ブータンで一番幸せな場所
昨日までのブータン旅行記はこちら。
さて、ここまで何日分の旅行記を書いたでしょう?実はまだ2日目。1日目はフライト遅延で何もできなかった分、盛りだくさんでいろいろ連れていかれている。
「珍獣のターキンを見に行こう!無料だし!」
ということで、珍獣ターキンを見に行くことになった、標高1000m~4000mの高地にいるため、なかなかお目にかかれないのと個体数がそもそも少なくなっているため、かなりレアなターキン。
ということは2,3頭くらいみられたらラッキーということか。無料ということはさほど他の動物もいないだろうが、見たことがない動物もいるかもしれぬ。とかなりルンルンででかけた。
動物園と勝手に決めつけていたのだが、入り口をみて???
Royal Takin Preserve
王立ターキン保護施設といったところか。え?ということはターキンしかいないのか?しかも、入場料あると書いてある。
デチェンはおかしいな?という顔でチケットオフィスっぽい窓口に向かう。
ここもやはりブータン人は無料で外国人は有料。500ニュルタムなり。
「ゆきんこはパーソナルビザだからいいとして、観光税払ってきている外国人からさらに徴収するとは、ブータン政府も攻めてるな。だから観光客が目論見どおりこなくてアップアップ」
と驚いていた。何やら仕事の電話が入ったとかで一人でいってろという。
てくてく歩いていくといたいたターキン!?
か、かわいい。くるんくるんの丸いお目目でこちらを見つめてくる。カメラを望遠にして覗くと・・・
鹿に見えるのだが・・・というか鹿?いや、鹿でしょ!
とあたふたしているときに友人現る。
「ねえ、あれターキンじゃないよね?」
「はあ?鹿でしょ!見るからに」とげらげら笑う。
だって、王立ターキン保護施設ということはターキンだけと思うじゃないか。
と、遠くに黒い物体発見!
ターキンだ~と走っていくと
後ろから冷静に
「ヤクよ」という。
なんなんだよ。鹿もヤクも檻でわけられることなく放し飼い。ターキンいずこ?
と友人が遠くを指さし「あれが、ターキン」
うなだれているように見える微妙な体制。片足をついて飲んだくれているおやじのようにも見える。ターキン、なんか後ろ姿が切ない。
横から見ると足を投げ出してたり、たたんでいたり・・・まあ、自分好みの体勢というものがあるんだろうな。
眠そうな目をしているのに寝ていない感じ。眠そうがデフォルトなのか。
寝ると目を閉じる(←当たり前)
しかし、幸せそうに寝るな。いい夢みてまっせというこのハッピーフェイス。すると
「ここにいるターキンがブータンで一番幸せそうに見えるわ」と笑う友人。それくらい気持ちよさげに無防備に寝ている。
餌箱を檻のギリギリラインに置いてくれているため、近くでターキンを愛でられるスポットもあり。食べている時は眠そうではない。ばっちり目があいている。
標高が高いところで生活するためか毛がもじゃもじゃ。なんともいえない美しいカーリング・・・触りたい・・・
同じく標高が高いところにいるヤクはストレート。
カットして整えてあげたいくらいぼうぼう。悲壮感も漂う。
と、ここで物陰からベビーターキン発見、ベビーのほうがお目目ぱっちり。いやいや、毛がもじゃもじゃすぎて目にかかり、眠そうに見えているだけかもしれないが・・・
ターキンも鹿もヤクも一緒に生活しているターキン保護施設。鹿とヤクと共同生活することでターキンの繁殖に影響があるのだろうか・・・
聞く人がおらず謎のまま。
一番かわいかったのは猫。ブータンの猫は野良とは思えないほどの美猫が多い。このあたりはブータン猫図鑑でまた。
次回はシュールな牛の巻。
応援ありがとうございます!いただいたサポートは次回のブータン旅行時、キッズ僧侶たちへ日本のあめちゃんを大量に購入する費用にいたします。