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人生いろいろエッセイ

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2023年7月の記事一覧

年を取るほどに三人寄れば文殊の知恵

友達100人できるかな~♪なんて歌いながら、友達が多い方が自分の価値があがると勘違いし、多ければ多い方がよいと、みんなに笑顔を振りまき、誘われればホイホイとどこにでも出張り、メルアドや電話番号を交換していた20代。 みんなでわいわい楽しく過ごすのがとてつもなく楽しかった。 結婚や出産ピークがくるとだんだん込み入ったお悩みが出てきて、1対1で会うことが多くなる。ここで友達100人がだいぶ淘汰されたような気がする。 そして40代の今、なぜか3人単位が多くなった。 特にお気

コーヒーとせんべいおごるよ

コロナ禍でありとあらゆるものが禁止された中のひとつに試食がある。 たかが試食されど試食。 一口サイズの本当に試す程度の試食から、丸ごと一つ食べさせてくれる大盤振る舞いのものまであるが、どちらにせよ試食というのはなぜかおいしく感じるものなのだ。 空腹でなくても、販売員の説明を聞いたりしているだけで妙に共感してしまいおいしく感じたり、ちょっとした立ち食い感覚がおいしくさせたり、何より、説明員の一生懸命さに心打たれ、結果、買ってしまうのである。 特に空港や駅などお土産選びを

比叡山ドライブウェイの通行料は高いがヒーリング効果は抜群

テレビをつければ「記録的猛暑」 ラジオを聞くと「暑いですね~、いかがお過ごしですか」 いかがも何も暑いに決まってるがな~とラジオに向かってぶー垂れてしまうし、画面越しの暑さももうおなかいっぱい。 海にいっても大混雑、川にいきたくても駐車スペースがあって、人がいない穴場スポットなんて知らない。気軽にいけるところないかな~と思っていたところに、アナウンサーが中継先から 「今日の比叡山、涼しいとはいえませんが、快適です!」 というではないか!涼しいとはいえないなんて正直でよ

テレビがないサウナで「ととのう」

汗と毒素を出す苦行、もしくは修行、いや拷問に近い状態で利用していたサウナ。極限まで汗を出し、もうこれ以上は無理という限界までサウナに入り、キンキンに冷えた水風呂にずぼんと入り、口から魂が抜け出たような浮遊感が病みつきになり、くたくたに疲れて帰っていた話は昨日のnoteにて。 サウナにテレビはいらないすっかりサウナで「ととのう」にはまってしまい、サウナに入りたい病にかかり、おそらく10秒動線はないであろうが近所にあるスーパー銭湯にいった。 平日の昼間にいけば、すいているかと思

くずきりを1本1本噛みしめて食べる値段になった

仕事で京都に行った。 7月の京都は祇園祭で大混雑なのと、体にまとわりつく湿気を含んだ熱波がこたえるのでできれば行きたくない。 それでも仕事を受けてしまったのだからと、渋々電車にのり、地上に出ると案の定、ぶわ~っと熱波が体を包み込む。この時点で足が電車のホームに戻りそうになる。暑い暑いとフーフー鼻息荒く歩いていると、右も左も前も後ろも外国人だらけだということに気づく。日本人はいずこに? 抹茶ソフトクリームやパフェが食べられるちょっとしたカフェをのぞくと、行列の外国人相手に

祇園祭の後祭は西が美しい

日本三大●●といわれると見たくなるし、食べたくなる。 夏と言えばお祭り、日本三大祭りの中でも人気なのが京都の祇園祭だ。 今からさかのぼること約20年前、念願叶い、祇園祭のしかも最大のハイライトとも言われている宵山と山鉾巡行を見にいくことになった。 しかも、彼氏と!となると装いは浴衣しかない。一所懸命着方を覚え、アップスタイルも練習し、刺す意味がよくわからないが、なんとなく女っぷりがあがるように見える玉かんざしまで用意し、ばっちり決めて京都入り。 楽しみすぎて、寝不足にな

「夏輝」ってイケメン?いや、甘くてとろけます

松葉カニ、香住カニ、越前カニ、柴山カニ、そして、取材時に真顔でまじんカニと言ってしまった忘れられないブランド「間人カニ(たいざと読む、念のため)」などカニブランドはなにがなんだかわからないくらいブランドがある。 牛にいたっては県名や地名がついたブランド牛がわんさかいて、もはや味音痴の私には違いが全くわからない。 冬のフルーツ女王いちごにいたっては枚挙にいとまがない。 甘さ爆発なのか、甘さ控えめなのか、甘酸っぱいのかジューシーなのか、もはや何を食べてもおいしすぎて、なんて表

実家の浸水が近づいている!遠隔で両親に避難を促す方法

秋田が全国ニュースのトップになるなんてなかなかないことだ。 いいニュースならまだしも、見慣れた秋田駅前が泥の海になっていたり、高校時代、自転車で爆走した道が崩れ、見るも無残な姿だったりと目を覆うような惨状がニュースの時間のたびに映し出される。 でも目をそらすわけにはいかない。 実家の両親、友人たちが住む秋田。 現地に助けに行くことはできないが、ライブカメラやアプリを駆使して情報を集めることはできる。 かなり役立ったのが国交省の川の防災情報 天気予報で多用されている土砂

自分ではおてもやんに気づかない

外出をしないメリットは化粧をしなくていいこと。 オンラインミーティングがあったとしても、美白の女王と呼ばれた鈴木その子さんばりにライトをあてれば、しみ、しわ、そばかすが見事に消え、画面越しには透明感あふれる肌になる。 アプリの美肌効果技術に感謝するばかり。 化粧をしないどころか、顔も洗わずに仕事ができていたのだが、いよいよ外出が増えだすと、さすがに化粧をしなければならない。 めんどくさいならやらなきゃいいじゃんとなるのだが、自分は見えないからいいのだが、しみ、しわだけでなく

バキュームを歯でキャッチし続ける夏

天気予報で気象予報士の方が 「今晩は熱帯夜です。適宜冷房をつけて熱中症にご注意ください」 「冷房は28℃に設定し、水分補給をしっかりとしてください」 と連日のように呼び掛けている。 確かに暑い。 しかし、冷房をつけると負けたような気がして(誰に?)まだ扇風機でしのいでいる。 ただあまりにも言うことをきかないとそれはそれで天気予報士の方にも申し訳ないので、水分補給はしっかりとることにしている。 というか暑いから飲まずにはいられない。 最低気温25度、最高気温32度を超える