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息子の「できない」 原因は、もしかして私のプレッシャー?!

慎重派の兄5歳 と 何でも大胆な弟2歳

うちには5歳と2歳の男の子がいる。
弟が強く、泣かされるのは兄というパターン。
しかし、最近、兄は弟に効く「交渉術」を編み出し、なんとか五分五分に。

5歳の長男「みはる」は、幼稚園の年長さん。
慎重派で前に出るタイプではない。
だけど、給食の時間や自由あそびの時間になると、変顔や変な動きでクラスの友達を笑わせる、おちゃらけキャラでもあるらしい。
最近、You Tubeで見つけた「ドリフ」にはまり、自分のことを「あたす」と言い始めた。

2歳の次男「ふくた」は、保育園に通っている。
なんでも大胆。自分の主張をはっきりとする。
「ドリフ」のオープニングが気に入り、毎日、私を誘い、コミカルに歌い踊っている。エンドレス。

【次男の うんこ激怒 事件】
トイレでうんこが、なぜできない?それって誰のせい?

次男は、2歳8カ月で、保育園ではパンツをはいてトイレで用を足している。でも、家では、なかなかうまくできない

昨日は「うんこでる」とトイレに行ったのに、でない。
何度か繰り返して、私が離れた隙に、なんと納戸で済ませていた。
「でたよ〜」と呼ばれたから行ってみると、納戸にあるオムツBOXの中に、山盛りのうんこと小便が。そして、お尻丸出しで歩き回っている。
私は汚れ散らかした様子に怒りがおさまらなかった。
「あんなにトイレでやってと言ったのに…ウォー…」と激怒し説教した。
次男は、あまりの恐ろしさからか、泣くのではなく、笑ってふざけて、なんとかその状況を回避しようとしていた。さらに怒ったわけだけど…。

でもよく考えてみると、なんでできないのか?
私が「トイレでやってね」「どう?出た?」と繰り返し、声をかける。
それがプレッシャーとなり、彼のトイレタイムを落ち着かなくさせてたからではないか、そう気づいた。

あ、私のせいだな。
次男に申し訳なかったなと思った。

【長男の「ボタンができない」事件】
なかなか気づけなかった「あ、私のせい?!」

激怒してから、このことに気づくまで、1時間もかからなかったが、実は、長男の時には、とても時間がかかった。3年3カ月かかったといってもいい。

その話を、幼稚園の「しずく」という文集に書いた。

『ボタンができない!』
幼稚園生活、最初の壁となったのが、園服のボタンだった。ピースサインもまだできない、人一倍、不器用な三歳三ヶ月のみはるは、ボタンを一度もかけることなく、幼稚園に入園してしまった。案の定、入園早々、先生から「ボタンできない!先生やって!」とあまりに堂々と言うみはるに困ったという報告が・・。
「自分のボタンは自分でやるんだよ!」「ボタンはママやって!」「自分でやりな!」「イヤだ!」朝っぱらから大声でやりあう毎日に。「ママが手伝うから、やってみな」と優しく言ってみたり、「みはるなら、できる、できる!」と励ましてみたりもしたが、どれもこれも上手くいかない。もう、ボタンができるようになる日なんてこないのでは・・と、日々、募る不安とプレッシャー。たかがボタンされどボタンである。 
自分でも怖くなるほど叱りすぎた日、私は決めた。一か八か・・自分でボタンをやらせないことにしよう。「家ではママがボタンをやってあげる。だから幼稚園では頑張るんだよ。」と抱きしめ、送り出すことにした。
それから、ちょうど一週間たった朝。とうとう、みはる自ら「ボタンやってみる」と!初めて自分でボタンをかけることができたのだ!その嬉しそうで誇らしげ顔といったら。私は感動のあまり、ちょっと泣いてしまったし、何度も何度も頭を撫でて、大げさな拍手を送ってしまった。
みはるは、私からのプレッシャーと緊張感から解き放たれたのだ。
このボタン事件は、私の子育ての忘れられない1ページとなった。みはる育ては、私育て。母親業は奥深い。

プレッシャーをかけない自分になるには?

私は長男を産んでから、この時までずっとこんな調子だったと思う。
ちゃんとした母親に思われたい。
みんなできてるのだから、やって当たり前。
だから、頑張って。

そんなプレッシャーをかけ続けたことを、とても反省している。
しかし、次男の「うんこ激怒事件」しかり、日々の生活のささいなことでも、いまだ「プレッシャーをかけてしまう」自分である。情けない。

でも、もうすぐ6年になる子育ての中で、
今は「できない」けど、いづれ「できる」をたくさん経験し、
「できなくても困らない」を知り、
それぞれにその子のタイミングがあり、「タイミングを待つ」ことが、
子どもにも私にも、良いと気付いた。

「ありたい自分」になるのは簡単じゃない。
けれど、気づきを繰り返して、積み重ねて、少しでも、近づいていければいいなと思う。

#子育て #兄弟 #幼稚園 #オムツ #トイレ #ボタン #母の学び

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