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【曲紹介】 ちいさな飴玉

作詞、作編曲:ein himinn
vocal:あづさ
収録作品:Letter in the airs

かれこれもうだいぶ昔に作った曲です。

テレビでとあるMVを偶然見た途端、すぐにメロディと歌詞が思いつきました。
普段はサビから曲を作ることが多いですが、この曲に関しては全パート同時に出来上がっていったと記憶しています。

「ちいさな飴玉」というタイトルも割と早くから頭の中にありました。
サビでは飴玉に関連した歌詞は出てこないのですが、全体的な情景など曲を通して上手くまとめられたんじゃないかなと考えています。

どこにでも行って欲しいけど本当はここにだけいて欲しい、相反する感情の中で葛藤しつつも大切な人を想い続ける気持ちをイメージしながら聴いていただければと思います。

□歌詞
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最後まで飴玉を舐めきることなく途中で粉々にしてしまうことがよくあるのですが、大切だったものを気付けば簡単に壊してしまう、そんな脆さのようなものをテーマにしました。
普段何気なく使う「ありがとう」や「ねえ」といった言葉も、そのニュアンスや言い方次第で大きく意味が変わってしまうのはどことなく飴玉と似ている気がします。

□音楽
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表面ぎりぎりまで水を注いだコップを思い浮かべてください。そしてそのコップに飴玉をひとつ落としてみてください。
この曲の後半にある「そのあいだで想いが溢れて」という部分は、まさにその瞬間の情景を切り取ったものです。
新バージョンではピアノをnwnwさん(@20nw_10kage)に弾いていただいており、そのような心の揺らぎを繊細かつ暖かみのあるアレンジで表現しています。
(ein himinn)

□vocal
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この曲はメールをさかのぼってみたら2018年に最初のdemoデータが送られてきていました。
時の流れのはやさにびっくりしています。

ユキニフルの楽曲は一言でいうとむずかしい曲、というか個性的なものが多くあるかと思うのですが、小さな飴玉はユキニフルの楽曲の中でも正統派バラードの位置にある曲だと思います。demoが届いて聴いたとき「わ!今回!歌いやすいのでは!?」とおもったのですね。

でも、いざレコーディングしてみるとこのシンプルかつ繊細な歌詞をユキニフル楽曲を意識して歌うことの難しさ!(笑)
本当に素敵な曲でこの質感が伝わればいいなと思い、曲調に合わせて主張しすぎず、寄り添うような歌い方を心がけました。
新アレンジバージョンもとても素敵な仕上がりになっているので、ぜひ聴いてみてください!
(あづさ)

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