張っても、実際食べてみないとファンは増えない。一度ファンになった人はまた食べたい!と言ってくるか、最近ではネットでも買えるものが多いから、買ってくれるようになる。

なにはともあれ、この時代の最大のPRは口コミなのである。

ということで、秋田に帰省したらいつもあれやこれやと試食して、
「うん、これはいいな」
と思ったものをお土産にし、会う人に配り歩いている。

しかし、これがなかなかセレクトが難しく、生ものだと日持ちしないし、せんべい系だとスーツケースにいれるとバリバリ割れて、渡すときに粉になるし、個包装されてないと配りにくいしで、セレクトが非常に難しい。

しかも、テレワークになってから、かなりの頻度で帰省していると、もはや目新しいものが見当たらず。

今年の正月は何をお土産にしようかばかり考えていた。

箱根駅伝を見ながら、眉間にしわをよせ、ネットでなにかよさげなものがないかと探していると、昔から人のものを勝手に移動したり、見たり、部屋にどんどん入ってくるプライバシーのない母親がスマホをのぞきこみ

「あら、お土産探しているの?いいのあるわよ~」

とじいちゃんの仏壇にいった。仏壇がある家ならあるあるだと思うが、お菓子やらお酒やら何かもらったらすぐに仏壇、さらにフルーツの追熟も仏壇で行うので、おなか減ったら仏壇物色してたなんて人は私だけではないはず。

さて、母親が持ってきたのは・・・

なんだ、このカラフルなふくろうは?パステルカラーってところがあんまりおいしくなさそうだなと眺めていると

「もなかの中にサブレが入っていておいしいの。しかも、地元の小中学生に色や味の募集をして作るのよ。いい取り組みよね」

な~る。それはいい。

ただ、秋田はフクロウの産地というわけでもないし、フクロウにしたのはなぜなのか?とHPをみたら

不苦労とも言われ、縁起の良い鳥。皆さんが幸せでありますようにと「幸福朗」と名付けました。

ということでこちら幸福朗のふくろうのカタチをしたモナカサブレである。

最中というとあんこがセットされているのが通常運転だが、幸福朗はもなかの中にサブレが入っている。しかも、秋田県産米粉のサクサクサブレ。

裏返しの図

さぞかし口の中がドライマウスになるんだろうなと思いつつも小中学生が頑張って考えたときくと、おばちゃん、俄然応援したくなる。

ドライマウス対策に温かいお茶を用意し、いざ。
最中のパリパリ食感のあとのサクサクサブレ。
いい、いいじゃない。最中は口の中に残るどころか溶けるようになくなっていく。
なにより、サブレがおいしいじゃないの。バターたっぷりというよりちょっと塩気がきいたさっぱり味。

今はVOL8(8回目?)ということで、4セット発売中。
まずは、米粉感たっぷり、後味は米のプレーン。
ピンクのいちごも、あまり珍しい感じはしない。


青は昔、かき氷で食べて舌を青くしたブルーハワイ。
秋田富士とよばれる鳥海山をイメージしたそうな。まあ、富士山も遠くからみると青く見えるし、青といえば青か・・・
確かにブルーハワイ味でちょい甘め。
個人的にはフクロウも顔色が悪くなっちゃってるし、ブルーハワイの味が大人にはちょい甘いので完全にお子様用。


秋田といえばきりたんぽ。きりたんぽは米でできているからスタンダードと味は一緒じゃ?と思いきや、ほんのり比内地鶏風味のスープの味がしないでもないかもレベルの味わいでこれはあり。


そして、今、食品衛生法改正で廃業続出、存続の危機に直面している「いぶりがっこ」。もうちょっと濃い橙色っぽい色のほうがいぶりがっこ感はでると思うが、味はほんのりいぶりがっこ味が入ってて、今回食べた中では、いぶりがっこ味が一番お好みだった。
お米にはいぶりがっこが欠かせませんからね。

パッケージには採用された小中学生の直筆のメッセージが書いてあって、食べても見てもほっこり。

これは新たな秋田土産として押さねば!とお土産にしようと思うも、この繊細なモナカとサブレ。パリパリサクサク食感ということはスーツケースに入れられない!

手でもっていけばいいじゃないかといわれる方もいるだろうが、手に持ったとて、いろいろぶつけて歩くわたしにゃ、きちんとふくろう然とした状態で渡せる自信がナッシング。

秋田に行くことがあればぜひ幸福朗を。
秋田空港行く途中に空港ロード店があるのでそちらでお買い上げをどうぞ。

ちなみになまはげのおくりものというなまはげのカタチをしたモナカサブレもある。

こちらのほうがモナカは厚みがあり、サブレもボリューミーで食べ応えがあるから、しっかりとしていてスーツケースにいれても壊れなかった。しかもゴマもきいている。空港でも駅でも買える。

じゃ、なまはげのおくりもののほうがいいんじゃない?と思うかもだが、幸福朗は秋田の小中学生が考案というところに希少価値があるのだ。

正月からこたつに入って茶を飲みながら、ひとつひとつ丁寧にふくろうを眺め、説明文を読みながら食べたから今年は不苦労しないはずである。と信じることにした。

信じるものは救われるだ!


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