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新しいことをスタートするなら、保険はかけないほうがいい

放送作家の鈴木おさむ氏が2024年3月末で32年間続けてきた放送作家と脚本業から退くそうだ。

人との出会い、借金、不妊治療などさまざまな苦難を乗り越えて今があるものの、120%力が出せなくなり、さらに51歳。やりたいことにチャレンジするとのメッセージをインスタやFBで報告し、関係各位に伝えていた。

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書くことを生業にしているだけあって、ふむふむ、そうか、すごい!と思う箇所が2つあった。

1.妻の言葉

いいじゃん!お金に執着するとそういう人生になるんだよな

これは男女問わず、家族から背中を押してもらえるというのは心強かったのではないだろうか。売れっ子脚本家であれば結構な収入があったはず。
次に何をするのかは定かではないが、子どもを抱えている状態で収入が大幅に減るのは妻の立場からすると不安になるだろう。

数年前、久しぶりにあった専業主婦の友人がげっそりやせていてどうしたのと聞いたら

「サラリーマンと結婚すれば、安泰だと思っていたら、やめたいって。しかも、農業やるっていうんだよ。これからどうするの?補助金があるから最初の3年の研修期間はある程度の収入はあるとはいうけれど、今までよりも下がるんだよ!」と。

そのときに思ったのが、サラリーマンと結婚したのか?ということ。
彼の気持ちではなく自分の生活の心配が先なのかと。

出産してからずっと専業主婦で、家も建てて、お金の心配をしないで生きてきたら、それはそれで心配になるのはわかる気がする。とはいえ、人生いつ終わりがくるかわからないギャンブル生活をしている中、やりたいことをやるチャンスと一歩踏み込む勇気があればやらせてあげたいなと思った。人の亭主だけれども。

が、自分事ではないし、「仕事して自立している人にはわからないわよ!」といわれてもかなわんなと思い

「大変になるかもだけれど、もうちょっとちゃんとしゃべってみたら?旦那さんの将来設計とか・・・子どもいるのもわかっているだろうし、ちゃんと考えた上で相談しているかも?」

とアドバイスをしたことがある。
その後、彼女たちは家を売却し、今では広大な土地を取得し、農業を営み、借金はあれど、自然に囲まれてなかなか楽しい生活をしているという。人生始める前から心配しても仕方がないのである。

ということがあったから、大島さんが
「いいじゃん!」と軽くはないかもしれないが、明るく背中を押してくれたというのは旦那としては「いい嫁もらったな~」と思ったんじゃなかろうか。

2.二兎を追う者は一兎をも得ず


とはいっていないが、

今までの人生で、僕は何かを手放した時に、大きく人生が変わり、別の大切な何かを手に入れています。だから今、放送作家という大切なものを、ここで手放すことをしてみようと思っています

鈴木おさむ氏

ぐっさぐっさ刺さった!

確かに!仕事もそうだけれども、恋愛、勉強などなど、両天秤にかけるといいことが何一つない。

一番の例が恋愛

バカ男と付き合っているのか付き合ってないのかわからない状態のとき。そもそも付き合っていたのか?という疑問はあれど、自分から別れはいわず、キープしつつ、合コンやらパーティーやらに参加して、新しい出会いを求めていたが、まったく実らない。

だらだらと4年も関係を続けた結果、このままじゃいかん!とすっぱりと自分から別れを切り出し(←あっそとあっけなくいわれたが)仕事にまい進するべとなったら、途端に出会いがあった。

定期収入がある安心感からダラダラと派遣社員をやりつつ、ライター業をやっているときは、やりたい仕事の依頼がきても派遣の仕事に引っ張られて動けない。しかも、微々たる定期収入にあぐらをかき、なかなか新しいことにチャレンジしようと思えない。

これじゃいかんと、コロナ禍をきっかけに、定期収入をすっぱりあきらめて(←本当は派遣切り)、ライター1本にし、ちょくちょく営業をし、コツコツと実績を重ねた結果、仕事が人を呼び、人のつながりで、仕事が増え、毎月の収入に変動はあれど、年収にしたら超えた。

人間、なんとしてもやらなければいかん!と思うと道が開けるモノである。

鈴木おさむ氏が来年から何を始めるのかまだわからないがなんにせよ活躍が楽しみなお方である。

今日も読んでくれてコプンカー(タイ語)
響きがかわいくて気に入っている




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