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人生いろいろエッセイ

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#おじいちゃんおばあちゃんへ

海を見ながら憧れていた外国は北朝鮮だった

コロナ禍から朝のルーティンに組み込まれた朝の連続テレビ小説。らんまんがあまりにも面白かったので「ブギウギ」はどうだろと思いつつも子役たちがまあいい演技。なかなか引き込まれる。 鈴子ちゃんのまっすぐすぎて突っ走ってしまうところは嫌いじゃない。それで空回りして失敗することもあるけれど、それが成長の糧になるのよと、もはや母親の気持ちで見ている。 小学校を卒業したあとどうするか?と悶々とするなか、夢についてお母さんに聞いた鈴子ちゃん 「お母ちゃんな、海みながらいつか海をわたって

トレンカのかかとの穴をあて布で縫うおばあちゃん

ホームで電車を待っている時。 目の前にスマホ片手に立っているおしゃれ系女性のズボンの後ろのポケットから何やらビラビラ舞っているのが気になって近づいてみた。 ブランドタグのようなものだろうか。 おしゃれ系の書体でかつ英語でそれなりにかっこいい。 こんなイメージ↓ あえてのビラビラなのか、スマホや定期を取り出した時にたまたま出ちゃって恥ずかしいビラビラなのか判別がつかない。 「ちょいとお姉さん、出てますよ」 といって「あら、ありがとうございます」とお礼を言われるならいいが

おばあちゃんは知恵の宝庫

週2回の朝散歩だったのが、最近では晴れたら行く=ほぼ毎日の朝の日課になったおばあちゃんの畑での雑草取り。おばあちゃんとの出会い↓ 最近、ほぼ毎日のようにおばあちゃんと同じほっかむりかぶって作業していたら、近くで畑を借りてせっせと収穫している夫婦に 「おや、最近はお孫さんが手伝いに来てるの?いいね」 なんて声をかけられ、おばあちゃんも 「そうなのよね。大助かりだし、若い子としゃべるとやる気もでるわな」 なんて否定しない。もうこの際、孫でいいか。みんなに孫認定してもえれ

くもった窓ガラスの向こう側~サイドストーリー~

実家からの荷物には、米、野菜、果物、お母さん手作り漬物などありとあらゆるものが入っているが、それらを大切に保護してくれているのが秋田魁新報。秋田の地元新聞だ。 新鮮な野菜をくるんでいるときは、濡れて、やぶれたりしているが、乾かして丁寧に伸ばして地元のニュースを読むのがお楽しみのひとつ。 そのときに見つけたのが 「秋田中央交通 開業100周年記念 『バスって、いいな』作文募集」 遠足といった学校行事から高校にいくための通勤手段として、自分の青春を語る上できっても切り離せ

コロナの売人から地元アイドルに戻るまで

ようやっと緊急事態宣言もマンボウも何もない日に戻った。 しかし、1年以上も続くコロナの恐怖はなかなか払しょくできない。 特に感染者数が少ない田舎は、感染拡大地域から誰か来るというだけで戦々恐々とするらしい。と聞かされる帰省者もハラハラドキドキもんだ。 モデルナワクチン2回接種、PCRと抗原検査の陰性証明をひっさげて帰省した。 感染拡大地域に住んでいるだけで「コロナの売人」扱い2019年夏の帰省を最後に2年帰省できずにいた。 何度か帰省できそうなタイミングがあったものの、周